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第293話 チート化 side 幼馴染

・更新が遅れてしまいました。

・今週中には番外編が終われるといいな・・・。

――《ガーデン》北の岩山地帯――


 俺達の家がある街から北に120km進んだ先に岩山が広がっている。


 ここには沢山の鉱物資源が眠っており、いずれは鉱業地帯になる予定だ。


 それまでは、俺を始めとする一部の者の修行場として活用されている。



「トレンツ!」


「よう!勇吾も今日は修業か?」


「いや、ちょっと確認したい事があって来ただけだ。今日はアルバスは一緒じゃないのか?」


「アルバスなら一番上の兄さんの結婚式に行ってる!勇吾こそ、黒はどうしたんだ?」


「黒も今度龍王になったから挨拶回りに行ってる!」


「マジで!?黒、龍王になったのか!?」



 どうやらトレンツも知らなかったようだ。


 よかった。


 俺だけ知らなかった訳じゃなかったんだな。



「それでトレンツ、お前のステータスを見せてくれないか?」


「ああ、勇吾も気付いたのか!あれ!」


「まあな。」



 トレンツも自分のステータスを見てビックリしたみたいだな。



「まあ見てくれよ?《ステータス》!」



【名前】黒河 トレンツ

【年齢】15  【種族】人間

【職業】冒険者(Lv89) 魔闘士(Lv37) 闘蹴士(Lv37)  【クラス】熱き氷雪の蹴士

【属性】メイン:氷 サブ:風 雷

【魔力】6,230,400/6,899,000

【状態】正常

【能力】攻撃魔法(Lv4) 防御魔法(Lv3) 補助魔法(Lv2) 特殊魔法(Lv3) 属性術(Lv4) 剣術(Lv2) 体術(Lv5) 闘気術(Lv4) 投擲(Lv2) 聖氷鋼の龍靴(ディバイン・アイスメタルシューズ)

【加護・補正】魔法耐性(Lv2) 物理耐性(Lv3) 精神耐性(Lv2) 氷属性耐性(Lv3) 風属性耐性(Lv2) 雷属性耐性(Lv2) 凍傷無効化 不屈の闘志 凱龍王の加護 古の契約者 氷龍アルバスの契約 風神の契約 空間認識 体と魔の成長期 職業補正 職業レベル補正

【BP】14+500(*世界の神々からBPがプレゼントされました。)



「やっぱりか!!」


「俺、凄過ぎじゃね?」



 俺と同様にトレンツも格段に能力が上昇している。


 それと、トレンツの『魂の武装』が別の物に変わっているな?


 《氷鋼の靴》が《聖氷鋼の龍靴》に。



「スゲエよな?俺、もう父さんや祖父さんも越えちまったよ♪」


「普通は有り得ないけどな。」



 常識で考えたらこれはかなり異常だ。


 普通は何十年もかけて辿り着く場所に、俺達みたいな10代のガキが易々と到達したんだからな。


 まあ、力を使いこなすかどうかはまた別の話になるけどな。



「俺よりも、ヨッシーの方がもっと凄い事になってるぞ?」


「・・・あいつ、本人が自覚してないだけで既に神になってんじゃないのか?というか、確実に親や兄と肩を並べているか、超えているだろ?」


「だよな~♪」



 士郎(アイツ)はチート製造マシンか?



「にしても、勇吾?」


「ん?」


「なんか、感じが昔に(・・)戻ってきてね?」


「・・・かもな。自分でもそう思ってる。」



 京都の一件で、俺は過去を乗り越える事が出来た。


 そのせいだろう。



「また丈と一緒にヤンチャするか?」


「それはない!!」



 俺はしっかりと断言しておいた。


 流石にあそこまで戻る気はない。


 それをしっかり伝え、俺はトレンツと別れた。


 次はリサのところだ。






--------------------------


――《ガーデン》 海岸地帯――


 リサがいたのは南西部の海岸地帯だった。


 黄色い砂浜の上で、リサとゼフィーラは瞑想するような姿勢で周囲の大気を操っていた。



「―――勇吾?」


「邪魔をしたか?」


『いえ、近付いてきてるのは気付いていましたから。その様子だと、急ぎの用でなさそうですね?』



 ゼフィーラは相変わらず察しがいいな。



「ああ、お前らのステータスの確認をしにきただけだ。」


「今ごろ気付いたの?」



 呆れたような目で見るなよ。

 

俺も最近は忙しかったんだからよ。



「数秒で済むでしょ?」



 返す言葉もない。


 確かにその通りだな。



「まあいいわ。《ステータス》!」



【名前】門原 リサ

【年齢】15  【種族】人間

【職業】冒険者(Lv84) 魔術師(Lv30) 精霊師(Lv29)  【クラス】失恋しかけている乙女

【属性】メイン:風 光 サブ:雷 火 水 木 氷

【魔力】6,597,400/6,800,000

【状態】正常

【能力】攻撃魔法(Lv4) 防御魔法(Lv4) 補助魔法(Lv3) 特殊魔法(Lv4) 風術(Lv3) 光術(Lv3) 雷術(Lv2) 火術(Lv2) 水術(Lv2) 木術(Lv2) 氷術(Lv2) 精霊術(Lv4) 剣術(Lv1) 体術(Lv3) 投擲(Lv4) 調合術(Lv2) 聖浄化

