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第1プルプル プロローグと日常の始まり

 やぁ! とりあえず先に行くのだ。


 世界は危機に瀕していた。度重なる天災。自然を省みない開発。それによる環境汚染。資源枯渇による紛争に戦争。終わらない民族弾圧と虐殺。


 人類は己自身で首を絞め続け、あとは星ごと滅びを待つだけだった。星は限界だった。だが星は人類と違い、滅びを良しとしなかった。この星は生き永らえる為に奇策を取ることにしたのだ。


 緩慢な死を迎えつつある世界に突如として異形の者達が現れた。それは本当に唐突だったという。誰しもが知るファンタジーの世界に出てくるような生物が世界に現れたのだ。そしてその者達は瞬く間に世界中に溢れた。


 彼等は人類にはない技術を持っていた。それは星を救う事が出来るものだった。


 かくして人類は瀕死の時を乗り越える為、ここに新たな生命を隣人として迎える事になる。


 ……まぁ勿体振らずにぶっちゃけてしまうと僕の姉さんはスライムだって事になるんだけどね。


 



 

 ある日、父さんが僕を外食に連れ出した。珍しくドレスコードのある店で、僕は一体何の記念日だったかを思い出すのに苦心していた記憶がある。


 あの時僕はまだ中学二年生で……特に中二病に掛かったりもしてない普通の中学生だった。ものすごく高そうなお店にドギマギしちゃったけど仕方無いと思う。だってその時の僕は本当に普通の子供だったから。


 何故か服装はクラシカルな燕尾服という一風変わった指定で戸惑った。でも父さんも燕尾服だからそういうものだと思ってた。ムキムキな父さんの燕尾服はちょっと違うものに見えたけど。ホワイトタイとかお洒落な首輪に見えたし。


 慣れない正装と慣れない高級店。強烈な場違い感に僕は恥ずかしさを覚えていた。でもそんなことはすぐに吹き飛ぶことになった。


 お店で父さんに紹介されたんだ。


『お父さんな、再婚することにしたんだ。で、この人が奥さんだ』


 そういって紹介されたのは透明で緑色の巨大なゼリーだった。


 うん、巨大なゼリーで動いてるの。巷ではスライムって言うの。


 胸に抱えた時の布団サイズで、とにかく透け透け。それが椅子に載ってプルプルしてた。椅子の背もたれが丸見えだった。


 僕はこの時ドッキリを覚悟した。


『いやぁ、見た目はアレだがすごくいい人なんだぞ?』


 やたらと朗らかな父の言葉に僕は父の正気を疑った。


『うふふふ。よろしくね~コウちゃん』


「……ちょっと待とうか父さん……いや、親父どの」


 僕はこの時、家を出る決意をし、大人への一歩を踏み出していた。だってスライムが喋るとかちょっと。しかも再婚とかちょっと。


『息子が一気に大人になった!? ど、どうしよう……赤飯か!?』


 親父は息子の成長に狼狽していた。僕は初めから狼狽してたけど。


『あらあら、孝俊たかとしさんたら。そんなに慌てちゃって……ほら落ち着いて? 帰りにスーパーで小豆を買って帰りましょう。でも……どうせならお赤飯よりもコウちゃんの好きなものにしましょうか。折角家族になるんですもの。ちゃんと思い出に残るようなお祝いにしたいの』


 プルプル震えるマスカット色のスライムと、慌てふためく燕尾服でマッチョな父。その姿は明らかに店の雰囲気から浮いていた。お店の人はマネキンみたいに固まってたし。むしろよくこのお店の予約取れたよね。


 これが後に僕の人生を変えることになるとはこの時、僕は夢にも……思ったわ。ガッツリ思った。


 むしろ人生が終わったと思ったわ。


 父さんのことが信じられなくなった。再婚するのはまだ良い。分かる。むしろ喜ばしい。うちはずっと父子家庭だったから。だから再婚は構わなかった……でも、何でお相手はスライム?


