第5話 東条英機はものわかりがいい?
昨日は、用事があり出掛けてて文が完成しませんでした。すいません。
明日は、きちんと投稿するつもりです。
横須賀に入港した第六駆逐隊に燃料を補給している間に永野と山本は、時の首相である東条英機と会っていた。
山本「ようこそ横須賀へ」
東条「それで、例の艦隊はなんだったんだ。
それに永野さんは、96式陸上攻撃機で紀伊沖へ向かったと聞いていたんですが?」
山本「これから話すこと、本当の事です。
嘘なんかじゃあありません。」
永野「彼は96式陸上攻撃機すら止まれる空母を持っているのです。」
東条「そんな馬鹿な事があるわけ無いに決まっている!」
山本「彼は、未来の日本から来たんですよ!」
東条「貴様らは、この首相である私に対してふざけているのか!」
永野「まあ、落ち着いて下さい東条さん。そんなこと言われてもしんじられないのは、分かっています。これから彼らの艦隊を見に行きます。
それで判断してください。」
永野は、有無を言わせなかった。
彼は、補給の終わった第六駆逐隊とたかなみ型4隻で艦隊を目指した。途中東条は気付いた。見慣れない駆逐艦がいることに。
東条「永野さん、あそこにいる変わった駆逐艦はもしかして、未来から来たというやつですか?」
永野「よく分かりましたね東条さん。あれは駆逐艦たかなみというらしいですよ。毎分45発の弾を撃てるそうです。最も砲撃能力の高い通常型の駆逐艦だとか。本来は、ミサイルで戦うそうです。」
東条「ミサイルというと…………?」
永野「私たちが言う墳進弾のすごいやつだそうです。位置さえわかれば、250㎞先の目標に当てることが出来るそうです。」
東条「250㎞だと! ありえん!」
船上では、そんな会話が行われていた。
艦隊に近づき、船を停止すると、護衛艦たかなみから、FH-32ヘリコプター〔通称カモメ〕が飛び立ち、私たちの乗っている雷の艦首付近でホバリングした。永野言われ、このヘリコプターに乗った東条は、落ち着かなかった。なんせ、この時代ではほとんど無かったのだから。
カモメは、東条らを国防軍旗艦やまとに運んだ。
やまとでは、川上一等海将が彼らを迎えた。
川上「ようこそ、やまとへ。私は、この艦隊指揮官である川上翔一等海将です。
とりあえず、中へ行きましょう。」
山本「そうですね。海の上は寒いですし。」
そう言って彼は、中に入っていった。
そうして話し合いを始めた。
一時間後、東条は、驚きを隠せなかった。
まず、日本が始めようとしていた大東亜戦争で負け、しかも無条件降伏するなんてだ。さらに、天皇陛下の玉音放送を聞き、日本は、強くないと実感させられた。たかが東方の島国なんだと。
東条は、川上に聞いた。これからどうすればよいのかを。
川上「山本さんに言いましたが、ハワイとマレーの攻撃の中止を願いたい。そして、2年まってほしい。2年の間に日本の軍事力を大幅に上げる事が私たちには、できる力がある。
そして、父島諸島を私たちの艦隊に基地として貸し出してください。
最後に私たちを天皇陛下に会わせて下さい!そして、各大臣とも会談させてください。」
東条「分かりました。この事を伝え、即刻作戦を中止します。それ以外はどうします?」
川上「父島諸島からの人を退去させてください。そうしたら、一ヶ月で基地を作ります。それから工業を発展させます。そして、ソビエト連邦と樺太を交換したいと思います。
満州の多くの土地と引き換えにします。その石油で、なんとか二年間耐えます。正確には、新たな油田を作り終わるまで耐えます。中国東北部黒竜江省に石油の産地があります。ただし、その油田の回りは、権利は譲りません。
油田を求めて進軍し、成功したあかつきには、石油プラントを建てます。そして、満州までパイプラインを引き、更に、日本海までパイプラインを引きます。そうすれば石油に困らなくなります。
そのためにまず、朝鮮半島の利権を中華民国に譲ります。そして、現材の日本軍の装備を中華民国に売り付けます。
そして、対ソビエト連邦専用の同盟を蒋介石と結びます。と同時に、蒋介石率いる中華民国が正しい中国の支配者だと認めます。
このようにする事で、ソビエト連邦の脅威を押さえつつ味方を増やし、更に石油の確保ができます。ここまで上手くいけばの話ですが。
こうして政治が動いている間に国内の工業力を上げます。基本的には、男女同等に扱うことから始めます。これからの戦争は、総力戦ですから。重いものは持てなくても、細かいものは作れますから。
主にすることは、規格の統一です。例えは、陸軍、海軍の航空機を同じにします。そうすれば、面倒な事は減ります。陸軍と海軍の仲の悪さを無くさなければ行けません。我々は仲良くやってますよ。り陸軍と海軍は、協力しなければやっていけないんです。それも徹底させなければいけませんね。
また陸軍には、新たな戦車を配備します。今あるのは、中国行きです。ほとんどの陸軍の装備を更新していきます。日露戦争と同じような戦い方では勝てません。
各参謀たちの考え方を一から教え直します。
それによって銃剣突撃などの馬鹿げた事をやめさせます。
更に、新たなドックの建築も行います。
それによって海軍力を高めていきます。
さらに、電子力の強化をします。
電子力を強化する事によって、暗号をばれなくします。暗号がバレたことによって、大日本帝国は、負けましたから。
また、レーダーも開発をします。
レーダーなければ戦争も成り立たなくなるでしょう。
最後に原子爆弾を作ります。
これがあれば、完璧です。
アメリカ相手なら負けはしないでしょう。」
東条「分かりました。私は、陸軍の作戦の中止をします。そして、川上さんたちが、天皇陛下に会えるように取り計らいます。」
川上「では、これからよろしくお願いします。」
このあと、日本海軍は南雲中将宛に「ツクバレヤマハレ」受けて、各港戻ることとなる。
その間国防軍、択捉島の単冠湾にといることなる。
陸軍も同様に山下中将宛に作戦中止の暗号が送られた。
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〔修正〕
太平洋→日本海




