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エピローグ
「あれ、こんなに近かったんだ。ここ」
「あの時は自転車でしたからね」
「なんだか寂しい感じがするなぁ」
「今度は自転車で来ましょうか」
「お、いいね。それ」
「もうあんな無茶はゴメンですが」
「ふふふ、約束は守ってもらうよ」
「……お手柔らかに」
「さて、どうしようかなぁ? ふふふ」
「危ないですよ、先輩」
「大丈夫だよ、キミがいるから」
「今度こそ連れていってね、この世の果てまで」
「……エスコート致します、お姫様」
「うむ、くるしゅうない」