 せめて人の形をした種族にしとこうよ。巷で人気のアイドルとかさ。せめて人の形をさぁ!


 でもこの話にはまだ続きがある。そう、まだ続いたのだ。


『……そうだな。俺も赤飯は少し苦手だ。コウもそんなに好きではないから……プリンにするか』


 ムキムキな腕を上げて顎を撫でる親父どの。燕尾服なのにSPにしか見えない。椅子が悲鳴をあげているような見事なマッチョだ。


『あらあら、コウちゃんはプルプルが好きなのねぇ~』


 この時の僕は真っ白になっていた。プルプルのスライムが目の前で父親と仲良くしてる……そんな光景は思春期の心に大ダメージだった。


 多分思春期じゃなくても大ダメージ必至だよね。でも二人は遠い目をする僕を置いてきぼりにして仲良く会話を続けていたんだ。


『それじゃ家族四人でプリンを食べるか。帰りにスーパーで買うとしよう。最近のコウのブームは濃厚プリンだな。確かに旨いんだが仕事帰りに寄ると何故か毎回値引きされてて売れ残っているんだよなぁ』


『あらあら』


 近所のスーパーはお得意様だ。コンビニは高い。仕事でよく家を空ける父のお陰で僕もそれなりに主夫だった。美味しくて安い……それは正義だよ。値引きシールは愛の証だよ。


 ……で、この時はスルーしちゃったんだ。不覚にも父の決定的な一言を。スライムってプリン食べるのかなぁって余計な事を思ってしまったんだ。だって共食いっぽいし。


『それじゃ……顔合わせも済んだし……もう一人とも挨拶するか』


 父はいつもの父だった。少なくとも偽物ではなく何かに寄生されてるようにも見えなかった。背中にファスナーもなかった……ような気がする。


「……親父どの。二人目の奥さんとか……どうなの?」


 僕はこの時、父親の業の深さを知った。


『いや、向こうも連れ子でな。コウの姉になる』


「……あね?」


 この時の僕はもう限界だった。お店の人がハラハラしてるのが見えてた。でもね……驚きってさ、突き抜けると逆に驚けなくなるんだよね。


『はいはーい! よろしくねー! いやぁ、いつ紹介されるのか今か今かと待ってたのになかなか出番が無いんだもん。あ、私のプリンには生クリーム盛り盛りのトッピングでよろ!』


 四人掛けのテーブルに座る僕ら。僕の隣は父さんで。斜め前がマスカットなスライム。そして目の前。奴はそこの空白だった椅子に現れたんだ。


 真っ赤なルビーみたいな……紅いスライムがポヨンと踊り現れたんだ。


 僕の物語はこうして始まった。スライムが僕の姉になった瞬間だった。この時がさ。


 ……納得いくかぁぁぁぁぁ! なに考えてんだ親父ぃぃぃぃ!


 と、僕はそのあとすぐに思春期特有のキレる子供になりました。荒ぶりまくりました。でもお店の人はすごく優しかったです。すごく大暴れしたのに優しく慰めてくれました。


 そして父は再婚したのです。


 ……こうして僕にスライムの家族が出来ました。






 それから二年が経ちました。僕は近所の高校に進学しDK(ダンディーな高校生)として青春を謳歌していたのでした。勿論可愛いおねえたまとの毎日は幸せで幸せで蕩けてしまいそうです、えへへ。


「……っと。うふふ。これで昨日の日記は書き換え終えたわ。さてコウちゃんが起きる前に……」


「起きる前になんだって?」


 今日は憂鬱な月曜日。しかも早朝、朝の五時だ。僕の部屋にある机には日課である日記帳が開かれていて、すぐ側に紅いスライムの姿があった。物音に目が覚めて確かめたらこれだった。


「……お、おはよー。コウちゃんってば早起きね」


 机の上の紅ゼラチンはぎこちなくブルッブルッと震えていた。とりあえず……外に放り投げることにした。


「あだだだ! コウちゃんもっと優しく掴んで! お姉ちゃんの珠のような体がキズモノになったら責任……取ってもらうぞ~? げへへ」


 てーい!


