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作詞、策に溺れる  作者: 大場冥加
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52/100

二十歳あるものが足りない

冷たかった凍えていた

でもそれが心地よかった


温もりとか暖かさが

無いことに慣れていたんだ


太陽の想像に脳を

費やしすぎたかな 

満ちているようで

少し足りなくもあったから


ずっとカタチのないものばかりを

追いかけて追いかけて

追いかけ続けていたんだ

あ一裸足の愛物語は

お湯かけてお湯かけて

お湯かけ続ければ溶けゆく

氷のように儚いものだけど

凍える世界から抜け出すことは

もう出来ないと思うから

冷たい足で全速力で

これからもかけ抜けてゆく


足りなかった愛なかった

奥底に何もなかった


冷たさとか寒気とかが

じっくりと蝕んでいた


凍えていたから

麻痺をしていたのかな

太陽の影を

感じただけで虚しくなる


ずっとハタチにある物語を

予想して予想して

予想し続けていたけど

あ一裸足になることが愛を

押さえ付け押さえ付け

押さえ続けていたんだよな

凍える世界にいたときにはまだ

濁る氷に閉じ込められていて

知る由もなかったんだね

軽やかにさあ安全靴で

これからはかけ抜けてゆく


ずっとハタチにある物語を

予想して予想して

予想し続けていたけど

あ一裸足になることが愛を

押さえ付け押さえ付け

押さえ続けていたんだよな

凍える世界にいたときにはまだ

濁る氷に閉じ込められていて

知る由もなかったんだね

軽やかにさあ安全靴で

これからはかけ抜けてゆく

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