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混浴


「はあ〜〜……極楽です〜♪」


「これが風呂だらかぁ。全身の力が抜けていく……こんなの初めてだらよ〜」


「……」



俺たち三人は今、プラチナがゴーレムに造らせた風呂に入っていた。


俺の両隣でくつろぐ二人は、ぞれぞれ長い髪をタオルでひとまとめにして頬を上気させている。


…………シンシアさんの誘いを断れなかった。


おかげで俺は今、子供のプラチナはさておき、シンシアさんの存在を意識するあまり気が気じゃない状態だ。



「ふぅ……」



シンシアさんが髪をかきあげると桃色に上気したうなじから柔肌を伝って雫が落ちていく。


丸みを帯びた膨らみにも玉の汗が次々と浮かび、深い谷間へと流れ落ちていく。


その様は嫌でも俺の男としての本能を刺激した。



「スザクさん」


「は、はい!?」


「プラチナちゃんにもお風呂の良さがわかってもらえてよかったですよね〜」


「あ、ああ、そうだな……気に入ってもらえてよかった」


「湯につかるのがこんなに気持ちいいとは思わなかっただらよ。……ん? それよりヘンタイ、なんで股をおさえてるだらか?」



びくっ。



「な、なんでもない。子供は子供らしく、黙って風呂を堪能しろよ」


「ふ〜ん……なんだかあやしいだらねぇ。もしかして、風呂の中で遊べるオモチャでも隠してるんじゃないだら? ーーええーい!」


「うわ!?」



あろうことかプラチナ(クソガキ)は俺の股間目掛けて飛びついてきた。今身体的な秘密を知られたくない俺は自然とシンシアさんの方へと逃げる形になる。それがいけなかった。



「きゃっ!?」



シンシアさんと接触した俺は覆い被さるように倒れ込んでいた。手にはもっちりとした柔らかい感触……。しかもそれだけじゃなく、あろうことか彼女のつるんとしたお腹に当たるのは俺の……



「いやぁぁぁあああっ!!!」



完全に不可抗力だった。


だがさすがは女神だ。


シンシアさんはけだものから守るように体を抱きしめただけで、俺をぶつような真似はしなかった。


もちろん、涙目になっていたり、しばらく俺を怯えるような目で見てはいたがそれだけで、風呂から上がったあとはいつも通りに接してくれた。


俺がその後、子供にわからせてやったのは言うまでもない。



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