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初めて信じられた
喋らなかったというか
喋れなかった
自信がなかったのではなく
自信もなかった
怖さがあって
もう怖さしかなかった
喋った言葉が是か否か
分からないから
決まったフレーズがないと
口を開くことが出来なかった
それも全部自分を含めた全ての人を
信じることが出来なかったからだ
中学生になってまっすぐな目で
話し掛けてきたクラスメートの女子
積極的なその言葉は
信頼のドアをノックした
誰にでも自然な笑顔で接してるだから
初めて信じられたんだ好きよ
何でなの?とか
そうじゃないよとか言って
普通に話し掛けてくれた
女子は今までに
誰一人として
存在しなかったよ
あなたが僕のことを
好きな訳がないし
こんな僕があなたのこと
好きになっちゃ駄目だと思うんだ
そうなった理由は喋らない僕を無理矢理
喋らせようとした人がいたから
学校の外で会ってもあなたから
いつも通りに話し掛けてくれたり
向かいのホームから呼ばれたり
僕をひとりの生徒として
見ているような自然体を醸し出すんだ
初の信じられる人になった
高校生になってまっすぐな目で
言葉をくれていたクラスメートとの
関わりは泡のように消えた
でも心を今でも叩く
全ての人に疑いを押し付けないあなた
初めて信じられたんだ好きよ




