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街から出禁になりました(泣)


最初に聞こえたのは沢山の人々の話し声だった。


「すご…!」


さっきの黒い場所から一転、そこは大きな広場だった。非常にリアルなグラフィックスは、現実だと思わせられる。

さらに、隅には屋台が連なっており、ぱっと見ると武器や防具、ポーションらしきものを売っているところがある。料理を売っているところからはとても良い匂いがする。


「このゲーム凄い…匂いも再現してるなんて…」


細かいところを再現しているところに制作陣の熱意が感じられる。

これは流行る…


一つ気になることがある。

なんで皆は俺のことを変態を見る目で見ているのだろうか。そんなに服装おかしいかな…あ…。


なんということだろうか。俺は裸だったのだ!


俺はそれに気付くと、一目散にこの街の門まで向かった。 その途中で衛兵と思わしきNPCが俺のことを止めた。


「なんですか!?急いでるんです!」


「裸の変態がいると通報を受けた。お前異邦人だな?逮捕してもムダだな…よし、お前!この街から出禁とする!出ていけ!」


「え、ええええええ!?」


酷すぎる。何がなんでも酷すぎる。こんなの知らないよ。魔力防具について聞いておけばよかった…。


俺は街の近くの森に入り、身を隠す。

幸いこの森にいるプレイヤーは少ないようだ。


とりあえず裸は嫌だから、魔力防具と武器についての説明を見る。


『魔力防具』★ユニーク


天から与えられた唯一無二の防具。この防具は装備すると一生外せなくなる。

想像力豊かな者が使いこなせるだろう。



『魔力武器』★ユニーク


天から与えられた唯一無二の防具。この武器は装備すると一生外せなくなる。

想像力豊かな者が使いこなせるだろう。

他人からはその武器は見えない。使うたびに創造して使えばいいだろう。


 


……………つまり、自分で作れと。

物は試し、やってみよう。


……


一時間の奮闘の末完成したのがこれだ。



『魔力防具 黒天一式』


魔力防具によって創造した、防具。効果はまだついておらず、紙装甲。



デザインは我ながら最高。だが、効果?

そういうところも想像してするのか?



また三十分の奮闘。できたのが 


『魔力防具 黒天一式』★ユニーク 品質S

 

魔力防具によって創造した防具。火、水、土、風、闇、光、闇に耐性を持ち、防汚、環境適応が付いている。防御力も折り紙付き。



よっしゃあ!!!完成した!

火属性耐性をつけるために火を水で掻き消すイメージをすると見事火属性耐性がつき、その要領でやっていくと基本全属性への耐性をつけることができた。防汚、環境適応はよくわからない。

快適に過ごせることを想像しているとこの効果がついてしまった。



そんなこんなで防具を作ることができた。

そして思うことがある。これ、チートじゃない?

効果などはどんどん上書きしていけるらしい。


魔力武器もそうだ、敵や、場面に応じて武器の種類を変えることができ、様々な効果を乗せることができる。


俺はとんでもないものを持ったかもしれない。


服の色は目立たないように黒にしたが、このゲームはサービス開始してからまだ1時間ほど。

この地点ではとても目立つだろう。


そのため、ローブを作った。名前は黒点のローブ。効果は、黒天一式と同様だ。


よし、これで目立たなくなる。


ひとまずこの森を散策しようか。モンスターとは極力戦わない。

 


「ここ不気味だな」 


森を10分程進んでいると不気味夏感じを覚えた。こんな感覚までも再現するのか?


あたりは霧で立ち込め、薄暗い。

周りにモンスターが以内か注意し、進んでいく。


すると、霧が濃くなり俺の視界を奪った。



「ここは神の使い送りの遺跡。君はどんなユニークを持っているのかな?」



『ワールドアナウンス 


第8エリアに到達したプレイヤーが現れました。第一エリアに第8エリアに行けるフィールドがあります。積極的に探してみてください』



え、ワールドアナウンス…?なんで?そして誰よ!?





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