秋葉原ヲタク白書7 メイドカジノに手をだすな
主人公は、SF作家を夢見るサラリーマン。
相棒は、老舗メイドバーの美しきメイド長。
このコンビが、秋葉原に起きる事件を次々と解決するという、オヤジの妄想満載な「オヤジのオヤジによるオヤジのためのラノベ」シリーズ第7弾です。
今回は、亡命者達が経営しているメイドバーに本国からスパイが送り込まれます。コンビはスパイを探してメイドカジノに潜入しますが…
お楽しみ頂ければ幸いです。
第1章 ディーゼルパンクの夜
「スローな4ビートにして。お願い」
だから、さっきからやってるだろう。
そう思いながらも、僕はバンドの前で踊る娼婦気取りの子にニッコリと微笑んでみせる。
ここはカジノ。
まぁ秋葉原にあるカジノなんで、もちろんメイドカジノなんだがダンスフロアもある。
そこで、今宵はバンドを率いダンスバンドのバイト中(本職はSF作家!)というワケだ。
「しっかし、似合わないのね。そのスーツ」
曲の合間にアルト(サックス)のリファが僕を見上げて笑う。
彼女は、何処かチャイニーズテイストの美人だが容赦ない。
この週末は"ディーゼルパンクナイト"と銘打ち、メイドカジノ全体が"禁酒法時代の闇カジノ"という設定になっている。
まぁ1種のイベントナイトなんだけど、照明は薄暗くなるわ、葉巻を模した煙(パーティ自体は禁煙なんだ笑)は立ち込めるわ、で労働環境は最悪のブラックバイトだ笑。
客は、男はギャングスーツ、女は娼婦スタイルに網タイツがお約束だ。
僕も笑っちゃう位に肩の張ったスーツに白いマフラーとか巻いてみる。
「そろそろ切り上げ時みたいだ」
「ダメょ。あと1ステージ、dutyが残ってるでしょ?」
「今宵は、かなり儲かったみたいだ。ホラ」
僕は、リファに顔馴染みになったピットボス(フロア担当みたいな)を指差す。
彼は、気難しい顔をしたまま、サムアップ(親指を立てる仕草)してみせる。
このカジノは、オーナーが堅実な人らしくて儲け過ぎるコトを極端に嫌っている。
果たして、黒いミニスカのメイド服を着たシガレット売りからメモが回って来る。
〝auldlangsyne〟
儲け過ぎを嫌う堅実なオーナー様から「別れのワルツ」のリクエスト。
(一)般ピー(プル)が「蛍の光」と呼んでるスコットランドの古い民謡。
この曲は、万国共通のラストソング。
いよいよイベントナイトもお開きだ。
僕は、バンドスタンドに立って、ゆっくりとカウントを出す、ワン、ツー…
リファの奏でる音符達が人影が揺れるダンスフロアへとあふれ出して逝く。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「お疲れ。ハイ、100万弗」
「バカ。でも、また呼んでね」
「ヲレのコスプレを褒めたらな」
リファがキュートな顔に小悪魔みたいな笑みを浮かべ、いやーょ、と口だけ動かし去る。
狭い楽屋で、バンドメンバー1人1人にギャラを手渡すと僕の手取りはホンの僅かになる。
でも、本業のSF作家で少し売れてきた(「地下鉄戦隊メトロキャプテン」知ってる?え?知らない?笑)とは逝え毎週末に決まった稼ぎがある、と逝海コトはホントありがたい。
僕は、上機嫌で harlem nocturn とか口ずさみながら、ディーラーやシガレット売りのコスプレのまま後片付けするスタッフをかき分け、楽屋口から店の外に出たら…
何とリファがガニ股のデブと抱き合ってる!
「な、何だ?(男の)趣味の悪さはヲレのコスプレ以上だな!」
とか何とか逝って肩を叩いて冷やかそうと思ったんだけど、最後までは逝えない。
なぜなら、突如、暗闇から現れた男に、トンプソン機関銃を突きつけられたから。
そして、何と楽屋口の外には、黒ソフトを被ったロングコートの男達がひしめいている。
な、何なんだコレ?次のイベントの用意?それとも"ディーゼルパンクナイト"の続き?
