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作詞、策に溺れる  作者: 大場冥加
57/100

プリン

溢れ出た恋は流れるような

サラサラとした液体だった


あなたの優しさに触れたとき

そのサラサラの恋は愛に変わって

美しくカタチを成したんだ


しゃんと胸を張り自立をして

プルプルとした弾力を放っていた愛

だけど衝撃に弱くフラれたときに

簡単に崩れるほど脆くなった


君が好きだったあの喫茶店の

固すぎるプリンの味が思い出せない

フレンチトーストのような

柔らかさはもう胸にはいない

君がまだ好きだ僕の喉元に

あの古びた喫茶店で一気に飲んだ

ブラックコーヒーのような

嫌な苦みがずっと張り付いてる


熱が上がりすぎて甘さが

今は苦みとなって心に残る


真っ白だったこの心には

熱が加わりすぎて褐色をした

濁りが現れ始めたんだ


黒へと近づき優しさ消え

ドロドロになり淀み見せつけてくる心

それは全ての事柄立てることのない

ただただ苦さを放つ敵になった


君が好きだったあの喫茶店の

固すぎるプリンの味が思い出せない

カラメルソースがどんなに

苦かったかそれも心にない

君がまだ好きな僕の喉元に

あの古びた喫茶店で一気に飲んだ

ブラックコーヒーを越える

違和感たちがくっついて取れないよ


あの日の自信も あの日の後悔も

あの日の悩みも 今日の日の迷いも

あのプリンのように

あのコーヒーのように

一気に飲み込んでしまいたいよ


君が好きだったあの喫茶店の

固すぎるプリンの味が思い出せない

ミニスカートを穿いていた

あなたが言った言葉も胸にない

僕はもう駄目だ立てそうにないよ

あの古びた喫茶店で一気に飲んだ

ブラックコーヒーのような

海へと堕ちて飲み込まれてしまった


君が好きだったあの喫茶店の

固すぎるプリンの味が思い出せない

フレンチトーストのような

柔らかさはもう胸にはいない

君がまだ好きだ僕の喉元に

あの古びた喫茶店で一気に飲んだ

ブラックコーヒーのような

嫌な苦みがずっと張り付いてる

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