表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

11/22

閑話?私の一日

 続きが気になる読者(いるのか?そんな読者)には申し訳ないが、ここでちょっと閑話的に私の現在の1日と言う物をつらつらと書いていってみよう。


 何故、このタイミングで?と思われるだろうが、書いてみたいと思ったからだ。


 これも私の抱える精神疾患の中の1つの症状がそうさせる。私は基本的には物事を1から10まで順序良く決め、その通りにしないといけないと言う強迫観念に囚われている。


 だけどたまに、この順序と言う物を破壊してみたくなる衝動にも駆られる。この話を書いていると言う事がそう言う事である。


 この衝動はこの先にも現れるのか現れないのか自分でも不明だが、現れた時は「またか」ぐらいに受け止めてくれると嬉しい。


 読者のみなさんは1日の区切りを【仕事】や【時間】を目安に1日の流れを把握しているだろう。○時になったから起きる。○時になったからご飯を食べる。○時になったから仕事先や学校から帰宅する。そんな感じに。


 私の場合は少し(?)いやかなり違う。私の場合は【ご飯】が1日の流れを決めている。それも自分で時間を見て○時だから朝ごはん。○時だから昼ごはん。○時だから晩ごはん。そんな流れですらない。


 ホームヘルパーさんがワタミ(居酒屋やブラック企業で有名な例の会社)の宅配お弁当(糖尿病患者用)を私に差し出し。


 「はい朝ごはんですよ」


 そう言われて初めて今が朝ごはんを食べるような時間の【朝】なんだと認識する。外は明るいのに?と思われるが、何故かそう言う物なのだ私の場合。


 そして各ご飯を食べた後には、次のご飯までに何時間の空白時間が出来、その間に買い物に行ったり、小説を書いたり、小説の構想を考えたりと自分の好きな事をしてもいい時間が存在する。と言う事も理解している。


 朝のご飯は美味しくない。糖尿病患者用の薄味でお肉よりお魚、焼くより煮る料理が多いからだ。


 ご飯を食べた後に、今日は何をしよう。今日はどんな予定が入っていただろう。そんな事を考えるのはとても楽しい。だけども、その前に私を非常にイライラとさせる事が待ち受けている。


 ここで補足だが、私はイライラすると攻撃性が増す、しかしその攻撃性は両親と姉と自分自身この4名以外には向かない、特に自分自身に向く事が99%ぐらいだ。アイツは精神病を患い頭のネジが飛んでるからキレたら何をするか分からない。そんな風に思うのは、当然の事だと思う。でも私に関しては安心して欲しい、私は先に述べた4名(特に自分自身)以外に攻撃性を発揮する事は決して無い。


 そのイライラさせる行為とは【薬を飲む】と言う行為だ。いや……正確には【薬を包んでいるシートから薬を取り出す】と言う行為だ。私は、朝に糖尿病の薬を3種類、精神疾患用の薬を10種類。合計13錠の薬を服用している。因みに昼も同じ数を。夜はそれに加えて睡眠導入剤に睡眠薬が加わり17錠の薬を服用している。毎日だ!


 ホームペルパーさんが家に居るのだから、取り出して貰えばイライラしないだろう?


 逆なのだ、毎日、毎日私なんかの為に朝早くから家に来て手伝ってくれるホームペルパーさん達に私は、土下座をしてお礼を言いたいぐらいに感謝をしているが【私以外の人の手が薬に触れた】と言うだけでもう、その薬を口に含み飲み込む事が出来なくなってしまうのだ。


 100均で買えるハードタイプのシャンプーブラシで頭をガシガシと頭皮から血が出るぐらい、かきむしりながら何とか薬を全て取り出すと、全ての薬を飲み込み私の食事が終わる。(シャンプーブラシで流血するぐらい頭皮をかきむしるのは、ストレスにより頭皮が固くなり血流が悪くなるからです。後はストレス発散の為のリストカット等の自傷行為が私は頭皮に現れるからでもあります)


 朝ごはんと言われた食事が終わると、私には楽しい時間がやってきます。夕方近くまで歩いて10分程の場所にある【障碍者支援センター】に遊びに行けるからです。最初はセンターが気を遣ってくれてワゴン車で迎えに来てくれていたのですが、ホームペルパーさん達と話し合い、天気の良い日は糖尿病にも良い血糖値を下げるための運動を兼ねて歩いて行く事になりました。


 お気に入りのトートーバックの中に【箱ティッシュ】(パニック障害の症状の1つ、知らない人に話し掛けられると号泣してしまう為)

【紫色のバンドタオル】(これも同じで大量の発汗をしてしまう為)因みに私の家にはまったく同じ紫色のタオルが15枚あります(笑)

