表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
28/180

二十六話「先行お披露目ってこういう事なんですねぇ。」

前回のあらすじ


戦闘が終了し、落とし前の時間。エズを問い詰めそこそこな情報とこれから装備を作ってくれることを約束してくれた。こんなのが管理者とは、、っと思う紅月、エズは紅月と装備云々で話をするために貰っていく、ルルカは紅月いないと今を不服そうにしながらウミ、レナと共に服を買いに出掛ける。




 ──ゲレームMk ~Ⅱ・通路──




 俺はエズに連れられ装備関連の相談をするために近未来じみた通路を進行中。だが会議室に向かうというわけじゃないらしい、ということは現場での話にするタイプ。


自分より背が低いエズ、金髪の髪をじっと見ながら後をいて行く、なぜ髪を見ているからって?そりゃ俺が金髪を見るのが初めてだからだ、アニメとかでよく金髪に染め上げられているキャラクターは珍しくない、俺も慣れた方だ、だが実際に金髪をみると、、結構しっくりこない、いや本当しっくりこない。しつこいが自分でもビックリするぐらいしっくりこない、アニオタというわけではない自分だがやはり金髪が許されるのはアニメの中だけだと感じた。そしてそれを可能にしているアニメに対して少しばかり評価を上げた。いやだって本当に本当にしっくりこなさ過ぎてる、これを逆に慣れるってことが果たしてあるのだろうか,そして派生する俺の思考。次に考えたのはこの金髪のエズに対して何のリアクションも無いスタッフ達だ。俺のように心の中で思うことがあっただろう、いやあったな絶対。


 だがそれでも慣れるのはちょっとおかしい気がする。確かにこんな変な施設(←余計)で働いているということは大半がSF好きなことだろう、それがなんだという話には違いないのだが…ないのだが、いくらなんでも慣れないでしょう普通。いくら、いくらこんな変な(名前の)施設で働いているとしても、SFという特殊な訓練下で慣れていたとしても(独自の勝手な偏見)、エズの金髪が慣れるとか、、そうはならんと、、。。。そう思う俺がいて行くエズは通路に入ってから現時点で累計10数人のスタッフから慕われているようだ実際に「こんにちはエズ様」や「エズ様、こんにちは。」などの温かい挨拶がよく飛ぶ。エズは「うぅむ」と言ったいつも言っている。「うむ」で一貫できそうな挨拶を変に伸ばしている「うぅむ」で返しているこいつの癖ある挨拶もとい返事にについてはまた今度暇な時に考えるとして、、正直な感想。この髪色が慣れなさすぎる故の変なリアクションをしているスタッフが一人もいない、

皆この髪色、本当慣れてしまったのだろうか?だとしたら讃える他ない、今この呑気に眠そうな顔であくびをするエズ(こいつ)をどうやったら善と尊敬の志で挨拶できるのだろうか?。

「営業スマイルじゃねぇの?」と思うことが一瞬あったが1秒とたたず「あ、これ営業スマイルじゃない、ガチスマイルだ」と直で知り考えを変えた、それほどまでに皆生き生きしていた挨拶だった。俺の勘がそう言っている。、、

、、でよ。なんでこんなくだらないことについて考えているかと言えば、、。まぁその暇つぶしだ、施設はエズがキッチリみっちり説明してくれたおかげでこっちはもうお腹いっぱい、そしてそれからくる飽き、そうなると道中考えることに余裕ができるのだ、それを今考えていたということだ。他にプラモとかプラモとかプラモとか考えることがあったかもしれない、だが前々からっていうか今更感満載だったエズの髪色について今回は暇つぶしをした。我ながら心底くだらないと思う。


※紅月は疲れてます。


 「エズ様、今日はどちらに?」


 「うぅむ、例の開発場へ。」


 「なるほど、お気をつけ。」

スタッフさんは俺にも頭を下げて挨拶をした。


 「お前慕われてんなぁ。」


エズに対してポンっと頭を軽く触り二人言程度の大きさでエズに言う。


 「う?。うぅむ。」


エズはいきなり言われた言葉をどう受け取って良いのか分からないのか、納得した風に言う、だが納得してないのが2割くらい入っているのが声のトーンからわかる。そして自然に頭をポンっと軽く触ってしまった自分は正直余計な事をしたと思ったがそうでもなかったようだ。だんだんと俺の心境内でエズ=ルルカという謎ルールが築き上げられてる感じが、、シナくもなくもなくもなくもなくもなかった。


