あとがき
あとがき
山奥に住む青年と少女が、Cubeという謎の鉱石を巡る争いに巻き込まれるーー彼らは無事に回収することができるのか?
なんてことがテーマの小説でした。ジャンルとしてはファンタジーになるのでしょうか。異能力の戦闘シーンやコメディ調の掛け合いなど、見ていてワクワクする要素を詰め込んでみました。いかがでしたでしょうか。
この小説はかなり成り立ちが特殊でして、菊さん(Twitter:@yamari59)にいただいたキャラクター設定を元に書かれています。上記の資料がその設定になります(余談にはなりますが、菊さんの方では私の設定を元に漫画という形で創作をしてもらってます。鋭意製作中ですので、そちらも是非お待ちください!)。全ての設定を生かすことは力量不足でできなかったのですが、頂いた魅力的なキャラクターをどんな風に描こうかワクワクしたのを覚えています。髪型、衣装、アクセサリーなどの小物まで細かく描写されていて、どれも可愛らしくかっこいいのです。絵で描かれている雰囲気をどうやって、小説に落とし込むか考えるのが楽しかったです。
設定を交換して一番面白かったのは、普段書かないタイプのキャラクターをお互いに書くことになったことですね。私の場合は、純粋にかっこいい男性や一途な女の子はあまり登場しないので、どうやって書けばいいのか迷いました。なかなかしっくり来なかったのですが、最終的にはいい着地点が見つけられたかなと思います。
今回の作品は字数でいうと三万字になります。小説としては短いものですが、自分自身としてはここまで長い小説は書いたことがありませんでした。書き始めはスラスラ書けると思っていたので、他人が見て面白いと思える文章を続けることがここまで時間のかかる作業とは想定してなかったですね。もっと早く書き終わると思ってたのに、というのが正直な感想ですが、その甲斐あって今の自分の全力が出せたかなと思っています。次回作はもう少し短いスパンで出したいです。
さて、振り返りはここまでにして、そろそろ締めたいと思います。キャラクター設定を交換しようという提案にのってくれた菊さん、この作品を見てくださった読者の方々、ありがとうございました。菊さんのおかげでこの作品は種が蒔かれ、読者の方々のおかげで芽吹くことができました。
この作品はおそらくこれでおしまいですが、私自身の創作活動はまだまだ続いていくので気に入ってくださった方がいらっしゃれば、のんびり待ってくださると嬉しいです。では、また。