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黒龍の契約者―Contractor Of BlackDragon―  作者: 爪牙
第13章 神殺し編
302/477

第289話 侵入者

・予約間違えていました。

――『創世の蛇』の本拠地(バカサイド)――


 フハハハハハハ!!


 敵の隙を見て本拠地に侵入することに成功したぜ!!


 どうやらここは世界と世界の狭間の中でも更に特殊な場所に創られた人工世界のようだ。


 神界にも類似した点があるから、《盟主》やってる神さんの誰かが創った場所なんだろう。


 それは兎も角、俺と銀洸はこれからスパイ活動開始だ!!



〈行くぞ、相棒!〉


〈ラジャ~♪〉



 そして俺達は上手く変装をして敵の本拠地の中をうろちょろし始めた。


 とあるルート(・・・・・・)で手に入れた《超影分身》、《探索タンくん》、《悪戯好きな侵入者(トリック・クラッカー)》などの新スキルを駆使してアジト内の情報を収集していった。



「あれ?ココにあった俺のショコラはどうした?」


「ちょっと!私の夜食食べたの誰よ!?」



 ちょっとお腹が減ったからついでに食糧も失敬した。


 いやあ、ここの連中は良い物を食ってるな~♪



〈怪しい部屋発見!〉


〈潜入~!〉



 怪しい部屋を発見した。


 何重にも封印が施された部屋だから、きっと奥には何かがあるな!


 俺は誰にもバレない様に封印をコッソリ解除して秘密の奥に入る。



〈うわ!何だこれ!?〉


〈蝋人形?〉



 秘密の部屋に入ると、そこにあったのは沢山の人形っぽい何かだった。


 しかも人形の1つ1つにも厳重な封印が施されている。


 色々調べてみると、全部人形状態で封印されていた神様だった。


 最近行方不明になってると巷で噂になっている神様ばかりだった。



〈銀洸、回収!〉


〈いっただっきま~す♪〉



 封印された神様達は銀洸の中(・・・・)に回収する。


 トラップとかは俺が根こそぎ解除し、尚且つ察知されないように偽装工作もしておいた。



〈次行ってみよう!〉


〈お~!〉



 俺達の活躍は続く!


 宝物庫っぽい場所で宝物を沢山貰い、サーバールームの1つで『創世の蛇』の情報を好きなだけ集めていった。


 ついでに、日頃の労働で疲れている皆さんの為に癒しのソフト(・・・・・・)をインストールしておいた。


 そして探索を続けていくうち、俺達は重要施設を発見してしまった。




―――――【女湯】




 俺達は迷わず突入した。


 俺達は冒険者、冒険する為に生きているのさ♪






--------------------------


――謁見の間――


『――――――。』


「侵入者には逃げられたみたいだね。まさか、ここまで来るとは思っていなかったよ。』


『――――――。』


「うん、この座標がばれた以上は移動するしかないね。既に作業は開始しているから1時間後には移動を開始できるよ。」


『――――――。』


『―――――。』


「今は無理だね。彼は僕とは相性が悪いみたいだし、そろそろ各地の根源神達も動き出す頃合いだから慎重に動くべきだと僕は思うよ。」


『―――――――。――――――。――――。』


「――――御心のままに。サマエル様。」





--------------------------


――世界の狭間(バカサイド)――


「眼福、眼福♪」


『満足、満足~♪』



 スパイ活動を終えた俺達は無事に敵アジトを脱出した。


 沢山情報集めたし、拉致被害者も救助したし、今日はいい事ばかりしたな~♪


 さ~て、早くみんなの所に帰ろ~っと!



「――――ご活躍だったみたいだね?」


「・・・誰?」



 通りすがりの人に声を掛けられた。


 見た目は子供、けど中身は大人っぽい人だった。



「1時間前にも名乗った筈だけど、もう一度自己紹介した方がいいかな。僕の名前はジュード、ジュード=マクミランです。アベルの友人と言えば分るかな?」



 なんと!!


 何時ぞやの青い兄ちゃんのお仲間だったのか!!


 あの兄ちゃん、元気にいしてるかな~?



「オッス!俺、丈!」


『僕は銀洸~!』


「これはどうも御丁寧に。実はお2人に伝言を頼みたいんだけど、いいかな?」


「『イイよ~!』」



 俺は1通の封筒を受け取り、これも何かの縁とメルアドとかを交換してジュードとは別れた。


 天国の御先祖様、俺にまた友達ができました!



「さあ、帰って風呂に入ろう~!」


『露天風呂~!』



 俺達は狭間を抜けて日本へと向かった。


 途中、追手が何人か現れたけど全員返り討ちにして銀洸が美味しく頂きました。






~おまけ~

下っ端1「おい!いたか!?」

下っ端2「駄目だ、逃げられたようだ。」

下っ端3「イヤア!!私の下着がない!!」

下っ端4「クソ!開発中のキメラがいなくなってる!!」

下っ端2「そっちもか?こっちもモビ〇スーツが数機消えている。」

下っ端1「こっちは幹部用の茶菓子が根こそぎ盗られてしまった!」

カース「ハハハ、君達も大変だねえ?」

下っ端一同「「「カース様!!」」」

カース「君達の先輩も、彼らには苦労したけど、君達も洗礼を受けたみたいだね♪まあ、盗られたものは諦めるしかないよ。」

下っ端「大変です!!カース様の自室も荒されていました!置手紙に『性別そっちだったんだ~♪』『御馳走様♡』と・・・」

カース「・・・・・・。」

下っ端一同(―――男と女、どっち!?)


 その後、カースは過去1000年で一番不機嫌になりました。




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