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三十一話「第二回公式大会《4》」

前回のあらすじ


弾を詰めて平原へ!幻術使いと勝負。




 「、、。」


のどかな風,短い草で構成された世界の中で俺は。見えない敵と戦っている


 (右─。)


ギィン!大剣を下へずらしながら見えない刃を弾く、レーダーの指し示した通りに敵は動く。


 (左─。)


また刃物と刃物がぶつかり、金切り音が鳴り同時に火種が立つ、瞬間相手の形が見える。が、その全貌を正確に測ることはできない。そして一瞬立った火種もすぐ止み相手は通り過ぎるように見えなくなった。


すぐさまレーダーを見る。相手を指し示す円方レーダー、敵性反応を示す赤い点はどんどん離れていき、止まる。


 (すぐさま追いたいところだが。)


レーダーが指し示す方向を見る。辺りに突出している大きな岩、の後ろ。そこに奴がいる。

ここで追ったら奴の思う壺だ、近距離戦に持ち込んだ場合、姿を隠せる相手が圧倒的に有利だ。それに加えてあのスピード、恐らくAGIがかなり高い、恐らく俺より高い。どうしたらそんなに高くできるか,オートマタである俺には計り知れないことと同時に限界を感じててなんかムカつく。


 (……このままではジリ貧だ。どこかで行動を起こさないと、)


時間経過でこのまま鬼ごっこをしていても別に俺としては構わない。しかし相手はこっちが来ないことを良いことに何回も攻撃を仕掛けたり、好きあらば休憩することだって可能だ。


 (今案外いいかもって思っていたけど、こいつに時間をかけたまま他の上位プレイヤーを屠りにいけないのは、かえって後半厄介だ。)


オールラウンダーが故に長期戦、短期戦どちらも向いていないのは厳しいところ。程よい感じで戦い相手を疲弊させていきたい、それに加え。持ってきた弾を全てまだ使っていないこともいけない。アイテムボックスは戦闘中使用不可なので、一気に戦闘効率を上げることはできない、短期戦に向いてないのもそれが理由だ。


 (にしてもそろそろ、本気で動かないっと!)


レーダーからまた赤い点が動き始める。こっちに一直線だ。しかし油断してはいけない、レーダーに写っているのに姿が見えないのは結構怖いのだ。レーダーの弱点は二次元的探知はできても三次元的探知ができないところだ。

詰まるところレーダーは真正面からくる敵を指してはいるが、上、下、それともそのまま来るのか、そこまではわからない。


前から来る!っと思いまっすぐ切りつけはずした場合、実は上でしたー!なんて冗談ではない。


そしてこれの対策についてだが、まずカウンターを狙うことがいいだろう。


早めに行動することはいいことだがこの場合AGIが高い相手側の行動が早い。

詰まるところあとでも先でも負けるじゃんけんなのだ。

そして次に注目するのは相手の攻撃タイミング、相手は今動かないことが前提の敵と戦っているのだ,つまり相手は動かない敵に攻撃を当てるだけでいい。これが無駄に動いていたりすればもちろん三次元的な攻撃準備をする前に、逃げられるだろう。

しかし俺は相手に自分が動かないと思わせることによって、相手は「あいつは動かない、しかし攻撃も届かない。姿が見えているわけでは無いなら、攻撃が届く可能性がある上から奇襲しよう」と考えるだろう。


つまり今来る相手は上!


上空での回避はブースト噴射でもなければ回避不可、詰まるところ。相手ご読んだその時点でこっちの勝ちということだ。


いくらAGIが速かろうが、それは地上においての話!どこのゲームにも着地狩りというのはあるのだ!(ルルカの入れ知恵)


 ザシュン!!!!っと大きく縦に切る。相手はギリギリで体を捻って回避したが致命傷、

左腕から足にかけて思いっきり切れたので,これでチェックメイトだろう。


 パリン!!、、というガラスが割れるような音と共に音が鳴り同時に適性反応が消える。

そしてレーダーが反応してきた、周りにある障害物がしっかりとレーダーにも反映されたところを見ると,どうやら結界から解放されたようだ。


 「さて、時間がかなりかかってしまった。、叩ける強敵は叩いておかなければ。」


少しの焦りから俺はブーストを吹かし、また平原で敵を探す。


 その後はレーダーを頼りに、隠れていたり,奇襲を待ったり、芋っている敵を片っ端から片付けていき。特に大きなことは起きずそれなりに弾を消費してに第二戦は20キルで終わった。




