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私の日常  作者:
3/4

関口と中上との日常


昼休み


授業が終わり私はパンを買うために購買へ急ぐ。

早めに授業が終わったので混んではない。

いつもなら人で溢れかえっていて買うのに時間がかかるのだが、今日はすぐに買うことが出来た。

買った物を抱えて私は8組へと向かう。


8組は体育だったようで教室には誰もいない。私は関口の席に座ってパンを食べ始める。8組の生徒がちらほらと教室に帰って来た。皆が着替えている中、食事をしている私はそれなりに浮いていると思う。パンを1つ食べ終わった頃、ようやく関口と中上が現れた。


「いつも早っ」

「しかももう食べてるよー」


やっと来たか。つか早くはない。今もう47分だぞ。授業終わって7分も経ってる。


「いや、そうだけど」

「というか席退いて~。着替えるからさー」


私は関口に言われ席を立つと近くにあった席から椅子を取って座る。


「自然に教室いるからもう着替え終わったクラスメイトかと思って驚いたわ」


自然にいるわけじゃない。ただ堂々としてるだけだ。


「だから自然にいるように見えるんじゃんー」


そんなもんか?だが皆が着替えている中でパンを食べている私は浮いていると思うんだが。


「そんなことないから。むしろ溶け込んでるから」

「そうだよー。というか浮いてるって思ってるなら居心地悪くならないのー?」


不思議なことにならない。まぁ気にしてないだけだが。気にするだけ無駄だしな。




関口と中上とは1年の頃からの付き合いだ。2人とも面白いし気が合う。用事がなければ毎日一緒に昼食を食べている。だから私はわざわざ自分のクラスである5組ではなく2人の居る8組の教室へ行くのだ。




「あ、そういえばなんで皆に゛きのこ゛って呼ばれてんの?茸好きだったっけ?」


…私の名前をもじってそうなったんだ。発想が新しすぎる。


「あぁ゛紀野→きの→きのこ゛ってことかー」


そうだ。命名者は神崎だ。いつの間にか定着した。


「別にいいんじゃね?うちもきのこって呼ぼうかな」


…そしたら私は中上のことを゛ポタ゛って呼ぶからな。これも命名者は神崎だったか。


「止めろって!そう呼ぶのは神崎だけで良い…」

「ほんと凄い発想だよねー」


関口だけ命名されてないからな…。よし、中上がポタだから関口はコンと呼ぶ。


「え?何でー?」


関口と中上を合わせてコンポタ(コーンポタージュ)ってなるだろう?


「「却下!!」」




こんなふうに昼休みは基本たわいもない話をして終わる。私はこの時間が好きだ。特に何かあるわけではないが、こういった何気ない日々というものは貴重なものであるからだ。


明日もまたグダグタと何気ない日々を楽しもう。

後まとめ的な話を1つ考えたら完結になります。


まとめ…どうしようか

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