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黒龍の契約者―Contractor Of BlackDragon―  作者: 爪牙
第8章 転生者編
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第59話 ある晩のチャットにて

・第56話のすぐ後のお話です。


とあるチャットルーム



【祝!《ガーデン》住民限定チャットレス開設】


・☆ジョー☆:てな訳で、会員限定のチャットレス開設だぜ!開設記念で全員強制ログインさせるぜ!



《システム:皆様が強制的に入室されました。》



・バカ以外全員:!?


・☆ジョー☆:ようし!みんな揃ったな?


・侍ボーイ:な、何コレ!?勝手にPSが・・


・307:PSが勝手に起動したわよ!?


・白狼ボーイ:お!何だよコレ、スゲェじゃん!


・☆ジョー☆:ハッハッハ!コレは俺が作ったチャットと掲示板のハイブリッド、チャットレスDAZE!


・ヨッシー:丈、こんな時間に何やってるんだよ?


・幼馴染女:バカやってるだけでしょ。あ~ビックリした!


・魔法ボーイ:てか、チャットレスって何だよ?勝手に文字が書かれていくぞ!?



《システム:書き込みが混雑しています。慌てず時間を空けてから書き込みましょう。》



・クロトレ:あ~、みんなパニクってるな。ヨッシー説明ヨロ!


・ヨッシー:わかった。あれ、名前は自動で決定なのか・・・



【説明中】



・☆ジョー☆:よ~し!説明も済んだし、みんな盛り上がろうぜ!!


・口数少女:バカなの?


・多数:YES!!


・元病弱:えええええええ!?


・クリエイター:息合ってるよ。


・☆ジョー☆:ヒデェな!?俺が何かしたか?


・バカ以外全員:今した!!


・☆ジョー☆:あれえ~~~~?


・魔法ボーイ:つーか、この名前何とかしてくれ!


・侍ボーイ:僕も


・☆ジョー☆:ムリ♪



《システム:管理者が襲撃されました。》



・白狼ボーイ:うわあ・・・・・・・(笑)



《システム:管理者が強制変更されました。各種設定制限が解放されました。☆ジョー☆様はバカ様に固定変更されました。》



・約全員:・・・・・・・・。


・淑女:よし♪これで大丈夫よ!


・ボーナス屋:コ、コエ~~


・天翔丸:あ、できた!


・クロトレ:なあ、誰か面白い話とかねえの?


・AI:おもしろいおはなし?


・MiO:藍!寝なきゃダメ!


・二児ノ父:美緒も寝なさい!あ、みなさん、失礼しました。


・ヨッシー:いえ、おやすみなさい。



《システム:AI様、MiO様、二児ノ父様が退室しました。》



・307:おやすみなさい♪


・運び屋:これって、ホントに全員参加だったのかよ。


・ヨッシー:すみません。


・クロトレ:ヨッシーが謝らなくてもいいんだぜ?


・淑女:相変わらずよね。


・クリエイター:あのう、勇吾さんはいないんですか?


・クロトレ:勇吾なら、今は台湾で仕事だぜ。


・クリエイター:台湾!?


・勤労少年:台湾!?


・天翔丸:そういえば、言ってたね?


・白狼ボーイ:何だよ?俺らは置いてけ堀かよ!


・ハル:パスポート無いからムリだろ。ん?そういや、あいつは持ってるのか?


・バカ:バッカだな~~!密入国に決まってるじゃん♪


・淑女:チッ!早いわね!


・運び屋:それ、犯罪だろ?


・クロトレ:まあ、異世界人を規制する法律は無いからセーフじゃね?


・307:強引だけどね。



《システム:天神雷鳥様が入室しました。》



・天神雷鳥:よう!楽しそうなことやってるな?


・バカ:神キタ☆


・白狼ボーイ:リアル神キタ!!


・ボーナス屋:マジで!?


・淑女:相変わらず自由な神よね。


・307:と言うより、もう社に着いたのね?宴会がお開きになったのさっきなのに?


・白狼ボーイ:宴会!?俺も呼んでくれよ~!


・バカ:YAKINIKU DAZE!


・天神雷鳥:俺は神速の神だからな!それよりも、勇吾のことだけど、これってアイツも参加してるのか?


・バカ:全員強制参加だったぜ!


・クロトレ:あ~、多分戦闘中なんだと思うぜ?見てるけど、書き込む余裕がねえんだよ。


・ハル:そう言えば、何の仕事で行ったんだ?


・ヨッシー:神獣退治だよ。台湾で地震を起こしている神獣を鎮めに行ってるんだよ。


・クリエイター:どんな神獣なんですか?


・淑女:多分、ワツムかハルザクでしょうね。どっちも地中に住んでいて、体を揺らすと地震を起こすとされてるわ。


・307:ワツムは牛、ハルザクは猪の姿をしていてどちらも巨大だといわれてるわね。


・運び屋:有名なのか?


