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メリトクラシア  作者: Lancer
番外編3
27/88

【第1回】アイリス相談室──「あなたの声が、わたしの力になるから」

ようこそ、第1回《アイリス相談室》へ。

昨日の“階段の下”から、一歩だけ前に──

今日から、いよいよ本格運用が始まります。


あなたのお悩み、ここに預けてみませんか?

初回は、ちょっとだけ「はじめての一歩」にふさわしい相談を、アイリスが受け止めます。



静かな部屋の中、アイリスは机の上に手を添え、少しだけ緊張した様子で息を整える)


「……えへへ。

今日が、“ほんとの”はじまりの日、なんですよね」


「昨日は、たくさんのあたたかい声をかけていただいて……

本当に、ありがとうございました」


「だから今日は、ちゃんと“お返し”したいんです。

わたし、ちゃんと“誰かの力”になりたくて──」


(アイリスは、小さな封筒をそっと開き、そこに綴られた“相談内容”を読み上げる)


ご相談:読者ネーム『リリィさん』より

「新しいことに挑戦したいのに、いつも“怖さ”が勝ってしまいます。

 周りの人はできてるのに、わたしだけ……って、情けなくなって。

 アイリスちゃんは、どうしてそんなに勇気があるの?」


「…………」


(アイリスは、すこしだけ目を伏せて──そして、やさしく語り出す)


「わたしも、最初は怖かったんです。

相談室を開くって言われたとき、“そんなの、わたしにできるの……?”って」


「でも──」


「ひとりだけでもいい。“あなたの声”を受け止めたいって、そう思ったんです。

誰かの言葉が、わたしの背中を押してくれたから──

今、ここに立ててるんです」


「だから、リリィさん。

こわがりでも、ゆっくりでも、大丈夫。

あなたの“やりたい”って気持ちは、ちゃんと本物なんです」


(彼女は胸に手をあてて、まっすぐにカメラを見つめる)


「わたしでよければ……一緒に、その一歩、踏み出してみませんか?」


クロノス(構造管理)

「“恐れ”は否定すべきものではない。

それは君が“真剣に考えている証”だ。恐れた分だけ、前進の価値も増す」


ノエル(構造読者代表)

「比較ではなく、歩幅を見よう。君の一歩は、他人の十歩に勝る日もあるんだ」


ユミナ(感情演出)

「“できない”って思ったとき、そっと手を添えてくれる誰かがいる──

その存在が、人を“できる”に変えてくれるのよ?」


司(熱血応援)

「お前はもう“踏み出した”んだよ、この相談を送った時点でな!」


リリア(共感)

「うん、わたしも……怖がりなとこ、いっぱいあるよ。

でも、アイリスちゃんの声に……わたしも勇気、もらえた気がする……」


(アイリスはふっと微笑み、小さく頷いた)


「リリィさん。あなたが“迷ってる自分”も、“進みたい自分”も、どちらも大切にして──

焦らなくても、大丈夫ですからね?」


「この相談室は、いつでも、ここにあります。

また、お便り……待ってます」

ここまでご覧いただき、本当にありがとうございました。


本日は《アイリス相談室》第1回──

記念すべき、最初の扉が開かれた日です。


この企画は、メリトクラシア国内の“とある特別区域”で運営される、

国家非公式の心の交流空間《相談室》を舞台としています。


試験制度や階級社会に縛られた日々の中で、

誰かにそっと話を聞いてほしい──

そんな願いが、ここでは何よりも大切にされています。


この場に立つのは、ひとりの少女・アイリス。

彼女が皆さまの言葉を受け止め、心を込めて応えていきます。


 


そしてこの《相談室》は──

日曜と水曜の週2回、定期開催されることとなりました。


日曜は、未来に向かって気持ちを整える“出発の相談室”。

水曜は、週の折り返しに寄り添う“癒しの相談室”。


どちらも、物語の裏側で静かに紡がれる、もう一つの物語です。


 


……そして。


この“相談室”はメリトクラシアという異世界に存在しながらも、

実は──現実世界にいるあなたとも、確かにつながっています。


だからこそ、お願いさせてください。


 


現実世界からのお便り、お待ちしております。

#アイリス相談室 タグ、またはコメント欄まで、

あなたの声を──どうか、わたしたちに届けてくださいね。


それではまた、水曜の夜に。

ごきげんよう、メリトクラシアより──



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