とりあえず、お約束で僕は持ってた楽器ケースを気前良く落とし高々とホールドアップ!
すると、ソレが合図になったのか、外のギャング団?が続々とカジノへ飛び込んで逝く!
「お、おい!冗談にしては少し…」
ホールドアップしたまま、泡を食ってる僕のコトなど、全くの無視だ。
最後の1人が飛び込みざまに抱き合ったままのリファとガニ股を蹴る。
すると、2人は崩れるように倒れてしまったので、恐らく抱き合っていたのではなく気を失ったまま互いに寄りかかっていたらしい。
そして、最後に残ったのは、僕と僕にトンプソンを突きつけてる男の2人。
男は、おもむろにトンプソンを構え直し、引き金にかけた指に力をこめる。
「ま、待て!話せばワカル!」
昭和の宰相を気取ってみたが、史実と全く同じ結果になり、男は容赦なく引き金を引く。
ところが、銃口からは"カチカチッ"と頼りない音がして、情け無い火花が散るだけだ。
何コレ?
拍子抜けしたのも束の間、次の瞬間、背骨が電撃に打ち痺れ、みるみる気が遠くなる。
ゆっくりと、地面へと崩れて逝く僕の耳に、遠く男が気取ってつぶやく声が聞こえる。
「アンタッチャブル!」
第2章 彼女はフラッパー
どうやら、彼等は「イベント潰し」と呼ばれる新手のストリートギャングらしい。
パーティの終わりを狙っては覆面強盗を働き売上金をゴッソリ頂くという寸法だ。
そう教えてくれたのは、僕の(実は唯一の笑)そっちの世界の友人である虎吉さんだ。
彼は、名前も身なり(往年のみゆき族)も恐ろしく凡庸なんだけど若頭をやっている。
「昔からコンパや学生のパーティとかを狙う輩は後を絶たなかったんでヤスがねぇ」
「へぇ。じゃ前からいる連中なんですか?」
「ソレが近頃はヤタラと大陸の連中が絡んでくるんでさぁ」
なんでも、最初はケチな小遣い稼ぎのカツアゲ程度だったらしい。
ソレに大陸の中華マフィアが絡み、今では、もう立派な組織犯罪。
最近では、息のかかった店が襲われて、駆けつけた虎吉さんのトコロの地回りが、逆に青龍刀を振り回されて命からがら逃げ帰って来る、なんてコトもあるらしい。
「全く恐ろしいのは1が素人さんで2が大陸の奴等ですぜ」
チノパンにチェックのジャケットという昭和なアイビーで決めた虎吉さんが、大きな溜息をつきながら、店を出て逝く。
入れ違いで入って来たのは派手なブルーのジャンプスーツにゴールドのチェーンバッグを差し色で効かせたアラサー女。
あ、ココは秋葉原のカリスマメイド、ミユリさんがメイド長を務める老舗のメイドバー。
ミユリさんは、僕の推し(てるメイド)で、僕は、彼女のTOをやっている。
「お久しぶりね、ミユリ」
ややっ?この女、どうやらミユリさんのお知り合いみたいだ。
カウンターにタムロしてた常連連中が、慌てて場所を空ける。
とばっちりで1番端の客(僕だょ笑)はカウンターを追われ壁際へ移動←
しかし、スーツの女は当然という顔してモスコミュールをオーダー。
嫌な女だなぁと思っていたら爆弾発言が飛び出す。
「ホント、ミユリの御主人様のせいでエラい目に遭っちゃったわょ」
たちまち、御屋敷にいた全員(ミユリさんを除く)の視線が四方八方から僕を貫く。
まるで、百万本の鋭利な包丁がブスブスブスと全身に刺さった気分で息が止まる。
僕は、慌てて歴代(と逝っても3人なんだけど)の推し(てたメイド)の顔を思い出す。
いや、違うょな。ジャンプスーツの女は、その誰とも違ってると思うんだけど。
ただ1人、全く僕を見るコトもなくカクテルをつくってたミユリさんが応じる。
「災難だったわね。警察には届けたの?」
「当たり前でしょ?強盗に遭ったのょ!」
「ソレなら後は万世警察にお任せじゃない?」
「ソレで済めばココには来ないわょ」
「私に御用?ソレとも、まさか私の御主人様に御用なのかしら?」
「両方」
「昔から欲張りだったものね」
「余計なお世話ょ、ミユリ」
なんかハラハラしながら、でも妙に角の取れた会話を追っていた僕達だが、ココでやっとミユリさんが彼女を僕に紹介してくれる。
「コチラはシノン。私の古い友人で、今はメイドカジノのオーナー」
ええっ?メイドカジノのオーナーだって?あの強盗に入られたメイドカジノのオーナー?
