バイ菌は想う……
短いです。すみません。
よく芸能人等が「私も昔はイジメを受けていました。でも今では当時私をイジメていた人と普通にあったり、たまに遊びに行ったりする仲になってます」
こう言う事を言ってるのを聞いた事は無いだろうか?
私は、この手の話を聞く度に思う。
「あなたが受けていたのはイジメなんかじゃなくイジリやからかいなんかのじゃれあいの一種だったんじゃないの?」
と……
私は忘れない。忘れる事など出来ない。私の人生を狂わせた私に向かい初めて『バイ菌』と言ったアイツの顔を名前を当時着ていた服を。
私は忘れない。初めて私に触れられて『バイ菌に触られたバイ菌が移る』と言ったアイツの顔を名前を当時着ていた服を。
私は忘れない。落ちた消しゴムを親切に拾って渡した時に『バイ菌のくせに触るな!もう汚くて使えない!』と消しゴムをゴミ箱に捨てたアイツの顔を名前を当時着ていた服を。
私は今でも止められない。いつか何かのチャンスが訪れて、アイツ等をこの手で殺す事が出来るかも知れないと言う妄想を。
私は止められない。妄想に従い、アイツ等の住んでいる家の近くまで行き、家族構成や仕事先を調べあげる事を。
これは正常な人達からみたら異常な行動だと思う。
だけど、やらないと私と言う個が保てない、崩れて溶けて行く感覚に襲われる。
幸いな事にこの行為を初めてから1度たりとも、自分から接触や行動を起こそうと思った事が無い事だ。
糖尿病を患い何年後かに何らかの合併症を起こし死んでいく私よ。どうか、その時まで理性を保ってくれ。
☆☆☆☆☆を★★★★★にすると作者のやる気が出るらしい本当なのだろうか?