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メリトクラシア 処女作  作者: Lancer
番外編5
39/88

アイリス相談室バラエティ回《心を鍛えろ!ラジオ武者修行》

**「ようこそ、司先生ラジオへ…」**


……と言いたいところですが、

本日のラジオはなぜか“修行場”と化しています!?

熱血すぎる司先生と、振り回される私アイリス、

そして冷静な(?)ユミナさんが繰り広げる異色ラジオ番組、

**『心を鍛えろ!ラジオ武者修行』**開幕です!


お便りは、あなたの心も鍛えますので覚悟してお聴きください…!

司先生「よおおおおしッ!!!お前ら!!!今夜は!オレのラジオで心も体も武者修行だァァァ!!!!」


アイリス「こ、こんばんは…!“アイリス相談室”じゃないですよっ…ここは司先生の…ら、ラジオ…?です!」


ユミナ「……これは本当に放送できるんですか?」


司先生「放送とか関係ねぇ!このラジオは魂を鍛える場だ!!お便り読め!!全力で答えてやる!!」


アイリス「は、はいっ!えっと…ラジオネーム“迷える仔羊”さんからです…!」


『司先生!主さまに一歩近づきたいんですが、どうしても怖くて踏み出せません…どうすれば…』


司先生「そんなもん簡単だァ!!気合だ!!気合で一歩踏み出して、主の背中に追いつくんだ!!」


ユミナ「気合で全部片付けるのやめません?」


アイリス「わ、わたしも…ジェイド様に声が震えたこと…あるかも…」


司先生「アイリス!!お前だって修行中だろ!!次にジェイドの顔見たら、声張り上げてこう言うんだ!!

“ジェイド様!わたしはあなたの隣に立ちたいです!!”」


アイリス「そ、そんなこと無理ですぅぅぅ!!」


ユミナ「これは完全に公開処刑だね…」


司先生「次だァ!!もっと修行したいやついねぇのか!?」


アイリス「ラジオネーム“ガラスの心臓”さん…」


『主さまに笑顔で話しかけたいのに、いざ顔を見ると心臓がバクバクして声が出ません…!どうしたら…』


司先生「ハァ!?そんなもん気にすんな!!心臓がバクバクするのは生きてる証拠だァァァ!!!

声が震えても顔が赤くなってもいい!!それを見せてこそ本気ってもんだろうが!!」


ユミナ「……でも、それで主さまが引いたらどうするんですか?」


司先生「引かせるな!!熱量で押し切れ!!相手が引く前にこっちの想い叩き込むんだ!!」


アイリス「う、うう…司先生の答えって…ほんとうに…」


司先生「おい!悩むな!!お前も進行役なら叫べ!!!

“主さまに追いつきたいなら声に出せぇぇぇ!!”」


アイリス「し、主さまに追いつきたいですぅぅぅっ!!」


ユミナ「……ラジオというか修行場だこれ。」


アイリス「ラジオネーム“黒猫の隠れ家”さん…」


『主さまが他の女性と話してるだけで、胸がチクッとします…わたし、どうかしてますか…?』


司先生「どうかしてねぇ!!それは恋だ!!そのチクッとした胸の痛み、全力でぶつけろォォォ!!

そしてこう言え!!

“主さま、あの…わたし以外を見ないでください!!”」


アイリス「う、うう…そんなこと…っ」


ユミナ「…アイリス、これが試練だ。がんばれ。」


司先生「おいユミナ!!お前だって好きな男が他の女と話してたら…」


ユミナ「即座に背後を取り、呼吸を封じます。」


アイリス「こ、こわいですユミナさん!!」


司先生「ハァーーーッハッハ!!お前もいい根性してるなァ!!」


アイリス「ラジオネーム“氷のうさぎ”さん…」


『司先生…主さまのために何でもできます!でも、主さまはわたしをただの道具として見ています…

それでもわたし、想いを伝えてもいいんでしょうか…?』


司先生「いいか!!聞け!!お前は“道具”じゃねぇ!!

心があって、こうして悩んでる時点で…もう“ただの従者”なんかじゃねぇんだ!!!」


アイリス「し、司先生…」


司先生「主さまがどう見ていようが関係ねぇ!!お前の気持ちは、お前だけのもんだ!!

伝えずに終わったら一生後悔するぞ!!

例え拒絶されても──その痛みが、お前をもっと強くすんだァァァ!!」


ユミナ「……さっきから思うけど、これもう相談じゃなくて洗脳だよね。」


アイリス「で、でも…司先生のお言葉…なんだか…胸が熱くなります…!」


司先生「次ジェイドの顔見たら、こう言ってやれ!!

“主さま!!わたしはあなたを道具扱いさせません!!”」


アイリス「無理ですぅぅぅっ!!!」


アイリス「ラジオネーム“眠れる獅子”さん…」


『司先生、俺は…もう主従の関係を壊してでも主さまを奪いたいんです…どうすれば…』


司先生「奪えぇぇぇぇぇぇぇッ!!!!」


アイリス「ええええええええ!?!?!?!?」


司先生「守るだの従うだの言ってるうちはダメだ!!欲しいなら奪い取れ!!

“主さまを奪う覚悟”もねぇ奴に、本物の愛なんて語れねぇぇぇぇぇぇぇ!!」


ユミナ「……あの、このラジオ倫理委員会通るんですか?」


アイリス「し、司先生…それって…まるで…」


司先生「覚悟だ!!恋愛も修行も同じだ!!覚悟がある奴だけが…主の隣に立てるんだァァァ!!」


司先生「オイ!!そこのお前ら!!!お前らの魂、少しでも熱くなったか!?

なってねぇ奴は今からスクワット100回しろォォォ!!!」


アイリス「で、では皆さま…次回までに心を鍛えて…また、お会いしましょう…!」






**「武者修行、お疲れ様でした!」**


本日はお便りを送ってくださった皆さま、

……そして司先生の熱量に耐え抜いた皆さま、

本当にお疲れさまでした。


「アイリス相談室」とはひと味違う、

笑いあり、叫びありのラジオはいかがでしたか?


水曜日に、いつもの「アイリス相談室」を開きます。

どうぞお楽しみください…! 

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