 ──第二回公式大会・観客席──




会場は依然として、盛り上がりを見せている。視線の先はもちろん紅月、機動性もさることながら,その高い戦闘スキルは目を見張るものが多くある。さすがは妾が作った装甲。


 っと自分を過大評価する妾だったが、先ほどメイドと、チビ魔女に計測器を取られました。


 「、、それ見てて楽しいか?」


妾は二人にそう告げる、だってそこにあるのはあくまで測定器だし、わかりやすさを求めるならスクリーンを見た方がいいと思うし。妾にそれ返してほしいし。


 『もちろん面白い(よ)(ですよ)』


同時に言う二人に妾は怯んで、「そうですか」っと小声でぼやいた。はぁ妾がここにきた意味よ。仕事を真に来たら子供に仕事をとられるような感覚、多分こう言うことなんだろう。


 「エズ、、元気出しなさい。後から紅月にしっかりと聞けばいいじゃない。」


レナが妾を励ます。正直不思議だ、そしてレナの励まし慣れさがよく伝わってくる。


 「…。そうじゃな。」


レナの励ましに対してなんか文句の一つでも言いたい気分じゃが、そんなことしたら余計に敵を作るだけ、嘘でも肯定しておくのが吉と思い。そう言い妾は背もたれに寄っかかる。…新しいアイディアでも考えておくか、まだ予想の範疇じゃが。


薄いブルーを背景に写し出される【SAMONN】の文字。それもじーっと見ながら心を休める。




 ──第二回公式大会・溶岩ステージ──




 [ビー!ビー!!]



開始の音が鳴り、俺は目を開ける。広がる世界はというと、、


 (、、地獄。)


そうそこは地獄だった、完全なる地獄。地はコンクリのように硬く、水というものはマグマに置き換わっており、装甲はどんどんと熱くなる。


 (極地戦を想定していなかった訳ではないが、、これはあまりにも分が悪すぎる。)


この地帯を想定していんかったプレイヤーは今頃焼け死んでいるだろう、かくいう俺も結構危なく…ない!なぜならオートマタは変温ダメージおよび、状態異常無効なのだ。確かに暑いか?熱くないか?と聞かれたら暑い方だが、。なぜだろう体感的に日本の夏よりかは涼しい気がしてならない。

しかし自分自身が大丈夫でも、装甲および装備が無事になる理由は無い。


 (この灼熱地獄では、おそらくスラスターを噴射した際の燃費がかなり悪い。加えてオーバーヒートの間隔が結構早いだろう。)


つまりここでの戦闘は全てにおいて相性が悪い。一応排熱効率適正システムを組んでいるが、この暑さでは意味を成さないだろう温度計を見ても、100度を有意に超えている、。正直システムダウンが怖いので早めに撤退をしよう。

ちなみに極地戦の対策はしていないと言ってもビームマグナムの火力は余裕で溶解する程度なので、流れ弾補強のための装甲によってかなり耐熱には強いので、マグマに突き落とされても30秒くらいは持つだろう。


まぁ考えても仕方がないので、抜け出すとしよ…[ピピピーーー!!!]、、う。


 (あぁそうだった、等間隔プレイヤーが配置される都合上、敵が近くにいない可能性はないんだった。)


 「おい!みんな!いくぞ死神をやっつけろ!!」


 (え、は?!死神!?なんでぇ!?)


 『おう!!』


しかもめっちゃくる、考えている紐はないと思い、俺はビームサーベルを抜刀、スラスターを温存しながら応戦に出る。


 切って、切って!、切って!!!腹、頭、足!相手のパーツを順調に切り倒していく。

今回も時間はかけていられない、戦闘不能状態にしたらすぐさま撤退を。


 「り、リザレクション!!」


気弱な、白服を着た少女神官がそういうと、足を切り飛ばしたやつが元の姿になり、また来た。これには俺も驚き、


 「っ!」


回避ではなく、盾受け。そして弾き解した隙にミサイルを四発打ち込む。ボンボンボンボン!!っと音がなり上半身が吹き飛んだ亡骸はしばらくしてパリンという音とともに消滅していった。