経営者は儲け過ぎを嫌う堅実な人だと思ってが、こんなデーハーな姉ちゃんだったとは。
あれ?確か僕のせいとか逝ってたみたいだけど、何のコトかな?
「スタッフの中に手引きをした者がいるんじゃないかって逝うのょ」
「まぁ。どなたがそんなコトを?」
「…万世警察」
「ソレで私の御主人様を疑ってココまで来たの?」
ミユリさんは、ニコやかに話しているんだけど、フト、その目から笑いが消える。
瞬間、2人の間に微妙な空気が漂ったが、先に目をそらしたのはシノンさんの方。
「だ・か・ら!私は、そう逝う人もいるって、ワザワザ教えに来たんじゃない」
「御親切に。で、シノンはどう思ってるの?」
「貴女の御主人様も『偶然に』楽屋口で強盗と出くわすなんてホント災難だったなって」
「不憫に思ったら、引き続きテリィ様のバンドを御贔屓にね」
「…わかったわょ。わかりました!」
「御用はお済みね?では、御機嫌よう」
たたみかけるミユリさん。
いいぞ!消えてなくなれ、ジャンプスーツの女!
ところが、彼女の話はココからだ。
「ゴメンね。でも、助けて、ミユリ」
第3章 機関銃ケリーの正体
翌週末もメイドカジノは"ディーゼルパンクナイト"で禁酒法時代に突入する。
僕も、黒のギャングスーツ(白いマフラーはやめた笑)でバンドスタンドに立つ。
そして、僕のバンドをバックに歌うのは…
Under stars chilled by the cooler
Under sailor moon burnin' up there above
You'd be so nice, just like Akihabara
to come home to and love…
意外にハスキー。
甘く切ない歌声。
腰まで入ったスリットから太腿を見せつけるように身をくねらせ歌うのはミユリさんだ。
すげぇ!黒のドレスでオトナの色気が全開!気分はもう絶対にギャングの情婦って感じ。
あ、ダメだょ、僕にウィンクなんかしちゃ。
「テリィ!ちゃんと曲を止めてょ!」
ミユリさんの太腿に見とれてキュー出しが遅れアルト(サックス)のリファは御機嫌斜め。
ミユリさんが加わってから、バンドの華はリファからミユリさんに完全に移行している。
あの夜、シノンさんからのリクエストは、僕とミユリさんにカジノのスタッフの中に潜むスパイを見つけ出してほしい、というもの。
僕とミユリさんは、バンドメンバーに扮して内偵を始める。
メイドカジノの内部から、裏切者のスパイを探し出すのだ。
「テリィ様、こんなモノが」
ラストショー直前の板付き(演奏前のスタンバイ)でミユリさんがささやく。
ややっ?ミユリさんが手にしているモノは…トンプソン機関銃ではないか。
うーん、銃口に細工がしてある、僕を失神させたスタンガン仕様のモノ。
メイドカジノを襲撃したイベント潰しの連中が使っていたモノと同じ奴。
何故こんなモノがココに?
