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八十三話「たとえ言葉で表せても」

前回のあらすじ


ウミとメビアを戦線離脱させた紅月は国王ギルバルド・フェインシーの戦闘へと発展する。しかしあまりの物量に中々決定打が与えられず、危険な状態に陥ってしまう。そこに回復したエリアが参戦し二人は国王を圧倒していく、一方ルルカとアリスの前線部隊は苦戦を強いられていた、そこに突如としてプロイシーの住人が加勢に加わり国全体の流れが一斉に変わり始めた。


紅月は国王が仕向けてきた4体の人型の『泥』と対峙する、相手が元人であることを戦いの中で理解してつつもどうしようもできない無力さを噛み締め確実に仕留めていく。そしてすぐさまエリアを救出すべく王の間へと向かう。


ウミ、メビアはルルカと合流し国王と決着をつけるべく『泥』によって持ち上げられた王の間へと志同じくして向かう。


 


 私達は崩れかけの足場を乗り越えて、持ち上がった王の間のちょうど真下当たりに集まっていた。王の間を持ち上げていた『泥』がまるで生き物のようにうめき、こちらに対して警戒状態を示しているかのように触手を広げている。


近づくだけで不気味な雰囲気が漂い、気分もあまりいいものではなかった。


 「流石にアレを対処するのは魔法でも無理かな……今までとは格が違う気がする。」


お嬢様は根本を冷静に分析しつつ、そう口に漏らす。『泥』は従来のイレギュラーとは大きく違うタイプだ。物理、魔法共に強固な耐性と吸収性を兼ね備えており、いずれもATKの数値でのゴリ押しが最適解のような形になっている。

お嬢様は一点集中というよりは対集団などを得意としている傾向上こういうのの対処はあまり得意ではない、加えて相手が魔法耐性を保有しているのなら相性は最悪だ。


 (光焔槍でも効かなくはないでしょうが……連発できないところがネック。)


そう考えると、ここにいる疲弊状態の私たちでは根本を断つことはできないということになる。となると、


 「じゃあ、根本じゃなくて本体を叩くしかないと思う。」


メビアさんが口を開き、私たちの話に介入する。メンタル的な心配をする以前に冷静な言葉が彼女の口から語られていることに、一瞬不安になってしまう。


 「本体って……。」


 「────いいのですか、」


本体とはすなわち、国王ギルバルド・フェインシーのことを指す。メビアさんは自分の父親を討つということを自ら提案したのだ。どんな心境であれ生半可な覚悟で言い出せるものではない、、


 「……はい。元々力に固執していなかったお父様がああなったのは他でない『泥』のせいで、それを取り除けば元に戻るかもしれません、ですが……時に────私は国をまとめる最後の王族として意義があります。民を守るために今は一刻の猶予もないと。」


 「、、、」


悔しそうな、それでいてとてもとても割り切っているような表情でメビアさんはそう語った、私はかける言葉を失った。これは彼女の選択だ、私が介入すべきかは実のところは怪しい…しかしメビアさんも父親のことをおそらくとても気にかけているに違いない、そこを大義や…王族だからという形の元、自分の気持ちを押し殺している。これが正解なのかと疑いたくもなってきている、ここでメビアさんの意思を尊重すれば確かに気持ちはいいのかもしれない、だが…


 (問題は私たちがあれを倒せるかという話だ。)


私の光焔槍を持ってしても、決定打を与えられない相手……紅月様がいかように強く、特殊な武装を保有していたとしても正直勝てるビジョンは思いつかなかった。それこそ本人も足止めくらいはできるはずの心意気であ助けてくれたはず、紅月様が死ぬということはまずあり得ないとして…問題はどこまで被害を抑えながらあの国王と対峙するかだ。


 (最悪、私たちは全滅することになる。)


それほどまでに今の時点で強い、そしてこれから時間が経つにつれより強大な存在へと真ん貸していくだろう。根本を断とうにも切る刃が砕け散ってしまえばどうすることもできない。それがあの国王ギルバルド・フェインシーの今の姿なのだ。


 「、わかったよメビア。」


 「お嬢様……!。」


お嬢様の突拍子もないような承諾に私は思わず、止めようとするように声を上げる。


 「大丈夫、わかってるから。ただ最後に………、メビア今回のこと絶対に自分が悪いだなんて思わないで。」


 「え、」


 「自分の力が足りなかったからとか、こうする以外に他に選択肢がなかったからとか、私は生きてちゃいけない人なんだ、っとかそんなこと思わないで。」


お嬢様はそう言うとメビア様に体を抱擁する。そして彼女のかたに首をそろえる。


 「確かに、それは変えようのない事実かもしれない。他の人からしたら結果が事実であることに何にも違いはないから………でも重要なのは他の人になんて言われようとも自分がこの時、どう思ったかが大切なの。だから決して自分を責めないで、この世には時にどうしようもないことがいっぱいあると思うの。割り切るのとは少し違うし、忘れるのとも違うけど、だからそのぉ〜〜…えっと、うまく言えなくなっちゃった───、」