、、どっちやねん(適当に言うと自分もわからなくなる。)




 ──ゲレームMk ~Ⅱ・工場こうば連絡・通過道──




 「もうすぐ着くぞ。」


エズが俺の方を少し振り向きそう言った。

 少しばかりワクワクする、一体どういう感じになっているのだろうか1(イチ)メカファンとしては盛り上がらずにはいられない。まぁ今回は装備云々の相談なため完成品は見られないと思うがそれでも良い。もちろん完成品を見るのも楽しいのだが、作っている最中の中途半端な形態も盛り上がる。なんせ内部装甲剥き出しとか配線とかが出ている系はこっちとしてはダサいがかっこいいダサかっこいいの分類に入るのでOK。


目の前の扉がウィーンと音を立てて真ん中を中心に両側へ開く。

瞬間、ガシャンガシャンという大きな音が俺の耳に突っ込んでくる。そういえばだったが工場こうじょうもとい工場こうばって元々これくらいでかい音していたなと感じさせられた。前見た時はほとんどがガラス越しや遠目だったこともあり音が響かなかっただけだと再認識した。しかし、、本当に驚いたのはその部屋というか世界の大きさとその場にある、多くの作品たちについてだ。


 「なかなか音がでかいじゃろ、」


エズは同情と自慢、二つの感情が合わさったような声で目を細めて言ってくる。


 「確かに、大きい。」


俺はただそれだけ、目の前に広がる数多の製品たちと大きな工場音こうばおんに心奪われたように言う、エズの顔はそこそこウザいのだが今はそんなことを気にしている場合では無い、いやほんとにすごい。ファンタジーの世界にあるまじき技術力だ、中学生の頃に飲料系統の工場こうじょう見学に行ったことがあるが、それとこれは比べ物にならない。こっちは言葉が見つからないのだ、ここにいる瞬間だけはあらゆる悩みが吹っ飛ぶかのような気持ちになる。


 「ふふ、圧巻という言葉が似合う顔じゃなぁ〜。」


二チャーという顔をしていうエズ。


 「いやだって、え?。、、これすごくない??、」


MSデッキ一つ分くらいの小さな工場こうばかと思ったがそうではない、まるでこれは動く機械博物館。


 「すごいぞ。」


ドヤっとしながら言うエズ。

エズはそういうと、近くのスタッフに声をかけに言った。俺は目の前にあった手すりから下にも広がる世界を見ようと身を前に出す。下にも大型の船?、の部分パーツのようなものが見え、ロマンの塊となっていた。

最初はただのロマン用かと思っていた施設もこうしてみると城下町に住む人が地下に丸々収まるぐらい広い。そうして気になる、エズが何を目的にこの施設を運営しているかを。


 「おぉーいこっちじゃぁ〜。」


エズは手を振り自分とスタッフがいるところへ誘導する、俺はそれに従って二人のところまで行く。


 「では案内しますね。」


スタッフの一人がそう言い近くにあった端末を操作すると。


 [ガッシャン]


と言いう音と共に足場が一瞬揺れ手すりが移動。足場の端を囲む。そうして次の瞬間、足場がゆっくりと動き出しさっきまでつながっていた場所から離れていく。


 「どうじゃ、横エレベーターだぞ。」

エズは自慢したいのか、自ずとこの動いている機器について得意げにいった。


 「すっご。」

エズ=ルルカと同等というイメージがものの数分で崩れ去った瞬間である。例えこれがエズが生み出した発明ではなくとも指揮しているのはエズなのですごいとしか言いようがない。さっきからおんなじこと考えていないが正直語彙力が飛ぶ。ファンタジーの世界だからと言って油断していた、本気を出せばここまで人は進化できるのか。←過大評価