 「り、りりりリザレクション!!」


先ほどの神官がまたリザレクションをし、敵を蘇らせる。

流石にこれには怒りしか感じない。神官の様子から少しイヤイヤ付き合わされている感じがするが、敵となった以上は容赦をしてはいけないと俺の感情が告げる。


 ビームマグナムで敵三体を葬る。、咄嗟に新刊をカバーしたのがわかる。そしてそれを見た敵は慣れた動きで散開、集中撃破を狙おうとする。無駄に連携が取れているところを見ると、戦闘部隊かってほどだ。


ガシャンっと音を立てウェポンチェンジ、ビームアサルトに変更する。バーストを三点にし、散らばっていった敵を次々と狙い打つ。

バババン!!バババン!!バババン!!、エイムの方はそこそこで当てていく。、しかし如何せん切り替え速度、照準撃ちに時間がかかる、そういう時は。


 レーダーに出ていたとおり敵に来る。スッと素早く剣先を下ろしてくるが、根本を経てば何とやら

ザッジュ–!ザッジュ–!、と両腕を綺麗に縦から切り落とす。腕なしとなった敵にゼロ距離射撃、待たずしてガラスのように砕け散る。


 続いて2体、面倒臭かったのでビームサーベル投擲、見事に頭に刺さったので、もう一体はケリで押し倒し、怯んだところを頭に三発。


ボンボンボンボンッ!!!っと四発の火炎玉が飛んでくるので盾受け、ヘタクソな射撃だったので一発しか当たらなかった。相手がもう一発来る前にビームランチャーをセットし、放つ。

細太いビーム(ゲロビ)が相手に多段ヒット、消し去る。溶けてない体のパーツは地面を離れ溶岩に沈んでいった。


さて残るは、、


 「あ、あぁ。」


ビクビクと震えながら、こちらを見る神官。杖を支えにしてへたり込まないようにしている。


 (さっきはよくもリザレクションしてくれたな。)


俺は年甲斐もなく本気で怒っている、いやはや久しぶりに切れちまったよ。

スラスターを使うのが勿体なさすぎるので、歩いていく。決して神官に威圧感や一種のトラウマを植えつけようだなんて思ったりは…していないはず。


 「ひぃぃ!!」


懸命な判断だ、神官は逃げていく。しかし俺はゆっく〜りと接近していく。相手は時々振り返り、俺のことを管区人しながら、顔を不安がらせ、どんどん逃げていく。

しかしここで杖が足に引っかかり転ぶ。


 俺は弱った不死鳥を狩る痩せポッチな狩人が如くビームサーベル片手に、一歩二歩と近づいていく。本当はこんなことしている暇なく、普通にこの環境から抜け出すべきなのだが…、、俺の中の殲滅魂に火がついてしまったせいだ。


 「ぁああっ!」


神官は抜けた腰で後ろに下がる、しかし待っていたのは崖。いっぷでも後ろに下がってしまえばマグマダイブ、全ロスとまっしぐらだ。神官はもうダメだと思って目を大きくつぶる。


 「ちょぉぉっとまっったぁぁぁぁ!!!!!」


 (───ッ?!)



大きな声が聞こえ、レーダーに新たな敵性反応が見られる。


 「チェェェストォォオオ!!」


その声の主はまっすぐ俺にドロップキックを仕掛けてくる、物凄いスピードだ!!俺は回避ができないことを悟ると、盾でガードする。

ゴォォンっと金属が悲鳴をあげる、まるで今にも砕けそうな勢い!ドロップキックだけでこの威力!!、一瞬風圧が直撃時に広がる。

 ギッ!ギギギィーーー!!!っと音を鳴らしながら俺は重い一撃を何とか押し返す。まるで金属の坂を下っている時のような金切り音が聴覚に刺さる。

相手は空中で何回か回転した後、見事に着地。俺は盾を構えたまま、相手を見る。


 (装備は間違いなく軽装、しかしその姿からさっきほどの一撃を放つことは想像できない。かと言って魔力反応は感じず、、タネも仕掛けもない単純な物理攻撃であればあるほどこの戦いは苦戦を強いられるだろう。この装甲は基本的に魔法攻撃の耐性を考えられて設計されている以上、物理には不利だ。多少軽減されるとはいえ、こういう相手にはとことん分が悪い。第三戦は環境および、敵にとことんついていない。)


