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プロローグ

末永くよろしくおねがいします


3.2.1………


よし!待ちに待ったこれの発売日だ!


たった今4月1日になった。今日、4月1日は待ち望んだ世界初のVRMMOゲーム、『utopia World Online』通称『UWO』の発売日だ。


今まで、世界各国では有名RPGゲームを実際に体験できるVRゲームや、旅行を体験できるVRアプリ、料理などもできるゲームなど、様々なゲームを開発してきた。


しかし、まだ手が出せないジャンルがある。それはオープンワールド。オープンワールドゲームが出ない理由としてはサーバーの維持費、単純に作るのが困難。様々な理由がある。


だが、日本のゲーム会社、成瀬株式会社は遂に世界初のオープンワールドのゲームを作ることに成功した。


このことは様々なテレビやSNSで拡散され、沢山の人々に注目されている。


そんなゲームのサービス開始の日が4月1日なのだ。


「おーいかおん、ご飯食べるかー?」


さっそく起動させようと思ったところで部屋の外から声が聞こえた。兄の声だ。


「食べる!今行く!」

そういえば待ちすぎてご飯食べていないんだった。


VRゴーグルを付けたまま部屋を出て、リビングに行く。リビングからは香ばしい匂いがした。


「父さんと母さんは今日も帰ってこないってさ。制作してるゲームのサービス開始の日だからかな」


「そうなんだ。いただきます」


……………



ご飯を済ませて部屋に戻り、ベットに寝そべる。


早速起動するか!


VRゴーグルをゲームモードにし、アプリが並んでいる中にあるUWOを選ぶ。


すると、画面が暗転した。まるで意識が落ちたみたいだった。



『ようこそ!UWOの世界へ!始めまして。私は初期設定の補助担当AI、B-669です。短い間ですがよろしくおねがいします!』



真っ暗だった視界の真ん中にスーツ姿の陽気な感じの女性が現れた。名前はB-669というらしい。


『最初に名前を決めましょう。ゴーグルのアカウント名でよろしいでしょうか?』


「いえ、別で。ユアンでいいですか」


『ユアンですね!。続いてアバターの設定です。現実のあなたを再現したアバターを表示させます』


すると前に現実の俺が現れた。


ここからいじるのか。


顔とかはそのままで、目の色と髪の色だけ変えるか。

目の色は暗い靑で髪の色は銀色に設定した。


『続いて、初期装備の設定です。一覧を表示させるので、そこからお選びください』


表示されたウィンドをざっくり目を通していく。

しっくりこない。


『しっくりこないようであればおまかせを選ぶのはどうでしょうか!少ない確率ではありますがUWOの世界で唯一無二の武器、ユニーク武器が出ることがあります。装備の方も同様です。どうですか、おまかせにしてみますか?』


「うーーん…わかりましたソレにしてみます!」


『了解いたしました!ではルーレットにさせていただきます。チャンスは3回です』


次は?が書かれたルーレットが現れた。

ボタンを押して回す。


一回目刀。2回目長剣。3回目魔法武具。


うん、魔法武具ユニークじゃん。


『おめでとうございます!!!僅か0.001%の確率を引き当てました!』


武器は魔法武具にし、装備の方もルーレットにする。


一回目革一式。2回目呪い一式。3回目魔力防具。


呪い一式も気になるけどさ…?魔力防具?ユニークだよね?運良すぎない?こわいよ?


『またまたユニークです!おめでとうございます!あ、一つお伝え忘れておりました。ユニークは外すことができません。そのことだけ覚えておいてください』


ほーん。まあいいか。


『次は、種族選択です!この中からお選びください』


俺は人間、獣人、エルフの中から人間を選んだ。

レア種族というものもあるらしいが、おまかせは選ばなかった。人間でいいよね。

 

『次はステータス割り振りです。』

STR、VIT、DEX、AGI、INT、MNDと表示されているウィンドが現れる。


えっとこんなかでどれに振ろうか。


魔力武具と魔力装備だから、INTは振るとして、後は、早さは欲しいしAGIにも振っておこう。



『全ての設定が終了いたしました!仕様とかの説明は…いらない!?は、はあわかりました。ではUWOの世界へいってらっしゃい!』


そうして俺、ユアンはUWOの世界に降り立った。





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