 「ふふん、そうじゃろそうじゃろ。」


エズはますます調子に乗る、しかしこちらは諫めるばかりか、むしろ感謝したいくらいだ。オープンワールドはここまで自由なのか、あぁ来てよかった。



 『完』



 「まだあるからそう天に召されるでないぞ、紅月。」


 「、、本当にこれ半年か?。」

感動に浸りながら俺は改めてエズに質問した。なぜなら技術の発展具合が半年をこの時点で有に超えていると俺は思ったからだ。


 「応とも。ま、一番驚いているのはここで働いている妾ら全員なんじゃがな。」

エズは手すりにてを置き、流れて行く開発物を見つめる。


 「よく、ここまで進めたな、現実の技術力の発展よりも早いんじゃないか?」


 「うぅむ、まぁ妾は五分五分だと思うがな、」


エズは調子に乗っている様子もなく冷静に俺に返した、意外だ。


 「いやだって、現実でもこんなのはないぞ。」


 「それはあくまで現実じゃからだな、こっちはゲーム。いくらリアルを追求したところでゲームであることに変わりはない、突発的に広がったのもゲームの難易度調整がうまかっただけだと妾は思っておる。初めは軽く後は重く、要は飴と鞭に使い分けが現実に沿っていて現実じみたクオリティに近いのがこのゲームの最大の利点じゃ。」

現実のようなところもあればゲームのところもある。現実をベースにゲームで形作った。という事なのだろうか、俺には少し難しすぎて理解が追いつかなかった。


 「まぁ兎にも角にも妾たちはこの技術を広めるためにこうして今は地下の施設で試作、実用的になり次第世界に発信していく形を取っておる。」


 「なるほど。」


俺は納得すると同時にさっきのことを思い出す、今の言葉は目標のように聞こえる。だがさっきエズは目標をどうしても教えられない体制をとっていた。となる今のは建前なのだろうか?、しかし建前にも聞こえない。なら本音ということなのだろうか、しかしこの程度隠すことではない。、、まさか口が滑ったは…ありえなくもない気がする。


 「お、見えてきたぞ。」


エズは俺に一声かけ、横エレベーターの進行方向上にある、正方形に不自然に空いている壁のくぼみを指差した。なんだか、某宇宙戦争に出てくる戦艦から戦闘機が発進する場所みたいになっている。


 「結構場所とってんだな。」


近づくにつれ、場所の大きさがわかってくる。大体だが50m×50mくらいの装備一つ作るにしては広すぎるレベルだ。


 「作っていたらいつの間にか大きくなっていた、というケースを回避するためじゃよ。」

ガシャンっという音とともにエレベーターは入り口で停止。手摺が横に開き、現場へと移動できるようになった。

 スタッフとエズはそのまま進んでいくのを確認し、俺も後をついていく。


 「あれがそうか?、。」


 「うぅむ、あれがそうじゃ。」

奥の方に、縦長いものから丸みを帯びたもの銃型のものなどさまざまなシルエットが見えてくる。そこに人が集まり点検などをしているようだ。完成形自体はまだ見えないものの、所々にあるパーツなどを見ているとどれも見覚えのあるものだった。


 「結構出来上がってんじゃないか?」


 「いんゃあここからが大変なんじゃよ。お主の設計図わかりにくすぎじゃ、」


エズはふぅ〜っとため息をつき、俺にそう言った。


 「それは悪かったな。」


俺は自分に責任を感じつつ、エズに謝る。


 「まぁ良い、そのためにお主をここに呼んだのじゃ。」


エズはやれやれと言った表情を見せつつ、そう言った。あまり自分を責めるな的な意味にも俺には聞こえた。

 会話しつつ歩いていく。部品のシルエットがだんだん明確になってくる、細かい配線などがちょこちょこ見えてきて、それに頭を悩ますスタッフや、部品をいじっているスタッフ、指示を出しているスタッフ、部品を運んでいるスタッフ、相談しているスタッフ、それぞれそこそこの頭図を揃えて懸命に取り組んでいる姿が見える。

それを見た俺は少し嬉しくなった。頼んだのはこちらだったが結構な人数を揃えて見たところだけだが、そんなに苦しい表情を浮かべていない、仕事をしているというよりか楽しんでやっているというイメージを無意識に感じる。エズの人選が素晴らしい、という意味を完全に否定することはできないが少なくともここにいる人たちは自ら進んでここにいるのだと理解できる、いや理解しかできないが正解だろう。


