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登場人物紹介

完結したので

ネタバレ注意


白咲(しらさき) 由紀(ゆき)

性別∶女

年齢∶14歳

身長∶139.2cm

ヒーロー名∶────

ポジティブオーラ∶─────

怪人名∶トドカヌヒビ

ネガティブオーラ∶傲慢の汚泥(トドカヌヒビ)

 一応主人公。付け合せのパセリは食べなくていいと思っている。

 フィジカル最強で、まともな状態であれば作中で若葉が言っていた通りどんなに強い怪人やヒーロー相手でも生身で戦えるし勝てる。

 一方メンタルクソ雑魚で、一度折れた相手には決して立ち向かえない。精神が脆いのでどんなに弱いNA(ネガティブオーラ)PA(ポジティブオーラ)であっても影響される。最初に出会った“油の怪人”の纏うNA(ネガティブオーラ)が“敗北の気配(ルーザーズオーラ)”であったために強い敗北感を植え付けられ以降怪人と戦えなくなる。仮に最初に出会った怪人のNA(ネガティブオーラ)が“敗北の気配(ルーザーズオーラ)”でなかった場合そのままぶちのめしてヒーローになってた。そのときは最強のヒーローとなり最終的には怪人の生まれない平和な時代が訪れる。


 トドカヌヒビは由紀がヒーローに対する敗北感から怪人になったものでその性質上ヒーローには絶対に勝てない。本人が強すぎるが故に怪人としての異能が“相手のヒーローより一段階下の力しか出せない”という制限しかない異能になっている程。

 本編以後はヒーローと戦ったら激戦の末必ず敗北、そしてヒーローに敗北したことで再び怪人へと変身するという性質のためヒーローに変身出来るようになったばかりの人間に実戦経験を積ませるための道具と成り果てていた。

 結果負ければ負ける程NA(ネガティブオーラ)の影響範囲と影響力が強くなり、彼女のNA(ネガティブオーラ)に当てられて怪人化する事例が多発。この事態を受けヒーロー連合は大規模な討伐作戦に乗り出すが失敗、いたずらにトドカヌヒビのNA(ネガティブオーラ)の範囲を広げるだけとなった。

 作戦後彼女のNA(ネガティブオーラ)の範囲は日本の半分を覆う程に広がった。一般人が入った瞬間に怪人に落としてしまう程NA(ネガティブオーラ)の濃いエリア“怪人域”、かろうじて一般人が生活出来るがヒーローが変身出来ない“境界域”に二分される。

 普段は泥の繭の中で眠っておりそこでは時間の流れがほぼ止まっていると言っていいほど緩やかなため肉体、精神共に成長がほぼ止まっている。


 ───いつかの日々は既に届かぬ程遠く、知らぬ間に心に入った罅には触れられぬ。故に砕け、堕ちるのだ。





大槻(おおつき) 若葉(わかば)

性別∶女

年齢∶14歳

身長∶171.8cm

ヒーロー名∶ムーンジャンパー

ポジティブオーラ∶月下の跳躍(ムーンジャンパー)

怪人名∶オチタルツキ

ネガティブオーラ∶虚飾の月光(オチタルツキ)

 準主人公。出されたものは全部食べるので付け合せのパセリも食べる。

 由紀程ではないがかなり運動出来る。かわりに勉強は苦手でテスト前は由紀に勉強を教えて貰っていた。

 由紀を守りたいという思いからヒーローに変身したため由紀に危険が及ばない限り変身出来ない。

 異能は”月光の物質化“。ハンマーを出したり弾丸を発射したりしているのはこの異能。別に月が出ていなくてもこの異能は使用可能。我々には見えないだけで月はそこにあるのだから。

 本編後は直人と付き合い結婚、一人息子が生まれた後トドカヌヒビ討伐作戦に参加する。そこでトドカヌヒビと交戦、勝利。由紀を守るための力で由紀を傷付けたことで自己矛盾を起こしたところをマネクアクイとトドカヌヒビのNA(ネガティブオーラ)に当てられ怪人化した後に死亡。その遺体は怪人“──────”によって冒涜されている。


 ───彼女の月(白咲由紀)が堕ちた時点で、遅かれ早かれこうなることは決まっていた。ヒーローでは彼女を救えないのだから。





葛原(くずはら) 直人(なおと)

性別∶男

年齢∶13歳

身長∶161.1cm

ヒーロー名∶ソルニティ

ポジティブオーラ∶無限の陽光(ソルニティ)

怪人名∶なし

ネガティブオーラ∶なし

 ライバル?枠。パセリは人の食べ物ではないと思っている。

 日本最高クラスのヒーロー“ソルニティ”の正体。

 勉強はそこそこ出来るが運動は苦手。だが変身後は溢れ出る陽光を纏うことで体が強化され筋骨隆々の巨漢になる。性格も若干変わる。

 異能はそのまま“陽光を纏う”こと。纏った陽光を操作して熱を操ったり、陽光の持つ希望の性格を用いてNA(ネガティブオーラ)を打ち払える。ただしあくまでも“光”であり“炎”ではないので植物系の怪人とは相性が悪い。