「ぎにゃぁぁぁぁぁぁ!」


 よし。窓の外には今日も綺麗な空が広がってる。朝焼けが綺麗だなぁ。でも窓は閉めておこう。ロックもしっかりと……。


 ガチャ。


「ちょっと酷いじゃないの! お姉ちゃんを窓から放り投げるなんて! そんなの弟として失格よ!」


 自室のドアが開き、紅いスライムが部屋に乗り込んできた。心なしか……ぷりぷりだ。というか、ぷりんぷりんだ。


「帰ってくるの早いよ。てか毎日言ってるけど日記を弄らないでよ」


 この人……このスライムは僕の姉であるスライムだ。バスケットボールを三割増しにしたくらいの大きさで紅く透明なスライムだ。巨大なルビーというか和菓子にみえる。中身の無い紅い水まんじゅうだね。


 それが毎度毎度器用にペンを持ってさぁ。そのスライムボディがでんでん虫の角みたいに、にゅにゅにゅと伸びてペンを掴むのはどうかと思う。


「だって……味気ない内容だったから」


「日記ってそういうもんだよ。そしていつものように反省してないね。悪びれもしないとか」


 むしろ逆ギレしてたし。今はベットの上にピョンと乗り、上下にポヨンポヨンしてる。見た目は完全にスライムなんだよね。メ○とか、ぶつけたい。メラ○でもいい。ギ○でもね。でもバ○は微妙だ。あれは……微妙だ。


「だって……せめて日記の中だけでもラブラブしたいんだもん!」


 窓を開けてお空に、てーい!


「ぎにゃぁぁぁぁぁぁ! 手慣れてるぅぅ! お姉ちゃんスローの腕前が既に熟練の域にぃぃぃ……」


 がらがら。ピシャン!


「……ふぅ。流石にまだ早すぎるから……もう一眠りしようかな」


 学校はそんなに遠くない。というか五時に起きる必要すらないし。でも目が完全に覚めちゃった気もする。……うーん。とりあえずドアに鍵を掛けて……。


「うふふ、お姉ちゃん枕で一眠り……しちゃう?」


「よし、朝食の手伝いに行こう」


 そして僕はベットの上で枕に擬態しているスライムを残して鍵を開け、ドアを開け、そして鍵を外から掛け直して階下のリビングへと向かった。いつも思うけど復帰が早すぎる。壁の何処かに穴が開いてるのかと不安になる早さだよ。





 僕の姉となったスライムはとても好意的なスライムだった。それは初対面からそうだった。姉弟になる記念として誓いのキスを、と言われ、とりあえず近くにあったテーブルナイフを突き立てたりもした。


 それでもあのラブラブアタックは止まらなかった。朝起きたら枕になってたり、布団の中に潜んでたりするのは当たり前。お風呂に乗り込んでくるのもほぼ毎日だし、夜なんて奇声を上げながらまとわりついて来るのだ。


 それが二年。


「あらあら、今日もラブラブねぇ」


「母さんからもなんか言ってやってよ。日記の捏造は本気で困るんだよ?」


 キッチンでプルプルしてるマスカットなスライム……いつも、のほほんとしてる母さんはこの時間から朝御飯の支度をしていた。


 姉があんなスライムだったからか、母さんとはすぐに打ち解けた。見た目は確かにアレだけど、父さんの言った通りにすごくいい人だった。優しくて温厚で……見た目は透明な緑色のスライムだけどさ。母さんの方が二回りは大きいので姉はいつかこのサイズになるのだろう。