 「にしてもお主よくBOブルーオルタと戦って生きておったな、妾が言うのもなんじゃが正直言って死神と同列に扱って良い性能だと思っていたのじゃが、。」


そう暇に考えていた俺にエズが口を開きそう言う。その言葉には少し「残念」という感じにも受け取れた、こんな時までと言いたい気持ちをとりあえず抑え、率直な感想を述べる。


 「俺だって、あんな化け物倒せたことがいまだに実感が湧かない、まぁ初対面だったが。実際、そこそこ良い記憶してて助かったと思っている。あれがAIときたら俺は対処のしようがなかった。」


 「む、そうじゃそこじゃ。なぜお主はあんなバケモノじみたBOブルーオルタをAIと思わなかったんじゃ?、、他のスタッフにお披露目した時は皆口々にAIか問うてな、今更じゃがすごく気になった。」


 「あぁ〜、それはこう思ったからよ,確かにAIじみた性能だった、だけどもしあれがAIだったら,あんな派手にバレルロールなんかせずに最短の回避方法を得ているはずだから、、そしてそこからくる、こんなロマン回避をするわけ、プログラムである可能性と。まぁそれとお前が言った『何倍にも強くした性能』ってのを結びつけたって感じ、詰まるところAIってのは言っていないわけの形だったけど、、いかんせんお前と少し話した程度からくるイメージだったから正直賭けずらかった、正直二度とこんな賭けやりたくない。」


 「。。もしかして妾信用されてない?。」


 「、、正確にはしずらかったかな。」


エズがどういう人柄なのか、まだあの時は理解できていないかった。が、結局は信じることを選択してよかったと思っている、あの堅物女からは「お人好し」とか言われるだろう。別に普通だと思うが…。


 「まぁ、本当に信用できないやつだったら勘が教えてくれるかな、。」


 「なんじゃそれ、、。」


エズが呆れながら言うのも納得だ、だが俺は結構自分の間に定評を持っているのだ、実績もそこそこある。俺からしたら理由として十分だ。


 「で、本題の内容について説明してくれ。」


 「あぁ、今から説明する。」


形を帯びる予定の装備を前にして、俺はエズにそう尋ねる。


 


 ──ゲレーム城下町・商店街付近──




 「。。。」


、、お兄様。


 (お嬢様、落ち込んでいらっしゃいますね。)


 (まぁ、紅月がいないのが十中八九だと思うけど)


 (わかってる、お兄様の邪魔はしちゃダメだって。でも、、やっぱり一緒にきたかったなぁ〜、、お兄様のことだから何着ても似合うはずだし、、。)

 お兄様はエズの手伝いに行っている、このゲームでお兄様がどんな形であれ、興味を持ってくれたのは第一歩だ、この機会にプラモ以外にも楽しい物があるってことを、、それと私のこともしっかり教えたいし。


 「お嬢様、ここですよ。」


ウミが私に声をかける、私は振り向き店が過ぎていることを確認して戻る。


 「ボーッとしてないで楽しんだら?、なんならアイツの服を買うのもルルカなら簡単でしょ。」


 「ならプレゼントでもいいかもしれませんね。紅月様、きっと御喜およろこびになりますよ。」


ウミがいい提案をしてきた。確かにプレゼントはいい案だ、お兄様は基本的に自分の私服が少ない、これを口実にしてもらえれば、今までの私の恥ずかしいトラウマイメージから少しは変わってくれるはず。そう考えるといてもたってもいられなくなってきた、人と喋るのが苦手という意識はある。そしてそんな幼さを残しているせいかいまだにお兄様はわかってくれない、お兄様自身が鈍感ということを入れたとしても少しは成長したところを見せたい。そう心の中で強く思う。


 「わかった、お兄様なしでもやってみせる。」


私は覚悟を決め、そう二人に言う。


 「じゃ、早速見て回ったりしましょ。」


レナが仕切った風にそう言う、少し安心して私は店の中に入って行ったレナの後についていく。


 「いらっしゃいませ〜。」


店員が気さくに挨拶をする。店の中はファンタジーおなじみの質素な服から、お姫様の服、なんなら現代風の服まで売ってあった。サイモンとはまたちがった品揃えだ、正直驚く。


 「サイモンより種類が多いですね。」


ウミが近くにあったマネキンの服を軽く見ながら言う。


 「まぁ、ゲレームだしねぇ〜。地下にあんな馬鹿でかいのがあるようにけっこう都会なのよ、ここ。まぁ国としての大きさはともかく」


レナはハンガーにかけられた商品を指で流しながらそう答える。二人とも夢中だ。

私も自分の服、もといお兄様に似合う服を探そう。


 そう思い一帯を見て回る。確か昔買い物に行った時はお兄様は「俺の服じゃなくてルカは自分の服を選びな」と言っていたのを思い出す。お兄様はいつも自分を後回しにしがちだ…昔からそうだったのだろうか、?


