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推しの声が聞こえる  作者: 鏡野ミツル
51/58

第51巻:『恋と日常と、少しのすれ違い』

はじめましての方も、おかえりなさいの方も。


ここまで長い旅路を一緒にしてくださった読者の皆様、本当にありがとうございます。この第51巻では、波乱と冒険の多かった展開から一歩落ち着いて、やっと着いた「穏やかな日常」と「恋人としての始まり」をテーマに描いています。


健太と美咲、ようやく二人の想いになったけど、そこからが「本当のスタート」。想いを伝え合って終わるじゃなくて、それでもそこだからこそが一番大切で、そしてちょっと難しい。


ぎこちなくて、器用じゃなくて、でもまっすぐな二人の姿を、どうか守っていただけたら嬉しいです。

●第1章:はじまりの朝


春の柔らかな光が差し込む朝。健太は目覚めと同時に、ふと昨日の美咲との時間を思い出していた。ようやく想いを伝え合い、これからが新たなスタート。しかし、どこか少し照れくさくて、まだ「恋人同士」らしい距離感がつかめずにいた。


その日、美咲と待ち合わせたカフェでは、お互い意識しすぎて会話がぎこちない。


「えっと……今日は、晴れてるね。」


「う、うん。……健太のシャツ、似合ってるよ。」


まるで初デートのような空気に、二人は思わず笑い合う。


●第2章:気持ちのズレ?


順調に見えた関係だったが、ある日、美咲が急にそっけなくなる。理由もわからず戸惑う健太。メッセージの返信も短く、デートの誘いも「ちょっと忙しいから」と断られる。


健太は不安になり、心配が募っていく。


「もしかして、俺……なんかしたのかな。」


その夜、美咲の親友・沙希から連絡が入り、「ちょっと美咲、今いろいろ悩んでるみたい」とだけ伝えられる。


●第3章:美咲の想い


実は、美咲は「恋人になった途端に距離が変わってしまうのが怖かった」ことを悩んでいた。これまでの心地よい友達以上の関係が壊れてしまうのではないか。そんな不安が、彼女を少し臆病にさせていたのだった。


沙希の後押しもあり、美咲は健太に本心を打ち明ける。


「ごめんね、ちゃんと向き合うのが怖くて……でも、健太と一緒にいたい気持ちは、ずっと変わってないよ。」


●第4章:歩幅を合わせて


健太は、美咲の手を優しく取って言う。


「じゃあ、ゆっくりでいい。一緒に歩いていこうよ。」


その言葉に美咲は頷き、また二人の距離は縮まっていく。すぐに完璧な関係にならなくても、お互いの気持ちに寄り添いながら進んでいける。それこそが、二人の新しい愛の形だった。


●第5章:恋のはじまりの、その先へ


季節は春から初夏へ。少しずつ空気も暖かくなり、二人の関係も自然にほどけていく。友達のように笑い合いながら、恋人として少しずつ距離を深めていく時間。


カフェで一緒に宿題をしたり、駅前のベンチで夕焼けを眺めたり。何気ない日常の中で、二人は確実に「恋人」になっていた。


第51巻・完

最後までお読みいただき、ありがとうございました!


今日はアクションも異世界も魔法も(ほぼ)なし!純粋に日常と恋、そしてなんとなくを描いた巻になりました。


読者の皆さんの中にも、恋をして、不安になったり、距離感を詰めたりした経験のある方もいるかもしれません。そんな気持ちに、ほんの少しでも寄り添えたなら、この巻は書いてて真面目に思います。


次巻では、新キャラの登場でまた波乱が……!?

ぜひ、引き続きお付き合いください!

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