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メリトクラシア  作者: Lancer
★【第4章】《学園編》★ テーマ:階級を超えた友情と成長
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番外編⑥-3 娘みたいに、可愛い人

「母と娘のように──」


今回の番外編は、ジェイドの母とアイリスが“本音で向き合う”物語です。

これまで遠慮がちだったアイリスが、

勇気を出して“娘のように甘える”姿に心を打たれるはず。


ジェイドを支える覚悟、

そして“家族になる”決意の瞬間を、ぜひ感じてください。




王都の屋敷の午後。

温かい陽だまりの中で、母とアイリスは並んで座っていた。

テーブルの上には、手作りのお菓子と湯気を立てるハーブティー。


「ジェイドなら庭で父さんと話してるわ。……少し、こっちへ来てくれる?」

母は優しく微笑み、アイリスを台所へと誘った。


---


「アイリスちゃん」

母の声が柔らかく響く。

「あなたはね、もう私たちの家族よ」


「……お母様」

アイリスは涙を堪えきれず、ポロポロとこぼす。


「私…本当に、ジェイド様にお仕えする資格があるのでしょうか」

「何もできない私が、ジェイド様の隣にいても…」


「できるかどうかなんて関係ないのよ」

母はアイリスの手を包み込み、そっと頬に触れた。

「あなたはもう、私の娘のようなものだもの」


---


「……お母様……」

アイリスは小さく声を震わせ、母の胸元に顔を埋めた。


「ありがとう……私、必ずジェイド様を支えます」

「どんなことがあっても、そばを離れません」


「そう…それでいいの」

母は穏やかな笑みを浮かべ、白銀の髪を優しく撫でた。

「ジェイドは不器用な子だから…あなたがいてくれると、きっと心強いわ」


---


そこへ、ゆっくりと扉が開く音。

ジェイドが立っていた。


「母さん…アイリス」


二人の姿を見て、ジェイドはゆっくり歩み寄り、アイリスの手を取る。


「母さん、この子は俺が守る」

「絶対に、何があっても幸せにする」


母は穏やかに頷く。

「ジェイド、この子は娘同然よ。大切にしなさい」


「……わかってる」


アイリスは顔を赤らめながら、小さく頷いた。

「ジェイド様……ありがとうございます」




「娘みたいに、可愛い人──」


最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

母の優しさとアイリスの可憐さが重なり、

温かくて涙がこぼれるようなひとときになったでしょうか。


次はまた本編へ──

ジェイドとアイリスの未来を、ぜひ見守ってください。


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