表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

とんとん拍子で私はこの男性と結婚したけど? この男性って本当はどんな人?

作者: 七瀬








私はお見合いで3回目に会った男性ひとと結婚した。

正直、“とんとん拍子に事が進んでいったので男性がどんな人なのか

私は本当のところは何も知らない!”

ただ見た目は真面目に見え、浮気もしなさそうに私には見えたのでこの男性

と結婚しようと思った。




・・・でも? この男性はどうして私と結婚しようと思ったのかな?

それに、結婚して分かった事もある!

私とこの男性には共通の趣味もない事。

何が好きで何が嫌いなのか?

二人で居ると? 正直、何を話していいのか分からない!

向こうは私に、必要な事以外は話してこないし! 

どちらかと言えば、“話しかけて来るなオーラが出ているように感じる。”

それでも私が作った料理は残さず食べてくれる。

まあ、“美味しいとか不味いとか一言も言わずにだけどね。”

それでも私は嬉しかった。

残さず食べてくれるこの男性を私は好きになってく。




『今日の晩ご飯、何がいい?』

『なんでもいいよ。』

『好きな料理とかないの?』

『なんでもいい。』

『私の料理、そんなに美味しくない?』

『“全部、美味しいから一つだけ選ぶ事なんって出来ないだけだよ”』

『嬉しい!』

『うん。』

『じゃあー! 今日は、オムライスにするね!』

『うん!』

『じゃあ、料理作って待ってるから、早く帰って来て!』

『分かった、出来るだけ早く帰るね。』







・・・彼は無愛想だけど、どこか優しい彼を私は直感的に好きになると想い

結婚を決めたのかなと今は思う!

ただまだまだ私は彼の事を知らなすぎるんだと思う。

彼は職場ではどんな人なのなのだろう?

彼の友達はどんな人達なのだろう?

彼の両親は彼をどんな風に育て彼はどんな環境で育ってきたのだろう?

私は彼の事が凄く気になりはじめている事を知る。





『今度の日曜日、ドライブに行かない?』

『えぇ!?』

『たまには何処かへ行こうか。』

『響介さんはいいの? 休みの日ぐらい家でゆっくりしたいんじゃないの?』

『“僕の為じゃないよ、君の為にしたいんだ!”』

『嬉しいけど、疲れたら直ぐに家に帰ろうね。』

『うん、ありがとう! 僕の事を気にかけてくれて。』

『あんまり、無理しないでね。』

『うん。』







私は彼が休みの日は、“家から一歩も出たくない人だと思っていた!”

インドアで、家に居る事が好きな人。

それなのに、私と結婚して無理してないか心配だったの。

本来の彼はそうじゃないと思っているから。

私は彼に無理をさせたい訳じゃないから、彼が運転に疲れたら直ぐに

家に帰ろうと約束した。





『今日はさ、近場だけど連れて行きたい所があるんだ!』

『“連れて行きたい所?”』

『僕がよく行った好きな公園だよ。』

『うん、行きたい!』

『もう直ぐ、着くから楽しみに待ってて!』

『うん!』






彼が連れて来てくれたのは? 駐車場がある大きな公園だった。

彼はよく学生の時にこの公園に来ていたらしい。

何かあると? この公園のベンチに座って考え事をしていたとか......。





『着いたよ、ココが僕がこの公園に来たら必ず座るベンチ。』

『あそこの自動販売機で飲み物を買ってココに座るんだ!』

『何か飲む?』

『僕が買ってくるから、ココで待ってて! 飲み物は何がいい?』

『冷たいジュースなら、何でもいいよ。』

『分かった。』







二人で公園のベンチに座り、お互いの想っている事を少しは話せたと思う。

彼の子供の時の話ややんちゃだった時の話、彼の弟が3歳の時に亡くなって

彼のお母さんはその後、彼の弟の事で少し精神的におかしくなり病院に入院、

彼はお父さんと1年ほど二人だけで暮らした事やその他にもいろいろ話した。

私は彼の事を彼の口から聞けて嬉しかった!




“最初は全く彼の事を殆ど知らないまま結婚して不安もいっぱいあったけど。”




今は彼の事を少しづつ知れる喜びを噛みしめている。

私が選んだ男性は間違いじゃなかった!

【直感】で選んだのが彼で良かったと今はそう思えるから!



最後まで読んでいただいてありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