お嬢様は最後の方はいつも通りえへへと言い少し恥ずかしそうな顔をした。いつものお嬢様であたのにも関わらずこの時のお嬢様はどこか普通と違って生真面目なような雰囲気が見られていた。

私はそうか、っと少し納得した……お嬢様も大切な人を亡くした経験を持っているからこそメビア様に親身になったんだとこの時理解した。そしてお嬢様はそれをすでに乗り越えている。


 (いつの間にか成長しましたね。)


 少し寂しい気もするが、お嬢様の成長は私の最大の喜びであった。おいて行かれているような気もしなくなかった、だがタブーにされていた話題の心情をようやくお嬢様の口から聞けたという事実が私はにとってこの場の何よりも嬉しいことだった。


 「…………………、っ、そっか─、──、わたし、、、」


お嬢様の言葉を聞いたメビアさんは今日何度目かわからない涙を流していた。お嬢様は泣いているメビア様の頭をそっと撫でる、その光景はまるで姉妹のように尊かった。今日はおそらくメビアさんにとって特別な日になるだろう、たとえそれがどんな結末であれ。



 「ウミさん、ルルカ!!」


私たちを呼ぶ声が聞こえ、私はその方向を見る。そこには紅月様がゆっくりとこちらに向かってくる姿があった。


 「紅月様……。」


私は心の底からほっとした、確かに紅月様が死ぬ未来は見えなくとも大事になる可能性はある、それゆえに自分に言い聞かせいたことを今更ながら自覚する。


 「お兄様!、大丈夫だった?。」


 「あぁ、メビアも一緒か……二人を守ってくれたんだな、ありがとう。」


紅月様はすぐに状況を把握し、お嬢様の頭を撫でる。そしてメビアさんの頭に手を置いて、、


 「ここにきたってことは決めたんだよな。」


 「うん、」


先程の会話を聞いていないのにも関わらず、紅月様はメビア様に当たり前のような態度をとりながらそう質問する。そしてそれに対してメビア様は落ち着きながらしっかりとした返事をする。


 「そっか、よく決めたな。」


紅月様は置いていた、手をゆっくりと動かし頭を撫で始めた。メビアさんは静かに嬉しそうな仕草をそれとなく出した。そしてそれを凝視したお嬢様は止まっている紅月様の手を持ち…


 「私も頑張ったのに…」


 「わかってるよ、でもルルカはいつでも撫でられるだろ。」


 「……うむぅ。」


お嬢様は頬を膨らませて、微妙な表情を見せる。喜んでいるのか、納得していないのか、今までいろんなお嬢様を見てきたが、こうの表情は初めて見る気がする。いや、案外そんなことないのかもしれないが…とにかく、レアだと思う。それと、、、なんか今のデジャブだ。


 「それにしてどうやって上までいきましょうか?。」


 「泳いで行こうにも、あの『泥』の球体が邪魔だからな。右腕の浄化装置でも突破できなかった。」


 「じゃあ、私が対異生魔力砲アンチイレギュラーマジックカノンで継続的に攻撃して一点突破は…?」


 「、、やってみる価値はありそうだな…」


 「私も光焔槍を一回くらいなら出せますし、なんとかしたいところですね。」


 「あぁ、なんせ中にはエリアがいるからな────。」


その言葉を紅月様が言った後、私の頭の中はフリーズした。エリアという名前には覚えがある、私に光焔槍のコツを教えてくれたお方、聞き間違えるはずはない。


 「エリアが……?」


 「あぁ、自分の間違いを改めて正すとか言っていた。はず、」


 「…………。」


『そうだな貴女の言う通りだ、私も自分の気持ちに少し正直になってみるのもいいかもしれないな。』、流れるように聞いたはずの言葉が頭の奥の方から湧き上がるように聞こえてくる。エリアさんが何を思ってどんな経験の末にあのようなふうになったかはあまりか検討がついていない、私は人並みの感情を理解することはできていても、エリアさんのような…普通とは言い難い特別な心境を纏っている存在に対しては、自分の意思を伝えることしかできない───、その形をとった自分に少し今は後悔を感じていた。


 「では、何がなんでも助けなくてはいけませんね。」


 「エリアさん…?を助けるのを一番にしたほうがいいよね、もしかしたら共闘してくれるかもしれないし───」


 [ビィィ───コォオオオオオオオッ!!!!]


