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タイムスリップ 日本国防軍 と平和を愛した天皇  作者: 暁 楓
第1章 対米戦には、準備が必要
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第3話 海軍軍令部総長 永野 表る!

今日も宜しくお願いします。

艦長室から戻った山本はあわてて、臨戦体制をとり、いまにも主砲を撃ちそうになっている各参謀たちに声をかた。


山本「彼らは、敵ではない! 攻撃は禁止だ。

全艦に無線で伝えろ!発行信号も使って、攻撃することが無いように徹しろ!」


山本長官にしては、珍しく怒鳴っていたので艦橋に居た参謀たちは、驚いた。


「はっ!」と言い直ぐ行動した。


山本は、すぐそこまで来ているやまとを見て、これはすごいと思った。戦艦と言うもものの、彼らの戦艦は、艦橋が無かった。あることには在るが、高いものでは無かった。さっき見た写真と同じはずだが、その大きさを見るとやはり、大きいと思ってしまう。その後ろの空母なんて大きいどころではない。

なんとも言葉で表せないほどだった。普通に陸上機も止まれると思った。


国防軍の旗艦やまとが、本艦の横に来た。

やまとは、この長門よりも130mも長いので、全ての海軍兵士は驚いた。

やまとは、艦の艦首から8割が戦艦部分であり、残りの後ろには甲板がついていた。

こんな形の戦艦は、我が軍には無い形のものだ。みな驚いた。


次に、戦艦陸奥の横に来た空母には、驚かされた。

陸奥は長さ225mなのに対して、空母かまくらの長さは666mという3倍もあるのだ。

海軍の旗艦を遥かに超える大きさを見て、怖がるなというほうが、無理があるのだ。

どの艦に乗っている船員も浮き足立っていた。


丁度やまとは、縄ばしごをかけていた。

本当は、艦内に収納されている港ようのタラップがあったのだか、長門には合わなかったのだ。


やまとと兵士たちは、行き来した。

なんだかんだ言って海軍兵士同士は、気が合ったのである。日本海軍の兵士たちはただただ感心するばかりだった。



その頃山本長官は、軍令部総長の永野修身海軍大将に暗号をうった。


『彼らは、敵ではない!神の使いだ!この海域に来てみれば分かる。96式陸上攻撃機で来てくれ!

直ぐに護衛の零戦と共に来てください。これはお願いです。道中は、彼らの飛行機が案内してくれるそうです。できるだけ早く来てください!』





海軍軍令部でこの文章を受け取った永野は、山本五十六にしてはおかしな文面だと思った。彼はとてもあわてているらしい。神の使いとはという疑問が起こった。しかし、山本も慌てているほとの事だと直した。


永野は、厚木に電話をし96式陸上攻撃機と護衛の零戦を用意させた。そして、あわてて厚木に向かった。



永野は、厚木の飛行場から96式陸上攻撃機に乗り、紀伊半島起き100㎞の海上にいる長門を目指していた。すると突然、雲の間から見たことの無い航空機が飛んできた。その機体は、護衛の零戦の前に出てバンクした。しばらく謎の機体について行くと、あるところで高度を下げ始めた。

そうすると、大多数の艦が見えてきた。

案内をしていた機体は、バンクして去っていき、空母に着艦した。

その時、長門の山本五十六長官から無線による連絡があった。


山本「ようこそ永野軍令部長!ここにいる全ての艦船が彼らの船だそうですよ。そして、提案なんですが、戦艦陸奥の横にいる空母のぶながに着艦してみませんか?

彼らの力を使えば、船に追突しない限り、着艦させるそうです。私には、理屈は解りませんが。

空母かまくらのライトが点灯しているところが滑走路だそうです。ためしに護衛の零戦ででも、実験してみればいいじゃないですか。彼らの素晴らしい船に着艦して、私と同じように、彼らと話してほしいですね。

私は、軍令部総長の勇敢さに未来がかかっていると思います。ですから、着艦してください。」



その事を聞き永野は、腹をくくった。自分の乗っているこの96式で空母に着艦してやろうと!


この96式陸上攻撃機のパイロットである冨田三郎少尉に永野言った。


永野「冨田!お前ならあの船に着艦出来るな!

日本人として意地を見せてみろ!」


護衛の零戦に自分達が先頭に行くと合図した。

冨田はなんてこった!と思ったが命令である以上失敗は、出来ないと思った。

下を見たら、空母には、灯りで矢印が出来ていた。

(甲板に埋め込まれているLEDである。)

冨田は、そんなことに驚いている暇はなかった。

なんせ、初めての空母着艦が、海軍軍令部長を乗せてなのである。しかも、味方の空母ですら無いのだ。しかし、冨田は冷静になっていた。

生きていたければ、着艦しろというこどだ。

意地でも着艦してやろうと思った。

もう、空母の後方850mまで迫っていた。

空母に激突しなければよいと思い直し、高度を少しだけ上げた。そして、スピードを極限まで落とし、

甲板目指して、着艦しようとしていた。空母の上だと思い機首を下げようもしていたら機体が、少し浮いた後に、落ちて着艦した。

(この仕掛けは、このかまくらに搭載されている電磁式カタパルトであった。)

冨田は、訳分からないこんなこと始めてだと驚いていた。


止まった96式陸上攻撃機から降りてきたのは、

海軍軍令部総長の永野修身大将だ。

感想や意見お待ちしております!


〔修正〕

長野→永野 に直しました。


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