 正直怖くて堪らないが。


「うふふ、あの娘は本当にコウちゃんが大好きねぇ。お母さんも大好きよ~」


 ……スライムは感情表現がとても直接的でこっちが困る。いくら結婚にショックを受けて闇に落ち、中二病に罹患しかけた僕でも、ここまで好意的な相手に冷たく当たることなんて出来なかった。


 父さんには殴り掛かったりもしたけど、あっさり返り討ちに遭った。そんなズタボロな僕を母さんは優しく慰めてくれた。


 ……短かったなぁ、僕の反抗期。


「そろそろお父さんを起こしてきてくれる?」


「あ、うん。分かったよ」


 毎回思うけど、このスライムボディで朝食を作ったりとか家事をしてるんだよね、母さんって。


 ……どうやって目玉焼きとか作ってるのか今も謎なんだよね。毎日ちゃんとご飯の支度出来てるし。掃除機とかも使いこなしてるみたいだし。むむむ、謎だ。


 でも深く考えても仕方ないので僕は父の部屋に向かった。父は公務員で日本異種族対応局という所に勤めている。母さんと出会ったのはそこだったらしい。業務として日常生活とかの相談相手をしているうちに二人の間で愛が芽生えていったそうな。


 ……父親のそういう話を聞かされて息子はどうしたら良かったのかな。


 すごくムキムキでどう見ても役所の職員に見えない父さんだけど、仕事してるときはすごく格好が良いらしい。実は何人もの奥さん候補がいたそうで……息子はどうしたら良いのさ。全く。


 父さんに好意を持つ人が沢山居た中で見事父さんをゲットしたのが今の母さんだった。母さんは意外と押しが強くてしっかりとしてるから……なのかなぁ。熾烈な女の戦いがそこにはあったそうな。父さんは話しながら少し震えてたから……すごい戦いだったんだろう。


 まあ今となってはどうでもいい話になる。母さんに関しては。うちはずっと父さんと二人だったから……今の生活は昔から憧れていたものだったから。


 物心ついた時から僕は父さんと二人だった。産みの母について父さんは何も教えてくれなかった。ただ寂しく微笑むだけで。子供でもそりゃ気を使って聞けないよね。だから……友達の母親が羨ましかった事もある。少しだけだけどね。


 だからかな。母親のいる今の生活は、ただの日常であっても……なんとも言えない安らぎを感じさせてくれるんだ。あれがきっと母性愛ってものなんだろうと、僕は勝手に思ってる。


「父さん? 朝だよ」


 二人の愛の巣、と書かれたドアプレートが掛けられたドアをノックする。息子としては夫婦がラブラブなのは喜ばしい事なんだろうけど……母さん……スライムなんだよね。とりあえず返事を待たずにドアを開けた。


「お、おはよう。今朝も元気だな」


 部屋に入ると父さんは既に起きてて服を着替えていた。僕の方をちらりと向いてまた着替え続けている。公務員なので白のYシャツにスーツだ。今はネクタイを格闘中。一時期クールなんちゃらでアフロで出勤してたけど……通報されて中止になったらしい。父さんはムキムキだからヤクザに見えたそうだ。


 今もクローゼットの中にはその時のアフロシャツが入ってる。……アフロ? なんか違うような……まぁいいや。

 

「うん。おはよう。また日記を弄られた。スライムに効く毒薬とかないの?」


 物理的な攻撃は効かないんだよね。冷凍庫に入れても大丈夫だし。こうなると毒だよね。それしかないよね。未だに弱点が不明なんだ。


「はっはっは。そんなものがあったら即回収だ。一応それも父さんの仕事だからな」


 異種族対応が仕事だもんなぁ。それも仕方無いか。ため息でちゃうよ。

 

「……だよね。それはそうと……父さん」


 父さんはまだ背広を着ていない。だからはち切れんばかりの筋肉Yシャツ姿なんだけど……。


「ん? なんだ?」


 父さんの精悍な顔つきが少し緩む。


「……いや、なんでもないよ」


 父さん……なんでショルダーホルスターを着けてるんだろう。ただの公務員だよね? ここはノータッチかなぁ? 