いきなり目の前に光が迸った…高大な光音が私たちの耳に届き、世界は光が一巡する。眩しく照らされた光はすぐ近く。私たちの真上、水中に持ち上げられた王の間、そしてその周りを覆っていた『泥』を一刀両断するような一線が次の瞬間起こり、一瞬にして崩壊した。






 ──プロイシー・王の間──




 国王ギルバルド・フェインシーに私は閉じ込められた。次の瞬間飛んでくるものは攻撃だと思っていた、武器を構え感覚を研ぎ澄ませて身構える。だが実際は違った、


 「エリア、最後に問おう。貴様はなんのために戦っている?」


 「……………。」


言葉だった、しかもそこに含まれるものは野心に満ち溢れた悪役のものとは違う、いつかの日に見たメビア様に微笑みかけた慈愛に満ち堂々としていた言葉だった。「あぁ、そうか」っと次の瞬間には理解したあなたも結局のところでは同類だったということを、私と変わらずあなたも思うところはあったのだ、家族をメビア様をのぞいて全て失った、メビア様によって失った……その悲しみは確かにこれほどまでにないくらい重く苦しいものであったに違いない、メビア様を今すぐにでも殺したくなった時だってあったのだろう、しかし最後の最後でそんな顔を見せて、彼女を生かしている────その事実に私も少しはためらいたくなる。


 「どうした、もうしてみよ?。」


 「、私は…」


そしていろんな思考が頭を巡る前に私はその言葉と共に考えを全て振り切った。国王様が最後になぜその顔を私だけに見せたのか、結局国王様は何がしたかったのか、もしあり得たのなら私たちはもっとマシな形で収まったのだろうかと、あり得ざる可能性とあり得るであろう思惑をその瞬間切り離した。


 「─────あの方のただ一人の勇者として戦います。」


 「そうかよくぞ申した、愚か者。」


国王は一気に雰囲気を変えた。顔は完全に『泥』で覆われ、知性なき独裁者の愚王といての存在にまた戻っていったのだ、その体から溢れる野心と欲望の渦に『泥』は共鳴する。まさに勇者が討伐すべき"魔王"と化した。


 「ならば、私もここで。」


剣を頭の前に構え、そっと目を閉じて…今まで内側に溜めていた存在を解き放つ。理性が崩壊し私の体は時の流れに置いていかれるように劣化が始まる。不可解にも体は崩れる、皮膚の一部一部が光を放ちながら体から離れていく、崩れたところから光が溢れて私を包み込む。たった一つの剣は形を変え勇者に相応しいものへと変換される。


野生的衝動に任せた『泥』の攻撃を中心に溢れる光の粒が指一本触れさせない、もはや私もあなたも手遅れなのだ…『泥』という存在に浸ってしまったものは最終的に救いはない───たとえ短時間であってもその身を浸らせてしまったのならいつかは他者を傷つける刃になる。だが幸いにも最後は私とあなただけだ、もう他に誰かが犠牲になることはない…私たちのどうしようもない時代は終わってメビア様たちが率いる新しき時代が始まる………メビア様の命運はおそらく予言の通りにはならない。


 (最初から決まっていたことなのだから、この運命は。)


そう私がこうなることも、あなたがこうなることも、彼女がこうなることも、最初から全て仕組まれている。

優しく、優しく、優しく、ただの優しい気持ちに気づかず私とあなたと彼女は騙された。

でも最後の最後に傷つくのは私たちだけでいい、そうなればもう彼女は悲しまなくて済むだろう。


 ───剣に光が集まる。裁きの一撃、神の一撃………勇者の一撃。


 「我、海の勇者が放つ。これなるは全身全霊の一撃、先に我の未来はなし────しかし世界(海)の未来はあり。」


頭に浮かんだ言葉を並べていく、言葉通りに私の未来はない。だが今の私は清々しいほど気分がいい、こんなことを思うのは変だと言われてしまうが…………ここが自分の死場所でよかった。


 「神の加護を、未来を照らす光よ。全ての命に──────さししめせ!、『ウェパル・シーレーン』!!!」


 [ビィィ───コォオオオオオオオッ!!!!]