 トドカヌヒビ討伐作戦に参加し、他のどのヒーローよりもトドカヌヒビを撃破するが疲労と怪我が重なり、乱入してきた他の怪人に襲われて死亡した。その遺体は怪人“──────”によって冒涜されている。





加藤(かとう) 祐司(ゆうじ)

性別∶男

年齢∶19歳

身長∶175.3cm

ヒーロー名∶なし

ポジティブオーラ∶なし

怪人名∶なし

ネガティブオーラ∶なし

 巻き込まれた一般人。パセリは嫌いだが彼女の前ではカッコつけて食べる。

 ショッピングモールでナンパしてた三人のうち一人。マネクアクイと出会い逃亡、後怪人化した友人から由紀を守るため飛び出した。

 あの事件の後大学でヒーローのサポートアイテムを研究し、開発したアイテム達で何度もソルニティ達を助けた。

 本編後に大学の後輩と結婚し一人娘が生まれる。ナンパなんかせずに真面目にやるのが一番だと思ったとか。

 ヒーローにも怪人にもならない中途半端な普通の人間。





志藤(しとう) 真木(まき)

性別∶女

年齢∶27歳

身長∶171.2cm

ヒーロー名∶なし

ポジティブオーラ∶なし

怪人名∶炎の怪人

ネガティブオーラ∶羨望の気配(エンヴィーオーラ)

 白咲家のメイド長。パセリは由紀が食べなかったものをこっそり食べる。

 由紀が幼い頃から白咲家に仕えている。最初は由紀のことを嫌っていたがいずれその嫌悪は羨望へ、羨望は恋慕へ変わっていった。そこを漬け込まれ怪人にさせられた。

 異能は“羨望の感情を向ける”こと。羨望の感情でむりやり対象の感情を塗り潰すので強制的に変身を解除させる。本編では変身したばかりであるため威力が弱く、知り合いが怪人化したことで動揺しているソルニティとムーンジャンパーくらいしか変身を解除させられない。

 ソルニティとムーンジャンパーの連携で撃破されたが単独で戦えばかなりの強敵。もしマネクアクイのNA(ネガティブオーラ)ではなく普通に怪人化していたらトドカヌヒビに次ぐ最悪の怪人となっていたかもしれない。


 ───憧れに近付きたい。その感情が命取り。彼女がするべきは手を伸ばすことではなく手を引いてやることだった。由紀にとって姉のような存在であり、そして彼女と違い挫折を多く味わった彼女ならば最悪の怪人が生まれるのを防げたかもしれない。






今川(いまがわ) (ほたる)

性別∶女

年齢∶17歳

身長∶162.3cm

ヒーロー名∶なし

ポジティブオーラ∶なし

怪人名∶マネクアクイ

ネガティブオーラ∶嫉妬の口吻(マネクアクイ)

 黒幕。パセリは時と場合により食べる。

 何もなかった虚無の女。虚空の哲学者。

 街で見かけてビビッと来た人間を怪人へと変える。ひと目見て由紀のことを気に入り、白咲家に新人メイドとして雇われた。

 由紀達の通う学校は中高一貫なので高校進学と同時に編入、由紀の登下校に合わせて陰から護衛しており怪人以外の脅威は由紀を傷つける前にしっかりと排除していた。まあ怪人以外なら由紀は返り討ちに出来るが。護衛が蛍一人なのは由紀も蛍も怪人に襲われたことを報告しないから。

 当然ショッピングモールにも秘密裏に護衛として付けられており、マネクアクイにやられて護衛が出来なかったと証言。真木から滅茶苦茶叱られるだけで済んでいる。

 由紀の付近で怪人が多いのは彼女が怪人を生み出していたから。怪人化した奴が由紀を付け狙うのは由紀に対する負の感情を煽って怪人化させるから。


 NA(ネガティブオーラ)は本編中では範囲が極小で辛うじて人が二人入れるくらいの面積だが強力。範囲内に入った人間は“ソルニティ”レベルでもない限りヒーローであっても怪人化する。ただし外付けの負の感情なので普通に怪人化するより弱い怪人になってしまう。由紀をNA(ネガティブオーラ)で即座に怪人化させなかったのはそのため。最終的に由紀の抱いた敗北感を後押しする形でNA(ネガティブオーラ)を用い、最悪の怪人を作り上げた。

 異能は”悪意を振りまく“こと。悪意を振りまくためにテレポートしたりNA(ネガティブオーラ)の範囲を弄ったり出来る。本編中では怪人化させるために絞りに絞っているが本来は薄く広く日本全土を覆う程。薄く広げるとヒーローヘの変身は可能だが新たなヒーローは生まれなくなるという性質に変化する。


 ───手招く悪意。常に自分ではない自分というありもしないものを妬んでいるので自己が最高であることを示すため世界を滅ぼそうとする。

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― 新着の感想 ―
[良い点] まさかの全滅からのごっついヘビーなバッドエンドだった… 救済出来るビジョンが見えないよぉ…
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