【加護・補正】物理耐性(Lv1) 魔法耐性(Lv3) 精神耐性(Lv2) 風属性耐性(Lv3) 光属性耐性(Lv3) 雷属性耐性(Lv2) 火属性耐性(Lv1) 麻痺耐性(Lv2) 聖女の卵 愛の直感 純愛の契約者 幼馴染の絆 凱龍王の加護 風龍ゼフィーラの契約 (しゅ)の成長期 職業補正 職業レベル補正

【BP】7+500(*世界の神々からBPがプレゼントされました。)



 こっちも想像通りだった。


 《攻撃魔法》のレベルが上がり、そこそこ珍しい《精霊術》が追加されていた。


 しかもチートで!



「あの時はビックリよ!いきなり力が漲ってきたと思ったら知らない知識が頭の中に流れてきたんだから!」


『規格外の能力ですが、それでも理に反してはいません。これはあくまで私個人の勘ですが、複数の神々の力も関わっているようです。おそらく、ケルト系かと・・・。」


「士郎が行っていた世界、『ルーヴェルト』はケルト系の神と、ギリシャ系の一部の神が民とともに移住した世界だったな。なるほど、神の加護や契約と連動した能力か。」


「どの道規格外なのは変わらないけどね。」



 世界のパワーバランスを崩壊させる確率がかなり高いしな。


 性質の悪い連中に見つかったら確実に狙われるだろうな。


 ちなみに、ゼフィーラの能力も上がっていた。



【名前】『西風の幻龍』ゼフィーラ

【年齢】178  【種族】龍族(幻龍氏族)

【職業】聖風師(Lv18) 天之巫女龍(Lv18) 西風龍(Lv18)  【クラス】もうすぐ神龍 龍王の嫁候補

【属性】メイン:光 風 空 サブ:水 土 木 氷

【魔力】6,681,000/7,000,000

【状態】正常

【能力】幻龍之魔法(Lv5) 幻龍之属性術(Lv4) 幻龍之武術(Lv3) 幻龍之医薬術(Lv4) 幻龍之祈祷術(Lv4) 龍之仙術(Lv5) 龍眼 人化 幻惑の天風(ブリーズ・オブ・ファンタズム) 夢幻聖天結界 神託の龍輪

【加護・補正】物理耐性(Lv2) 魔法耐性(Lv5) 精神耐性(Lv4) 光属性耐性(Lv4) 風属性耐性(Lv4) 空属性耐性(Lv4) 水属性耐性(Lv3) 土属性耐性(Lv3) 木属性耐性(Lv3) 氷属性耐性(Lv3) 全状態異常耐性(Lv3) 詠唱短縮 現ヲ視ル瞳 不老長寿 契約した龍 巫女龍 神龍の卵 加速する思考 純愛の守護者 龍神の加護 職業補正 職業レベル補正

【BP】90+500(*世界の神々からBPがプレゼントされました。)



 このスペック、十分に神龍クラスだ。


 というか、ゼフィーラのステータス自体久しぶりに見た気がするな?


 属性だけじゃなく、新しい能力も増えているようだ。



【夢幻聖天結界】

・対象を現実の隔絶された幻想空間に閉じ込める。

・結界内の環境は術者によって任意に操作ができる。

・聖なる光の力も宿している為、閉じ込められた対象に半永続的に《浄化》の力が作用し続ける。

・この結界を物理干渉により破壊する事は出来ない。



 《結界魔法》の一種か。


 魔に属する者に対して絶大な効果がありそうだな。


 もっとも、この説明文だけで全容を掴みきるのは難しいけど。



「――――で、あまりに凄すぎて使いこなすのはすぐには難しいから、ここ数日は無人の場所で修業している訳よ。」


『お蔭で、大分馴染んできました。この分だと、応用にもそう時間はかからないでしょう。』


「超人だな、お前ら。」


「貴方に言われたくはないわ!」


「は?」


『フフフ、そうですね。』


「ゼフィーラまで・・・。」



 まあ、俺も負けず劣らずの超人スペックになってきてるのは認めるけどな。


 さてと、用は済んだし2人の邪魔にならない内に行くか。


 次はバカ・・・は最後でいいとして、次は良則とミレーナか?



「あ!もしかして、この後ミレーナの所にも行くの?」


「ああ、そうだけど?」


「今日は行っても無駄よ。」


「どっか遠くに出かけてるのか?」



 そういえば、最近のミレーナは出掛ける事が多いな。



「ミレーナは、みんな(・・・)と一緒に半年ほど旅に出たわ。」


「は?」



 え、旅・・・?







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