剣に集まった光を魔王に向けて振りかざす。水を蒸発する熱量が目の前の宿敵の体を覆い隠し、『泥』を一瞬にして浄化させる。本体である人の姿をした魚人族を影も形も残さず消し炭に変える。

通してみればあっけないのだ、だがこうでもしなければ一撃で打ち払えない……勇者である私の直感がそう述べていた、もっともこの攻撃自体一撃しか放てない一点もの、撃てば自分の身が終わり穿てば相打ちとなる。


なんて自殺行為な技なのだろうか、考えれば考えるほど勇者には不釣り合いだ。


 「────あぁ。やはり性に合わないな」






 ──海洋国家プロイシー──




その国に居合わせた者は見た。水上へと持ち上げられた王の間をそしてそれを覆う『泥』の球体を、誰しもこの世の出来事とは思えなかった。まさに世界崩壊への始まり、単純な争いや単純な戦いでは到底解決できない絶望の始まり…自分たちの世界を汚し始める異生イレギュラーの姿を、そしてソレを打ち払い世界を取り戻すための光を。


 [ギュィイイイイイイイイッン!!!!]


水上に上がっていた王の間は光と共に亀裂が入り崩壊した、光が水中を漂い国に降り注ぐ。

先ほどまで活動を続けていた『泥』は不可逆的に断末魔のような音を出しながら消滅した。


戦っていた者、一時的に逃げていた者、攻撃から身を守ろうとした者、誰もが呆気に取られていた。何が起こったかはわからなかった。


だが次の瞬間、巻き起こった歓声で全てを察することができた。我々は戦いに勝ったのだということを、我々は自分たちの国を守ることができたのだということを、


ただ現場後をかつ目した数人を除いて…




 ──プロイシー・崩壊した王の間──




 私は体を起き上がらせる。最後の一撃の衝撃があれほどまで大きかっただなんて誰が予測できたのだろうか、これだから不安定な力というものは信用できない。


 「………」


そして気付く、体全体の感覚がないという事実に。そしてソレを自覚すると同時に近くにあった残骸に体を寄せ倒れる。

いまさっき起き上がったことが奇跡のように感じる、ここまできた私の褒美なのかもしれないと思うと少し気分が楽になったりする、体から感覚が抜け、目や耳が聞こえなくなる…確か死ぬ前に起こる現象だったということは聞いたことがある、私にはほんの数分程度の時間しか、もしかしたら数秒程度の時間しか残されてはいないだと自覚する。まぁもはや時間の概念を気にするほど私の脳に余裕はないのだが、。


 「……………。」


そんなことを思っていたら、会いたくない方に会ってしまった。こちらを絶望に近い表情でじっと見つめ、すぐさま走って私の元へと駆け寄ってくる。


 「──エ──!、──アァ!!」


あぁ、本当に申し訳ないと思う。今の私にはあなたの声すら届かない。あなたのその姿を見ることももうすぐできなくなると考えるだけで私自身少し悲しくなってしまう。


あなたに合わなかったら、あなたに見つからなかったらおそらく私は…もっと、いい気持ちで心残りなく死ねたのかもしれない。


 「────、────が!」


彼女の後ろに人影が映る。でも私の目にはその人達がひどくぼやけて写っている、お陰で誰がきたのかはわからない、でもどういう人がきたのかはわかる。きっとメビア様を王だと思っている人なのだろう、今はそのくらいしかわからない。


記憶に靄がかかってメビア様の名前以外特に思い出せなくなっている。自分が先ほど何をしたのか、そしてどうしてこうなったのか…おかしいな確かにさっきまで覚えていたことだというのに……もう、、


 「───、──な──いで。」


 (悲しまないでくださいよメビア様、そんな顔を見ていたら……私、ま──で。)


意識が落ちそうなところでギリギリ踏ん張っている。彼女がなんで言っているのか、聞こえず、見えず、まずそこにいるのかするわからない。私という存在がその命を終わろうとしていた、


 「────。」


でも最後に伝えたいことがある、彼女が誰だったか…もう名前も、わからないけど───これだけは、覚えている。


 「────────私を姉と言ってくれてありがとう。」


ちゃんととどいただろうか、もうわからない、あたまもなにもかんじない、こわい、でも、でも、すこし、あたたかい。


なにもかんじないはずなのに、あたたかい。


まるで、てを─────────。





…………。



『topic』


勇者とは希望の象徴とされ多くの人々に羨ましいと思われることが多い、だが実際のところ…勇者を終えて人として死んだ者はいない。そして寿命という寿命が存在せず、【勇者の一撃】という技を放たない限り死ぬことができない、(勇者の一撃は基本的に歳を重ねるごとに弱くなっていく。)

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