【ブドウ糖】低血糖になった場合、即座に血糖値を上げる為に必要

【スマートフォン】これは出掛けるのに持つのは常識ですね

【財布】小銭を多く用意しています。センター内では小銭をよく使う為

【熊避けの大きな音の鳴るベルが2つ付いた鍵】

これは過去に鍵を落としてしまい、パニック症状が出てしまった為に落とした瞬間に気付けるように

【センター内で食べるお昼ごはん用の薬】もちろんハードタイプのシャンプーブラシも一緒です


 全ての準備が出来たらホームペルパーさんと一緒に朝のお散歩です。私は基本的にあまり【義足】を装着する事はありません。切断した後は【義足】を付けて普通に歩けるまで、なんなら軽く小走りが出来るぐらいまで必死にリハビリをしました。

それでもある日、片方の脚がないのが私自身なのでは?と思うようになり、義足を付けずに【松葉杖】を使い、外を歩くようになりました。

もちろん近所の人達(日本人もブラジル人も)は私が松葉杖で歩いている事を当たり前の事のように受け止めてくれます。しかし知らない人達からは今でも【好奇】の目で見られます。電車で小さい子供が露骨に聞こえるように


「あのおじちゃんはどうして片方の脚が無いの?」


なんて母親に聞いてる場面もよく目にします。そんな時は、子供に近寄り


「おじちゃんはね、甘いお菓子が大好きで、たくさんたくさん食べ過ぎて脚を切っちゃう事になったんだよ、だから君も甘いお菓子の食べ過ぎには気を付けようね」


 そんな風に答えたりします。母親の見てはいけない物、聞いてはいけない物、タブーに触れるような態度を取られるのがハッキリと聞かれるより100倍も悲しくなるからです。


 センターに到着すると沢山の人が居ます。

私のように後天的に怪我や病気などで四肢を無くした人、耳が聞こえなくなった人、目が見えなくなった人。そしてもちろん先天的に障碍を抱えてる人達も沢山います。


 私はそんな人達と何かコミュニケーションを取る訳ではありません。いつも1人で和室の隅っこに座り、小説を書いたりしています。そんな私に干渉してくる人も居ません。それならば何故にセンターに?と思われるでしょうが、家に居ると声を聞くだけで私の神経を逆撫でする母親の声を聞く事になってしまうからです。


 空調が効いており、飲み物が欲しければ自販機が置いてあり、軽食も買えるセンターは私にとっての天国なのです。


 そしてもう1つ、センターに来るとお風呂に入る事が出来ます。これが気持ち良いんだが……同時に恥ずかしい……


 昨今の就職事情のせいなのか、10代後半から20代前半の男女のペルパーさんが多いのです。

男性だけのペルパーさんに入浴介助をしてもらうならなんて事ないのですが、女性のしかも若いペルパーさんだけに介助してもらうと最高で最悪です。


 頭の上から爪先(私の場合1つしかないですが(笑)まで隅々まで洗ってくれるんです。

もちろん、お尻の穴からキンタマそしてチソチソまで。


 「痒くないですか?強くないですか?痛くないですか?」


 そんな風に言われながらチソチソをゴシゴシ洗われてみなさい固くならない方がおかしい!!


 私もペルパーさんも生理現象だと理解してますが、それはそれは恥ずかしい。


 そんな日の夜は賢者にもなろうもんです当たり前です。


 そしてセンターが閉まると同時に家に帰り、またペルパーさんの介助でワタミの美味しい晩ごはん(この辺でヨイショしておかないと更に不味くなりそうだな)を食べて、頭皮から流血をさせ薬を飲み、ベッドに寝転がりスマホを弄り睡眠導入剤と睡眠薬が効いてきたら2~3時間ほど眠り、起きてはスマホを弄りまた眠くなっては2~3時間ほど眠り、起きてはスマホを弄りを繰り返し。次の日の担当のペルパーさんが


 「朝ごはんですよ」


 とワタミの超絶美味な朝ごはん弁当を食べるのが私の1日です。


 病院に行く日はセンターには行けません。



 さて!みなさん!ここで1つ疑問が湧いてませんか?


 【これだけの文章を書く事が出来るのに本当に病気なのだろうか?】


 そんな風に……


 それが可能になるのが、心の病なのです


 この【アンバランス】さこそが病気なのです。


 そこをご理解下さいますよう。

☆☆☆☆☆を★★★★★にしてブックマークを押すと作者のやる気が増すらしい本当なんだろうか?そこのあなた試してみてはくれんかのぉ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] >1から10まで順序良く決め 10まできたので閑話。 キリは良いです。 [一言] 薬、多っ!?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