第23話 公式ダンジョン攻略開始!
転生したら人工知能AI幼女になっていた。って話です。 こちらは続編、第2部となっております。
<a href="https://ncode.syosetu.com/n9155ge/">こちらが前作になります</a>
王国メイド隊の根回しが整った。
「学術調査で許可をもらいました。これで、堂々と封印の間に入れます」
「リサさん了解です!」
あたしたちは2つ目のダンジョン攻略を始めた。
「クリスティちゃんこの壁は寄木細工じゃないの? 前みたいな感じで開かないの?」
「前の壁とは違う感じだねえ、ここには壁画が描かれている。しかもこの壁画は結構古いものだと思うよお」
「しかも、ただの絵じゃなくて彫刻になってますね」っと、ヒナちゃんが言った。
「この絵に何か意味があるのかもしれないねえ」
「この壁画は歌姫エリオノールですね」
「えっ、これも歌姫エリオノール?」
「人気のモチーフなので、さまざまな芸術家が手掛けているのです」
「絵の内容は、歌姫がうたを歌ってるみたいだね」
「そうだねぇ。この壁の前でうたを歌ったら開くとかだったり、するのかなあ?」
「な、なるほど。なんでもやってみよう」
「じゃあ私がちょっと歌ってみます」っと言って、ヒナちゃんが歌った。
「ヒナちゃんすごいよ。うまいよやっぱり。あたしよりヒナちゃんの方が歌うまいよ」
「お姉様に歌を褒められると、とても嬉しいです」っと言って、ヒナちゃんは照れた。
クリスティちゃんがおっとり話だした。
「でも開かないよお。そういえば歌姫エリオノールって、学院の中庭にも像があったねえ。そこに楽譜が書かれていたような気がするぅう。あれは何の歌だったのかなあ?」
「みんなでちょっと見に行こう」
あたしたちは、中庭に移動した。
「こんなところに像あるの気が付かなかったよ」っと、あたし。
「え、コトコちゃんこんなに大きいのにぃい?」
「こんなに目立つのに気が付かなかったのですか?」
「興味がないから全然見てなかったのかも、目に入ってなかったのかも」
「この歌は私の知らない曲です。古い歌なんでしょうか? とりあえず私が譜面を書き写します。そして歌ってみます」
壁の前でヒナちゃんが歌った。すると、ゴゴゴっと壁が動き始め、また通路と階段が現れた。
「やったね! 早速入ってみましょう」
階段を降りて通路を進むと、すぐに祭壇の間があった。
そこには、ガーゴイルのような人形で翼を持った魔物。闇の使いのような者が数匹いて、鎌? 又は、つるはし? の様なものを振り回し、部屋のあちこちをカッチンカッチン傷つけていた。
傷からは光が漏れだしていた。祭壇の中心に祀られた騎士の像の台座からも眩い光が漏れだしていた。
闇の使いがこちらに気がついた。見るからに弱そうなあたしたちを見つけた闇の者たちは、こちらに向かってきた。
「前のダンジョンの傷もコイツラの仕業かもお」
「こいつらいったいどこから入ってきたの?」
「こいつらなら入れる、別の通路があるのかもしれないですね」
あたしは戦闘準備を始めた。痛覚遮断、筋力増強、皮膚強化! そして、武器をイメージした。
やっぱり武器といえばこれだよね。
「エクスカリバーーー!」
その剣は、キラびやかで、神々しい光を放っていた。あたしはその現れた剣を振り上げた。
量子コントロールして、剣に電撃をまとわせる。
「さあどこからでもかかってこい!」
クリスティちゃんはもうすでにパワードスーツで殴りかかっていた。
「いやー、来ないでー、やめてー」
っと、言いながら魔物をぶっ飛ばしている。本人は、殴り掛かられているとおもっているようだった。
あたしが残りの2匹を華麗に倒すと、ヒナちゃんがあたしに駆け寄ってきた。
「お姉様、強いんですね」
「エヘヘへー、そうかなあ」
あたしは後頭部に手をやり照れた。
ヒナちゃんは魔物が落としたアイテムに近づいた。
最後の魔物が残したアイテムだ。それは、鍵のようなものだった。
「前と同じで鍵の一部分のようですね」
「そうか、そうなると他の欠片を見つけないとね」
「ここの壁にも壁画があります。そして、楽譜も描かれています。歌を歌うのかもしれません」
「ヒナちゃんまたお願い」
「お姉様、了解です」
ヒナちゃんが美しい歌声で楽譜の旋律をなぞっていく。
「あれぇえ? 何の反応もないねぇえ」っと、クリスティちゃんが言った。
「ヒナちゃん、前の壁画と違ってここには楽器を演奏している歌姫が描かれているよ」
「本当ですね。楽器を演奏するってことでしょうか?」
「あ! 図書館にあった。あの楽器と同じ種類じゃない?」
「あ、ホントだ。だから楽器だけ本物だったのかも」
あたしたちは、すぐさま図書館へ向かった。王国メイド隊のリサさんには、学院の承諾を取ってもらうように言っておいた。
エリオノールの彫刻から楽器を拝借していく。ハープに、リュートに、フルートの様な楽器だった。
三人で手分けして楽器を運ぶ。
「これを使うとしても、使い方がわからないよ。こんなの演奏できないよ」
「ほんとだねぇえ」っとクリスティちゃんが言った。
「お姉様、あたしが演奏します」
「えっ?! ヒナちゃん全部演奏できるの?!」
ヒナちゃんは、頭を縦に振った。
「凄いよ! ヒナちゃん!」
あたしは振り向き抱きついた。
「お姉様。楽器が!」
「コトコちゃん、楽器が傷付くよぅう」
「あっ、ごめんなさい」
お楽しみ頂けたら幸いです。まだ続きます。気に入ったら次話もよろしくお願いします。




