表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/10

第三章 「反応」

第三章 「反応」──不安と恥を逃げ道にするならそれは雑音だ

主な障害:感情的リアクション、自己否定


行動しようとした瞬間、脳内に声が鳴り響く。


「バカにされたらどうしよう」

「失敗したら笑われる」

「自分には無理かもしれない」


こうした反応に毎回ひっかかっていると、どんな目標もただの絵に描いた餅になる。これが“感情的リアクション”の怖さだ。実際にはまだ何も起きていないのに、頭の中ではすでに炎上も失敗も屈辱も起きていて、勝手に心が疲れてしまう。そうして人は、「やらない理由」を探し始める。


ここにあるのは“事実”ではなく、“想像の雑音”だ。


不安も恥も、元をたどれば「自分を守りたい」という防衛反応だ。しかしこの反応に毎回従っていたら、人生は現状維持から一歩も進まない。問題なのは、反応すること自体ではない。“反応に支配される”ことが問題なのだ。

「バカにされたらどうしよう」「失敗したら終わり」=反応に支配されている


大きな一歩を踏み出そうとするとき、多くの人が立ち止まる。その原因は、スキルでも時間でもない。「自分への評価」を気にしているからだ。


・自分が話した言葉が滑ったら?

・自分の投稿が誰にも見られなかったら?

・ビジネスがうまくいかずに借金を背負ったら?


どれもまだ“起きていない”のに、あたかも決定事項のように感じてしまう。つまり、未来への反応に自分が飲み込まれている状態だ。


ここで重要なのは、反応=自分ではない、という視点を持つことだ。不安も羞恥も、反射的に湧く「心の通知音」にすぎない。通知に反応して、行動を止めるのは自由だ。でも、通知を無視して動き続けることもできる。


本当に優先すべきは、感情の声ではなく、「目的」の声だ。

行動を“感情の結果”にするな、“目的の手段”にしろ


行動が“感情の結果”になっている人は、調子がいいときは動くが、少しでもネガティブになると止まる。「今日はなんか乗らない」「気分が落ちてるからやめておこう」。これではいつまで経っても安定した進歩は得られない。


成功する人は違う。「気分」ではなく「目的」に従って動く。


たとえば、ジムに通う理由が「夏までに腹を割る」と決まっていれば、多少しんどくても通う。感情が「面倒くさい」と言っても、目的が勝つ。


行動とは、感情の言いなりになるものではなく、目的に奉仕する手段であるべきだ。


重要なのは、「何のためにこれをやるのか」を明確にしておくことだ。目的が強ければ、感情のノイズに左右されにくくなる。


そしてもう一つ。「感情を感じてはいけない」とは言っていない。感じてもいい、でもそれに“引っ張られすぎない”ことが肝心なのだ。

自分の内面に騒がれるほど、現実は置いていかれる


どんなに不安を感じようと、どんなに自己否定が頭をよぎろうと、それは現実には何の影響もない。実際に何かが進むのは、「現実で動いた人間」だけだ。


つまり、感情に騒がれている時間=行動が止まっている時間。

言い換えれば、考え込むほど、現実からは置いていかれるということだ。


たとえば、AとBという2人がいたとして──

Aは「うまくいくかな」「怖いな」「見られてるかな」と頭の中で延々シミュレーションしている。

Bは「怖いけど、やる」と言ってすでに動いている。


この2人の差は、時間とともに**“見えない大差”**になる。


Aはスタート地点で悩んでる間に、Bは5回ミスしながらも学び、6回目には何かを掴んでいる。ここにあるのは、才能の差ではない。**“反応との向き合い方の差”**だ。


自己否定が出てくるのも当然だ。「自分なんかにできるのか?」「どうせ続かないんじゃないか?」そんな声は誰の中にもある。ただし、成功する人はその声を鵜呑みにしない。「出てきたけど、だから何?」と、距離を置く。


感情の波を“現実の舵”にしてはいけない。必要なのは、波があっても進む船を持つことだ。

感情を受け流すスキル=自己駆動のエンジン


感情をゼロにすることはできない。不安も恥も、脳の仕組み上、自然に出てくる。それを「なくそう」とするのではなく、「扱い方」を学ぶ必要がある。


・「また来たな」と気づく

・「これは自分を止めるための思考だ」と理解する

・「目的に従って行動する」と決める


この3ステップを繰り返すことで、人は“自己駆動”できるようになる。


自己駆動とは、「やる気があるからやる」ではなく、「やると決めたからやる」状態。これができるようになると、気分の波に左右されなくなる。


つまり、“反応”より“意志”を上に置く。これが、この章の核となる考え方だ。

まとめ:「反応を選べる人」だけが前に進める


この章では、「感情的な反応」がどれだけ行動を妨げるかについて触れてきた。不安、恥、自己否定──どれも生まれるのは自然だ。しかし、それに支配されて動けなくなることが最大の障害だ。


ここでの要点をまとめよう。


「バカにされたらどうしよう」「失敗したら終わり」は、まだ起きていない“反応”に支配されている状態


行動を“感情の結果”にしてはいけない。“目的の手段”に変えることで、ぶれない行動が可能になる


自分の内面が騒ぐほど、現実は静かに離れていく


感情をゼロにするのではなく、反応を扱うスキルを持て


「やる気」ではなく「意志」に従って動く。それが自己駆動だ


成功したいなら、まず“反応に引っ張られない自分”になることだ。心の雑音をシャットアウトし、目的を指針に行動する。その積み重ねだけが、現実を動かす。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