良いことじゃないのはわかってるのに・・・
現在、昼だ。
今日の昼ご飯もいつもとあまり変わらない、貧相な和食だった。
途中で魔理沙が来て、凛と仲良くやっていた。
そして私たちは妖怪退治をするという建前で、金品を頂戴しに行くことにした。
<不気味な林>
「凛から聞いた話によれば、ここには昔から人間に悪戯ばかりしていた天邪鬼が住んでいるらしい。盛大に痛い目を見せてやろう。」
「ただの妖怪じゃないか。天邪鬼ぐらい私一人で蹴散らしてやるぜ!」
そして魔理沙は意気揚々と洞穴に突撃していった。
「魔理沙待ってよ~!私も暴れたくてウズウズしてるんだよ!?」
続いてこいしも洞穴に入っていく。
「元気な奴らだ、まったく。犯罪なんて久しぶりだな。」
私もなぜか気分が高揚してきた。悪事を働くことに快感を覚えると、人間はダメになるな。
中に入ると二人は既に派手にやっていた。
色取り取りの光弾が飛んでいて、近づくと大変なことになりそうだ。
「おらおら、もっと頑張れよ!面白くないぜ!」
楽しそうだなあ・・・外の世界とレベルが違う。
<博麗神社・縁側>
霊夢は凛とお茶を飲んでいた。
「始まったみたいね。」
「うん。音が聞こえる場所からすると、そう遠くないところだよね。」
「あとは成功してくれるのを待つだけね。もし手ぶらで帰ってきたら境内で過ごしてもらうわ。」
「ここに居着くのはいいんだね。」
「・・・」
天邪鬼の巣ではまだ弾幕合戦が続いていた。
天邪鬼たちも抵抗はしているが、こいしと魔理沙の二人が強すぎて
すぐに潰されている。
ヘンリーは・・・
「あった・・・妖怪が増えないうちに戻るか。」
天邪鬼達が盗んできた品を見つけ、無事手に入れたようだ。
すると、傍の岩影から天邪鬼の親子が出てきた。
「うお!」
親と思われる天邪鬼が飛びかかってきたのをギリギリでしゃがんで避ける。
爪が尖っていたので、刺されれば出血多量で死んでいただろう。
親天邪鬼はなにか喚きながらさらに攻撃してきた。
「ああクソっ!せっかく取り返したのに・・・!おらっ!」
天邪鬼を蹴り飛ばし、魔理沙たちの方まで走る。
「おい!奥にまだ隠れてやがったぞ!」
「やばい!早く逃げようぜ。」
そう言い、魔理沙はヘンリーとこいしの腕を掴んで洞穴から出た。
「っ!・・・二人とも無事か?」
魔理沙が二人の様子を聞く。
「なんとかな・・・」
「私も大丈夫だよ。ついでにいっぱい出てきてるよ。」
洞穴の方を振り向くと、大量の天邪鬼が穴から湧いてきている。
「まだ逃げないとダメだな。博麗神社まで行こう!」
ヘンリーがそう言い、こいしと魔理沙、そしてヘンリーも飛んだ。
「おい、なんでヘンリーも飛べるんだ?」
「わからない!ひとまず逃げないと奴らの食料にされるぞ!」