「バックヤードに転がっていました。持ち主は会場にいるハズ。炙りだしてみます!」
張り切るミユリさんは、何とトンプソンを構えたままステージに出て逝く。
僕は、慌てて次の曲を"マシンガンケリー"に変更し、バンドメンバーにサインを出す。
チャールズ・ブロンソンの古いギャング映画のテーマなんだけど、初めて見る楽譜だょw
とりあえず、コードだけ告げ、ままょとバラードで始めたら、案の定、リファはスゴい形相で僕を睨むが、ココは気づかないフリ笑。
「テリィ様、ポーカーテーブル」
「え?どこどこ?」
「だめ。見ないで」
「え?何だょ水臭いな」
「違うでしょ。太腿じゃなくてポーカーテーブル」
間奏の時に、ミユリさんがバンドスタンドまで来て僕に耳打ち。
目玉だけ動かして見ると、そこには馴染みのピットボスがいる。
いつもの気難しい顔が今宵は驚愕に歪んで、今にもミユリさんに向かって突撃して来そうな形相なんだが…彼か?彼がスパイなのか?
「僕がシノンさんを呼んでくる!ミユリさんはそれまで歌い続けて!」
「でも歌詞は2番で終わりです」
「歌い続けてょ!鉄道唱歌みたいさ!」
「英語なんですけど」
バンドはバンドで、ループ演奏のサインを出したらリファが凄まじい顔で睨んでくる。
しかし、僕は構わずにバンドスタンドを飛び出し、シノンさんを見つけて事情を話す。
シノンさんは、直ぐにメイドカジノの用心棒を呼ぶ。
ん?用心棒は、いつかリファとキスしてたガニ股だw
第4章 リファ、またの名を…
グシッ!
ガニ股の拳がピットボスの顔面にメリ込む鈍い音。
殴られたピットボスは楽屋口から路地に転がり出て頭からゴミバケツに突っ込む。
額を激しく切ったようだが、彼は気難しい顔のままで悲鳴1つあげない。
ガニ股がゴミの中から胸倉を掴んで立たせ、シノンさんが詰問する。
「お前がスパイだったのね?」
ピットボスがゆっくりと、しかし、決然と首を振る。
ガニ股がさらに鳩尾にパンチを入れると流石に呻き声を漏らし地面に崩れ落ちる。
あぁ、とても見ていられない。
昔、キャバレーバンドでバイトしてた頃、呼び出しを食った黒歴史がフラッシュバック。
あ、五反田のニューブルームーンって逝うキャバレーのバンドにいました、実は。
「お前を送り込んだのは誰?」
しかし、鬼の形相をしたシノンさんの迫力もハンパない。
気圧されたのかピットボスが素早く胸ポケットに手を伸ばす。
拳銃か?ガニ股が腕を掴もうとするが、それより早くピットボスが差し出したモノは…
軍服姿の男が敬礼している、1枚の古びれた写真だ。
ややっ?この男は?
「軍の特務の制服?お、お前は?」
そこに写っていたのはガニ股だ。
きれいに整髪し、生真面目な顔で背筋を伸ばしているが、間違いなく彼だ。
しかし、特務って何?
ネルフみたいな奴?
僕とミユリさんには、何が何やら全くわからない。
しかし、僕達以外の全員には、どうもソレだけで十分だったらしい。
「スパイはコイツだ!」
シノンさんが叫ぶのとガニ股がピットボスを突き飛ばし走り出すのがほぼ同時。
不意をつき囲みを破って遁走するガニ股の前に小柄な人影が躍り出る。
女?あれ?リファじゃないか!
ガニ股が彼女を突き飛ばそうと伸ばした腕を捉えて見事な1本背負い!
ガニ股の身体が宙に舞い、音を立てて地面に叩きつけられる!