 「お兄様はどんなの似合うかな、」


小声でそう言う、できれば相手の好きな色の付加がいいだろうと思うが、、。お兄様はいつも黒も基本にきているイメージしかない、今年の夏も結構な猛暑日だったのに黒だった。しかし記憶を巡ってみてもお兄様が黒好きだという記憶はない好きな色を聞いた時にも「シャアレッドか、ティターンズブルー、え?塗装色じゃない?、じゃあ無いかな。」と言う反応だった。、お兄様はどうしてこう1の次にプラモデルが来るのだろうか…知りたいけどなんだか聞いちゃいけない気がする。…


 私が黒の服が並んである場所で止まっていると、、。


 「もしかしてプレゼントですか?」


っと店員が近くに寄ってき、聞いてきた。


 「あ、はい。」(どうしてわかったんだろう。)


私は戸惑いながら返事をした。


 「大きさはどのくらいですか?」


 「えっと、、170㌢くらいです。」


 「ならLサイズですね、ならこれはどうですか?。」


店員さんはそう言うと近くにあったハンガーから大きめのパーカーを出してきた。

パーカー…そういえばいつもお兄様はYシャツ着てるし気がするし、アリかもしれない。


 「えっと、これのファスナー付きってありますか?」


 「ジップアップパーカーですか?もちろんありますよ。例えばー、こんなのとかどうですか?」


店員さんが空いていた片手にハンガーを持ち、持ってきてくれた。これなら似合いそうだ。


 「…これに合うものってありますか?。」


私は少し言葉を考えながら店員さんにそう言った。


 「ありますよ、例えばー」


そこから私は店員さんの薦めを受けつつお兄様の服を選んだ、ついでに私のも。


 「ありがとうございましたー。」


店員の言葉が耳に入り、私たちの買い物は終了した。


 「結構値段したわね、採掘者にはきついわ、、。」


 「簡単には手が出ない値段でしたよね。私もパジャマを買うだけなのにそこそこして、、。お嬢様は買えました?」


 「うん、自分のもお兄様のも。」


両手が袋でいっぱいだ、。いつものことならこんな経験はしないだろう。自分で服を買うのは本当に久しぶりだった。


 「お持ちしましょうか?」


ウミは私の両手を見るとそう言う。


 「うぅん、これは自分でもつ。」


何故かはわからないが、私はそう言っていた。


 「そうですか、。」


ウミは どこか納得したような顔をし、私にそっと言う。


 「、、何かいい匂いしない?」


レナが言う、それを聞いた私の嗅覚には何か香ばしい匂いが。


 「、、この匂い、おそらくワッフルですよ。」


ウミは乗り気でそう答える。ワッフル、そういえば最近食べていない。


 「少し寄っていこ、、。」


私は匂いに釣られるがごとく足を運ぶ。誘惑には勝てない、誰も。


 「そうですね。」


ウミも私が進む足についてきているのがわかる。


 「待って、私もいくわ。」


レナもそういい、タッタと後ろをついてくる。


 「レナ、私が奢ろっか?」


レナのさっきの言葉を思い出し、尋ねる。


 「、、迷惑じゃなければご馳走になるわ。」


そして私たちはクリームたっぷりの熱々ワッフルを三つ頼み、しばらく休憩した後戻ることにした。もちろんお兄様には内緒で…。

『topic』


ゲレームは最近では都会と呼ばれている。ちなみに最初の町サイモンとゲレームの服の価格を見てみると、5倍ほどの差があるらしい。また,城下町の整備もそこそこ進んできている。


次回の 二十七話「プレゼンツor〇〇?」の更新は1月21日を予定。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