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創世記D0009

メタルスライムやジュエルスライムに目が行っていたけど、良く見てみたら他のスライムもチート級が色々と存在するようだ。

状態異常でお馴染みのバブルスライム系は毒付与だけではなかったようで…

麻痺や腐敗に病魔と呪いもだが、特に石かと即死毒系がヤバ過ぎる。


(ああ、バブル系ね)って流していたが、内容を確認して仰天したものだよ、うん。


巨大スライム系の【大喰らい】なんてヤツも笑えない存在だった。

巨大な癖に隠密性に優れていて、普段は部屋の天井などに潜んでいるんだとか。

それが獲物が部屋へ入ると上から覆い被さる様に落ちて来て獲物を多い捕食!

溶かされるスピードが速いから、捕食されたら、まずは助からないってことだった。

こえぇぇぇっ!


擬態系には様々な種類が存在するが、落とし穴系スライム【ピッター】なんて言うのは際物(きわもの)系だが恐ろしいぞ。

石畳だと思って進んでると足元に穴が空いて落ちる訳だ。

この穴なんだが、実は実際に通路へ穴が空いている訳では無く【ピッター】本体が潜む亜空間へと続く穴なんだとさ。

つまり【ピッター】の能力にて空けられた本来は存在しない穴と言うことなんだ。

そんな【ピッター】が空けた落とし穴は亜空間へと繋がっている訳だから、穴を閉じられたら外部から助けることは不可能。

全くなんて悪辣(あくらつ)なスライムなんだろう…


そして擬態系の【ドッペル】も厭らしくも恐ろしいスライムだと言えるだろう。

コイツの恐ろしいのは人に擬態するというところだが、これだけでは恐ろしさは伝わらないだろうなぁ~


では状況を例えて説明することにしようか…

そうだな、通路を6人グループで警戒しながら進んでいるとしよう。


そんな通路の物陰に潜んでいる場合もあるが、床や壁、装飾に擬態しているとかもあるんだよ、こいつはな。

だから見分けるのは非常に困難なスライムだと言えるだろう。

そんな【ドッペル】の近くを通過した場合、最後尾のヤツに取り付いて装備沿いにヤツは移動するのだ。

そして獲物の毛穴などから体内へと侵食して行き…本人が気付かない内に内部より肉体を奪い去り、その者の皮を纏ったスライムへと変えて行くのだとか…


本人が気付かない訳だから仲間が気付く訳もない訳で、【ドッペル】化した仲間が近付いて来たと思った時には己も【ドッペル】化の危機に(ひん)している訳で…

そんな感じで気付かぬ間に全滅して全員が【ドッペル】化しているなんてことになるそうな。

無音、無形にて忍び寄り取り()くように暗殺する鬼畜スライム、それが【ドッペル】スライムだった…

ってぇ!恐過ぎるてばぁっ!


記載されていないスライムも系統だけは判明している。

エルダー、エンシェントなどの永寿系にイビル、デモン、デビルなどの闇黒系、スター、エンジェル、ゴッズなどの神聖系などだな。

これらの開放条件は不明だが、無理に開放するつもりはないぞ。

っかさぁ、現状のスライム達で既にお腹一杯です。


そしてスライム系に最大の欠点が1つ。

そう、それはヤツらが喋れず意思の疎通が不可能だと言うこと。

相談したいことが発生しても現在は相談相手がおらず全て自分で考えて判断しないとならないんだよ。


これは結構厳しい状態だと言えるだろう。

俺はダンジョンなど造ったことなど当然ない訳で、実際にどう遣って良いのか分からないんだ。

だから相談できる相手が欲しいところなのだが…先程の強制100万体召喚にて召喚できる範囲が広がっていれば良いのだけれど…


マスコット的にはゴブリンやコボルトを召喚して傍らへと置いていても良いだろうさ。

だけど、とてもではないが相談相手となれるヤツらではない。

い、いや…意外と賢かったりするのか?


ちと、そんなことを思ってもみたが、ヤツらよりも高位の存在の方が確かだろうさ。

映像は確認する気にはならないので、ダンジョンコアに現状を確認したところ召喚は終了している模様。

それでは召喚できるクリチャーがダンジョンブックに追加されているか確認しますかね。

そう思い、俺はダンジョンブックの獣人系ページを開いてみると…神獣人ってヤツが追加されておりましたとさ。


えっ!?マジでぇ!


慌てて亜人系を確認したところ龍人ってヤツの追加が…

アンデッドはノーライフ・カイザーって…


い、いや、そのですねぇ…俺はテッキリさぁワーウルフとかハイエルフにバンパイアなんてのを想像していたんですが…

強過ぎね、これ?


でも他には存在しない訳で…召喚するしかないよなぁ~ふぅ。


そう言う訳で、早速、この3体を召喚してみることにしましたよ、ええ。


獣人系からは神獣系の麒麟人(きりんびと)を召喚。

性別はランダムで指定できなかったんだけど女性が召喚されてしまったよ。

いやぁ~ボッキュボンなグラマラスな美女の額には螺旋状に尖る角1本。

銀糸の腰まで流れる艶やかな髪の光沢が光を反射して美しく白い肌に映えているな。

そしてアイスブルーの瞳が冷やかなる光を湛えているような…


亜人系ページからは龍人を召喚したんだが、此方は麒麟人よりも控えめな体型だと言えるだろう。

いや、スレンダーっと言う意味ではないぞ!

胸は確実にCカップは超えていると思われるボリュームなんだよ!

あれは麒麟人の体型が特別だと言えるだろうさ。

此方は金髪ロングヘアで小麦肌をした赤目の美女さんだったよ。

顳顬(こめかみ)の左右から後方へ流れるように生える角が特徴的だったな。


っか、美女続きだな、をいっ!


そしてアンデッドなんだが…なんで幼女?

黒髪黒目のロリっ()が満面の笑顔で現れたのだが…なんか微妙な空気と、ほっこりした空気が…


う~ん、カオスです。

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