「んん? あ、これか? これは拳銃じゃなくてスタンガンだから……まさかお姉ちゃんに使う気か!?」


 父さんはいつの間にかネクタイを締め終わり驚愕していた。そんな父に僕も驚愕だ。


「電線でショートしても大丈夫だった相手にスタンガンってどうなの?」


 ちなみに僕は無実だ。窓から投げるときは、ちゃんと気を付けてる。ショートしたのは姉が僕にイタズラしようとして電柱に登っていた時だ。消防車も駆け付ける事態になって、めちゃめちゃ怒られていた。何故か僕も怒られたけど納得いかないよね、全く。


「……そういやそうだったか。これは……まぁ護身用だな」


 父は腕を組み唸っていた。腕の太さが僕の太ももよりも太い。どうして僕は父親似ではないのだろう。じっと手を見る。にぎにぎ。 


「そのスタンガンって意味あるの?」


 ぶっちゃけ異種族と呼ばれる人達には効かないと思う。だって一番弱そうなスライムでも電撃に強いんだもん。


「……まぁこりゃ人間用だな。まだまだ多いからなぁ、過激な反対派が」


 人類は確かに以前滅びかけていた……らしい。そしてそれを救ったのが世界に突如として現れた異種族達、つまりファンタジーな世界の住人達だった。


 有名な人だと総合大使のエルフなお姉さんとか、アイドルやってる猫娘な人とか、吸血鬼なんて人もいる。


 日本人はわりとすんなりと受け入れたみたいだけど、他の国は揉めに揉めたらしい。人間至上主義者が沢山居たって事になるんだけどね。捕まえて解剖を計画してた国も一つや二つじゃない。


 だから……実は日本だけなんだよね、異種族をまるっと受け入れた国っていうのは。流石、オタクの国だよ。テレビも特集がすごいし。


 でも……そんなオタクの国でも反対する人は出てくるもので。


 それが父さんの言っていた『反対派』って事になる。その人達は口を揃えて言うそうだ。


『化け物はこの国から出ていけ』と。


 そして異種族を支援する父さんの職場『日本異種族対応局』は度々過激派による襲撃を受けている、という訳だ。


 基本的に異種族の人達は人間とは桁違いの膂力を持つ。可憐な少女であってもデコピンで車をぶっ飛ばしたりする。だからそっちに行かずに同じ人間である役所の職員を襲う……それが過激派なのだそうだ。


 確かに化け物だけどさぁ……。


「彼女達は友好的な種族なんだがなぁ。人間みたいに暴力で解決するとか滅多にしないし」


 父さんは数えきれないほど襲われていて、その全てを返り討ちにしてきてるらしい。僕は人間の方がよっぽど化け物だと思う。見た目はアレだけど話すと至って普通というか……一部を除いてまともだから。


「基本的に好意的だから扱いに本当に困るよ。父さん……なんか良い知恵ないの?」


 ある意味父さんはその道のプロだ。何か役に立つ大人の知恵を授けてくれるかもしれない。スライムを撃退する方法とか。過激派を蹴散らしてるみたいにさ。


「……諦めてお姉ちゃんと結婚したらどうだ?」


「ちっ、役に立たねぇ親父だぜ」 


 そして何度目になるか分からない僕の反抗期は始まり……速攻で物理的に潰される事になった。やっぱりあの筋肉は反則だと思うんだよなぁ。なにあのマッスルフォート。片手でブレーンバスターっておかしいって。


 やぁ! とりあえず一話目だけど……設定の補足だよ。


 一応作中でイメージ出来るように心掛けてるけど、スライムは基本的に透明で中身の無いゼリー生命体さ。あんこの無い巨大な水まんじゅう、って感じだよ。


 ……顔とか無いからね? 目とか口とか。笑ってもいないし。そんな描写してないからね? 


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