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敬愛する作者について話をしよう

「あら、書き物なんて珍しいわね。文才にでも目覚めたのかしら?」

「からかいついでに僕の事を馬鹿にするはやめて欲しいな。僕はこう見えても、読書が好きな人間なんだ」

「読み手と書き手は全然違うものよ。だからといって、貴方が筆を走らす意味が分からないんだけど……」

「盛大に勘違いしているところ申し訳ないんだけど、これは一種の感想みたいなものだよ。自身の創作とは、ほど遠い」

「ああ、それならそれで早くそう言えば良いのに」

「勿体ぶった方が僕らしいだろ?」

「私はそういう所が憎らしく思うんですけどね。どうせ、貴方のことだからロクでもなく遠回しな感想を書いてるんでしょうけど」

「感情の表現は苦手でね。こればっかりは見逃して欲しいところだ」

「感想なんて感情の具現化よ。取り繕うまでもなく、ありのままを書けば良いの」

「その言い方じゃあ、マスターもひょっとして……」

「ふぅ、こういう所だけは気が合うみたいね。ええ、そうよ。私も今しがた、小説の感想を書いたところですもの」

「是非とも拝見させて欲しいものだね。マスターオススメの一冊ってやつを」


「あら、それは貴方の勝手にすれば良いじゃない。それはそうと、貴方のオススメはどれになるのかしら? それはそれで、興味が湧いて仕方がないんだけれど」

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