 「私の一撃を弾き返すなんてなかなかやりますね!ですが!か弱い少女相手にあなた正気ですか?!」


武闘家と見える乱入者がビックリするセリフを言う。


 (それはこっちのセリフだ!バトルロイヤルのくせになぜ敵を庇うのか?!ッ、っと言えたらどんなに楽なのだろうか,言っても聞かなそうなので言わないが。)


 「ふ、へぇ。?」


神官の子は意味がわからず、オドオドして状況把握ができてないように見える。やるなら今か。

俺はシールドを構え、マイクロミサイルを発射する。8機のミサイルが武闘家へとその後ろにいる神官に向かって行く。流石に回避は不可能。武闘家が回避したら回避したで神官に当たり、全弾フルヒットしたら武闘家は間違いなく完璧にダメージを負う。


っと思っていたがこいつ結構やばい。


 「っ!トォリヤァァ!!」


なんとその武闘家はミサイルを全て手と脚だけで弾き返した!!マイクロミサイルの側面を撫でるように全て流して別方向に送る!!

もはや神業としか言いようがない、核ミサイルの先端を切るだとかそんな芸当よりももっと恐ろしいものを見た。


 シュルシュルと明後日の方向へ行ったミサイルは灼熱地獄の熱気、または火の粉に触れ爆散。武闘家の良い演出道具となってしまった。


 (こいつ、間違いなく強い。)


 「あっぶなぁ〜!にしても!人が質問している時に攻撃なんて卑怯卑劣!もう許しません!この私がぁ〜〜!!」


そう言うと武闘家は腰を手に当てて、俺に人差し指を向け。


 「成敗してくれます!!」


っと言い放った。


     《VR MMO RPGって解説っ?!》


 「っのコーナー!!!」

エズが大きな看板を下から押し除け、後ろに下し大きな声で言う。


 「いぇーい!!」

続いてルルカが右画面端からトコトコと歩きながら拍手し、中央へ。



 「このコーナーはハァ!!この世界にまぁ簡単に言えばぁ、【VR MMO RPGって何?〜ほのぼに理想を目指してプレーしていたら、死神扱いされた?!〜】(超早口)、、のっ!世界の技術革新について触れて行くぞぉ!!」


 「相変わらず長いタイトルだよねぇ。」

ルルカが仕方なさそうにタイトル板を見ながら言う。


 「まぁ、仕方なかろう。伝えたいこと全部載せしたらこうなりましたぁ!!って言った作者が悪いんじゃ。」

エズはハッと鼻で笑い、堂々と言う。


 「エズ様出番減らされても知らないヨォ〜。」

その態度にルルカはジト目で、エズを凝視。まるでこの間もそんなことがあったかのような展開だ。


 「お、おほん!では早速解説していこう。」


 (あ、話ずらした。)


 「っと言っても見ている諸君はそんなに気にしなくても良い!、とやかく難しい文章列が来ると言うわけではないからな!。」

エズが自信満々に胸を張りそういう、しかしその胸は絶壁であり。色気の一つも感じられはしない。


 「できるだけわかりやすく解説するから、最後まで見てくれると嬉しいな。」

ルルカが笑顔でそう言う、自信満々のエズと打って変わって天使だ。


 「うぅむ!では今回のお題から!ジャン!!」


画面端のスタッフから横長のタイトル板を渡される。


 「『プロトタイプビームマグナム』についてーーーー!!」

エズはジャーンと、言い。タイトル版を画面の前に出す。


 「おぉぉぉ!!お兄様がプロトタイプビームマグナム、、、って何?」

ルルカは目をキラキラさせたと思ったら、頭には手野を浮かばせ首を傾げて大々的に言う。

それに対してエズは一瞬転びそうになる。


 「ん゛ん!、そうじゃの、まずそこからじゃ。本編ではこの『プロトタイプビームマグナム』という名称については特に言及されてはおらぬ、じゃからと言って後付け設定ではない。『プロトタイプビームマグナム』察しのいい諸君は気づいているかも知れぬが、これは紅月とルルカが最初に作ったビームマグナムを指す。」


