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センセイパンチ
親に連れられ、小学校に向かった。
「ここが、俺の城になるところか。随分と小さいがまあいい。」
俺は、内心ほくそ笑んだ。
「これから入学式を始めます。」
こいつが教頭というらしい。
「国歌斉唱。」
号令とともに、奇妙な祈りが音楽とともに始まった。親たちも同じ呪文を唱えている。なんという恐ろしいことだ。こいつ等も仲間だというのか。
「今日から、君たちはこの学校の生徒です。」
俺はさっきの教頭がトップだと思っていたが、この教団の上にいる好調というのが実質の支配者らしい。その後、次々とその手下どもの宣誓が紹介され始めた。
「うう、恐ろしいところへ来たものだ。」
しかも、色々なところから集められた猛者どもも、目の前の黒服の鬼どもから発せられる圧におとなしく座っている。
順番に壇の前に召還される。ある程度そろったら、いきなり強烈な光が襲った。目の前に謎の黒い丸が飛び回る。
「専制パンチか。」
その後、俺たちは引き連れられ、数十名ごとに檻に収容された。