墓場の死体
今回はかなりテンションが高いです
紅魔館を発ち、すぐにこいしが口を開いた。
「ねえ、ヘンリー。少し行きたい所があるんだけど・・・」
「急いでるんだが・・・少しくらいなら構わないだろう。」
「じゃあ早く行こっ!」
そういうとこいしは私を持ち上げ、そのまま宙に浮かんだ。
「うわああああ!!!」
そのまま落ちると確実に死ぬ高さまで持ち上げられ、どこかに連れて行かれる。
「ど・・・どこに行くんだ?」
「お墓だよ。あそこに友達がいるの。」
墓に?さぞかし幽霊少女とかだろうな・・・
とりあえずいつ出てきても大丈夫なように、心の準備だけはしておこう。
「着いたよ。」
ここが墓か。
日本のは長方形なんだな。
そんなことを考えていると、地面に降ろされた、というか落とされた。
高所じゃなくてよかった・・・
「友達探してくるね!」
「お・・・おい!」
こいしは足早にどこかへ行ってしまった。
その間、縁起が悪いとは思うが、墓石を見てまわることにした。
「なんて書いてあるんだ?これ。」
昔の文字は読めないな。
それにしてもこいし遅いな・・・
すると突然
「お前は誰だ?」
声を掛けられた。
「また後ろから・・・」
中華っぽい服を着ている少女が、手をこっちに伸ばして不思議そうにこちらを見ている。
額に札が貼られている・・・
「ああああ!!!お前しんにゅーしゃだな!お墓は荒らしちゃダメなんだぞー!!」
「いやいや・・・墓を荒らす訳ないじゃないよ。ところで君は?」
「あ~ん?わたしは誰だ?お前もだれだ?」
「私はヘンリー・カタルトフ。君は・・・」
「ヘンリー?なにそれ苦そう。」
「え?」
私の名前が苦そう?
「あの名前を・・・」
「お前キョンシー候補か!?そうなんだな!」
「え?その・・・「ぴょんしー」?ってなんだ?君の名前?」
「私の名前は宮古芳香。ぴょんしーはなにしにきた?」
「だから私はヘンリーだ。古明地こいしとここに来たんだけど、帰ってこないから待っていた。」
「じゃあ私と同じだな!私もせーが待ってたんだぞ。同族同族♪」
この子はもうハイテンションすぎる。
名前と家族と抜けているということがわかった。
「そのせーがという人は家族か?」
「家族?私はぴょんしーと同族だ。」
「私はヘンリーだ。」
とりあえずそのせーがって人は家族なんだろう。
芳香と話していると誰か近づいて来た。
もうそろそろ戦闘シーン書こうかな。