「捕まえろ!逃すな!」
楽屋口からメイドカジノのスタッフが飛び出して来てガニ股を取り押さえる。
妙に慣れた手つきでサルグツワを噛ませるとヒモで縛り上げシノンさんの前に突き出す。
その傍らでは、リファが一丁上がりという感じでホコリを払っている。
僕とミユリさんは、顔を見合わせる。
「なんなの、コレ?」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「なんなの、コレ?」
ミユリさんがシノンさんに詰め寄…りたいのだが人が多過ぎて身動き取れない。
元々狭いカジノの楽屋に、関係者?がギッシリとひしめき合っている。
ミユリさんは、珍しく気色ばんでいる。
さっきまでギャング団の女ボスみたいに振る舞ってたシノンさんもタジタジだ。
「あぁごめんなさい!ミユリには実は逝ってなかったコトが…」
「シノン!貴女は何者?大陸系?」
「ええっ?なんでわかるの?」
「あの軍服!リファさんの投げ技!」
あれれ?さっきのは1本背負いじゃないの?
「さ、さすがはミユリ…」
「ねぇ、このメイドカジノは何?」
「あぁソコまで…わかった。貴女には全部話すわ」
観念したシノンさんが語り出す。
彼女の話によれば、シノンさんをはじめメイドカジノの関係者は、実は亡命者。
大陸を追われ日本に逃げ延びた彼等は、名前と身分を偽り秋葉原でカジノを始める。
ココでの収益は、マネーロンダリングされて世界各地に散った同志の活動資金となる。
「ところが、最近になって情報が漏れ出して…」
挙句に売上金を奪われるまでになる。
襲ったストリートギャングは秋葉原の人間だったが、裏で彼等を操ったのは、大陸が送り込んだ特務。
彼は、僕とミユリさんの調査?を撹乱する目的で、ワザと目につく場所にスタンガンを置いたりもしたようだ。
「その…特務さんはどうなるの?」
ミユリさんの問いにシノンさんは黙ったまま答えない。
ん?この沈黙の意味するものは何だ?
気まずくなりかけた時に、額にハデに絆創膏を貼ったピットボスが現れる。
甲斐甲斐しく彼に肩を貸しているのは…おいおい!リファじゃないか?
リファも亡命者の一味なのか?
シノンさんがピットボスに駆け寄る。
「ごめんなさい、軍曹。私は貴方を疑った」
「とんでもありません。奴の身元を割るのに時間を食った自分に責めがありました」
「貴方を最後まで信じていたのはミレイ少尉だけょ」
「やめてください、大尉」
しおらしく頰を赤らめるリファ…
じゃなかった本名はミレイ?階級は少尉?
ってか、この人達って軍隊組織なの?
どっかの部隊が丸々亡命したってコト?
しかし、リファ、じゃなかったミレイ少尉殿って意外と気難しい顔がお好みなんだな。
僕は、ミユリさんと顔を見合わせフランス人みたいに肩をスボめてみせる。
「しかし、奪われた金は戻らない。祖国が蘇る日は未だ遥かだ」
フト、遠い目をしながらも唇の端をキリリと引き締めるのはシノン大尉殿だ。
今回、彼等が奪われたのは、彼等が祖国を取り戻すための革命資金だったのだ。
恋人?に肩を抱かれたピットボス「軍曹」殿も目を閉じ俯く。
しかし、そんな状況下でもミレイ少尉殿だけは、何処までも元気だ。
「心配ないわ」
彼女は、得意技のキュートな笑顔を浮かべながら、キッパリと言い切るんだ。
そして、僕は彼女の言葉に頷く。さすがはリファだな、って感心しながらね。
「私達の革命にお金はいらないもの」
おしまい
今回は、革命資金調達のためにメイドカジノを経営する亡命者達、本国から送り込まれたスパイ、舞台となるカジノの箱バン(専属バンド)のバンドマンなどが登場しました。
秋葉原の人種の坩堝的な側面に触れ、作品世界にも、少しだけ国際的な広がりを持たせてみました。
秋葉原を訪れる全ての人類が幸せになりますように。