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作詞、策に溺れる  作者: 大場冥加
3/100

素知らぬ雨粒

部活が終わって靴を履いた

顔を上げれば雨がいた


傘が無いから何もないから

冷たい雨に打たれながら

屋根の無い世界をただ歩いた


瞳の色をした空が

大粒の涙こぼしているように思えて


受け入れてしまったら

悲しみに染まる気がして

皮膚を刺激しているのに

雨に見向きもしないで

いつも通り歩を進めた


感覚をやや鈍感にして

脳をほぼ空っぽにして


前だけを見て今だけを見て

上と横の刺激に耐えて

自分だけの道をただ歩いた


見ていた友達が言った

お前の上だけ雨が降ってないみたいだと


もうどんな試練にも

流されない予感がした

思惑にまんまとハマる

友達のやさしい顔

焼き付けて今を歩いた


受け入れてしまったら

悲しみに染まる気がして

皮膚を刺激しているのに

雨に見向きもしないで

いつも通り歩を進める

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