 「あ!あの、一発撃ったら銃身が爆発する!!」

ルルカが気がついたように『プロトタイプビームマグナム』について言及する。


 「うぅむそのとうり、あの不良品についてじゃな。」

それを真っ向から肯定するエズ。


 「それを今回は《おさらい》および《解説》していくぞ。」

エズが伊達メガネを掛け、一瞬で博士服に着替えた。そしてコーナータイトルがあった看板を上書きするようにデッカイ黒板が降ろされる


 「でも、あれって解説することあったっけ?。」

ルルカがエズに問う。


 「もちろん作中に解説や仕組みじたいは載せてある、しかーし!!ほとんどの読者がつまずいたり、読む気が起きなくなる内容だったので語らせてもらい、進化系まで話そうと思う。」


 「まず、この紅月製ビームマグナム。片式番号は【ASーBM0ー1】、リピートアフタミールルカ!」


 「エーエス!ビーエム!ゼロのワン!!」

ルルカが慣れない英語でそう言う。


 「OK!、略称は【紅月が作った】A【SAMONNの世界】Sの【ビームマグナム】BM、【一号機】0ー1、と言う形じゃ。」


 「結構複雑。」

 

 「まぁ、この片式に関しては後付けだからのぉ。ま、それは今後のこのコーナーで明かしていくとして、『プロトビームマグナム』は先述の通り、紅月とルルカが、『ルルカの装備工房』で作った最初のビームマグナム。性質としては、EMエネルギーマジック弾を内部結界を展開させそれに沿って打ち出すという感じじゃな。」


 「EM弾って??」

ルルカがエズの言葉に反応し、わざとらしく言う。


 「うぅむ!、EM弾とは紅月が開発した、魔鉱石をオートマタのENエネルギーを用いて、エテルギー化させた弾じゃな、正確に言えば魔鉱石を中に入れた弾、それをエネルギーで、分解、構成化させ打ち出す。と言った感じ、じゃな。まぁ初見じゃ理解に苦しむ。」


 「全くわからない」

ルルカは頭から煙を出し、目を回している。それを見てエズは


 (こやつ人間じゃよな?)

っと思った。


 「ちなみ、エネルギーは直列式のため、内部からケーブルを通しての接続。妾の観点から見ても正直安全性は皆無に等しい。一発打って、すぐさま、ケーブルを外し、放り投げなければ黒焦げになるからノォ。」


 「、、それじゃ、お兄様って」


 「うぅむ、結構すごいことしておったぞ。あやつめ、爆発するとわかってから、外して放り投げたからな、早業どうこうの話じゃ無い気がする。さて、それは今は置いておこう。

そして皆は「なぜビームマグナムは爆発したのか?」という疑問を浮かべた

じゃろう。それを説明する、元絵を辿れば計算式が違ったのじゃ、


本来の計算式は


M(600)×E×E(Eの二乗)×1,5(属性効果)


なんじゃが、紅月は


M(600)×E


と言うクソしょぼい計算式だったのじゃ、もともと、オートマタは結晶石を使用する際、エネルギーを伝達がわりに使うんじゃが、その際結晶石が変に不安定だと爆発しかねん。オートマタのエネルギーはこの【SAMONN】の世界で結構すごいパワーがあるから。便利ではあるが結構諸刃の剣なんじゃよ。」


 「???」

ルルカは本当にわからなさそうにして、頭を抱える。


「ま、まぁここは気にせんでもいい!!正直計算式化させるには妾ですら骨が折れた。さて!『ビームマグナム』の出征についてわかったので今度は発展型について少しだけ語って、終わろうと思う。ざっとでいくぞ!。


『ビームマグナム改』型式は

【ASーBM0ー1改】

紅月が一発爆発から、三発爆発に発展させたやつじゃな、多少の銃身強化、

計算式の多少の見直し(なお完璧ではない!)によって進化したやつじゃな。


『ビームマルチアサルト』型式は

【EASーBMA–11】

複合武器のか中の一種としてビームマグナムがある。打っても爆発しなくなり、エネルギー接続を保存赤外線式にしたから、圧倒的にエネルギー効率、発射効率ともに向上し、オプション武器を合わせて、妾発案の《最高出力形成破壊剣エクスキューショナーブレイカー》を放つこともできるぞ!!


。っと大体こんな感じじゃな。」

エズは伊達メガネをポイッと捨て、白衣を後ろへ飛ばし、黒板も上へ上げ、そういった。


 「後半の説明がわからなかった。」


 「ま!そんな日もある!!それじゃ皆

良い週末をぉ〜!!」

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