初恋の人(200文字小説)
僕はすれ違いざまハッとした。
彼女もそうだったと思う。
「すみません…」
振り向いた彼女は安堵の表情を浮かべた。
20年振りだった。
僕の初恋の人。
「よく解かったね」
「そりゃあ、初恋の人だもの」
「えっ?ずっと片想いだと思ってた」
今ではお互いに家庭がある。
「私、離婚したのよ」
「えっ!でも僕は…」
「いいのよ」
「うん。だけど、また会えたら嬉しいね」
「そうね」
そして、そのまま僕らは別れた。
連絡先を交わすこともなく。
僕はすれ違いざまハッとした。
彼女もそうだったと思う。
「すみません…」
振り向いた彼女は安堵の表情を浮かべた。
20年振りだった。
僕の初恋の人。
「よく解かったね」
「そりゃあ、初恋の人だもの」
「えっ?ずっと片想いだと思ってた」
今ではお互いに家庭がある。
「私、離婚したのよ」
「えっ!でも僕は…」
「いいのよ」
「うん。だけど、また会えたら嬉しいね」
「そうね」
そして、そのまま僕らは別れた。
連絡先を交わすこともなく。
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