・ヨッシー:どっちも台湾の神話と言うより、民族伝承に出てくる神獣、または怪物だから日本人には馴染みがないかもね。


・天翔丸:へえ~~


・バカ:体を揺らすって、何かエロくね?もしかして、セ…



《システム:バカ様は管理人により強制退出されました。》



・約全員:・・・・・・・・・・・・・。


・淑女:フウ



《システム:バカ様が無理矢理入室してきました。》



・バカ:リサ、俺に対して酷くね?


・淑女:ハァ―――――――


・307:・・・・・諦めよう?


・勤労少年:・・・・・何だこれ?


・黒:――――相変わらずだな。


・白狼ボーイ:!?


・クロトレ:おっ!黒が喋ってきたぜ!そっちは大丈夫なのか?


・U5:これのお蔭で、一瞬死にかけたけどな<`~´>


・白狼ボーイ:勇吾キタ!!


・ヨッシー:終わったの?


・U5:――――――――まあな。


・黒:先程、ハルザクを封じてきたところだ。どうやら、昨今の異変の影響がこちらまで来ていたようだな。地元の神々からも話しかけられてきた。


・天神雷鳥:あ、イヌンとかにあったか?アイツとは最近逢ってなかったんだよなあ。


・勤労少年:誰だ?


・U5:台湾の多数派民族の伝承にある天空の神だ。台湾でもかなり古い時代から存在する神と言われている。今回は会わなかったけどな。


・バカ:俺知ってるぜ!嫁が義弟に――――


・淑女:エロ禁止!!


・天神雷鳥:小学生もいるからカットするが、そういう問題(・・・・・・)で苦労してるんだよなアイツ!


・ハル:神ってそんなのばっかなのか?



《システム:海の老人様が入室しました。》



・海の老人:断じて違う!


・U5:ネレウス・・・・・・


・白狼ボーイ:神2人目キター!


・予言者:カオス


・海の老人:いや、娘が見ていたのを覗いてな。これで失礼する。



《システム:海の老人様が退室しました。》



・約半数:娘!?


・黒:ああ、ネレウスには娘が50人ほどいる。奥方とともに、円満な家庭を築いているそうだ。


・元病弱:あ!それ、今日、本で読みました。ヘラクレスの試練に登場する神様だったんですね。


・U5:ああ、ただし事実とは多少違うけどな。


・クリエイター:へえ


・バカ:やりまくりじゃね?


・U5:黙れバカ!




【この後荒れたのでカット】




・淑女:ハァ、ハァ、ハァ・・・


・ヨッシー:お、落ち着いて!


・バカ:なあ、話は変わるけど今週末のイベント一緒に行く奴いねえ?


・天神雷鳥:俺も行くぜ!


・白狼ボーイ:それって、横浜のやつだろ?だったら俺も行くぜ!欲しい同人ゲームあるんだ!


・バカ:俺もだぜ!


・幼馴染一同:お前はエロゲだろ!


・バカ:薄い本もだ!


・予言者:通報


・タダハナ:通報ね♪


・307:通報!


・元病弱:通報しておきます。


・淑女:みんなで通報ね。


・バカ:あれ~~?なんか連携うまれてね?


・ハル:お前のせいだろ。


・運び屋:俺、もう眠いからオチる。


・クリエイター:あ、僕もこの辺で退室します。みなさんお休みなさい。


・U5:おやすみ。バカが迷惑かけたな。


・天翔丸:おやすみ。


・ボーナス屋:グッナイ!


・女子連合:おやすみ♪



《システム:クリエイター様と運び屋様が退室しました。》



・白狼ボーイ:って、連合ができてる!?


・クロトレ:女って怖いよな。そう言えば勇吾、ハルザクの画像とかねえの?


・U5:――――あるぞ。



[巨大猪と黒の戦闘画像]



・白狼:怪獣キター!


・クロトレ:怪獣戦争キター!


・勤労少年:何じゃコリャァー!


・天翔丸:ハリウッドより凄いね!


・ハル:ガチリアルだからな・・・


・天神雷鳥:俺も行けばよかったな~


・バカ:7月30日 9時 ガーデン集合 だぜ!


・天神雷鳥:お~~!


・白狼ボーイ:OK!


・ボーナス屋:切り換えハヤ!?


・淑女:バカが大感染しなきゃいいけど・・・


・U5:お前等もさっさと寝ろ!!



《システム:U5様が退室しました。》



・バカ:夜明けまで盛り上げるぜぇ~~~!!



《システム:バカ様はOSHIOKIされました。》



・約全員:・・・・・・・・・・・・・。







・海外の神話だと、ギリシャ神話や北欧神話がメジャーですけど、台湾神話はほとんど聞きませんよね。台湾の神話は、台湾に古くから住む民族ごとに伝承される昔話がメインですので、正確には台湾神話と言う表現は適切ではないかもしれません。

・呼び名がそれぞれ誰なのか分かりますでしょうか?

・ちなみに、”勤労少年”については一度しか出番がなかったうえ、本名はまだ出ていないので教えます。彼の名前は「小嶋(こじま)瑛介(えいすけ)」、母子家庭の高校1年で、家族を養うために無断でバイトをしている所にアベルに出会い、亮介達と同じように覚醒者になりました。能力に関しては、いずれ本編で書かれる事になります。


・感想・評価お待ちしております。


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