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第21話 いつ帰れるの?

転生したら人工知能AI幼女になっていた。って話です。 こちらは続編、第2部となっております。

<a href="https://ncode.syosetu.com/n9155ge/">こちらが前作になります</a>

 無事に戴冠式が終わった。

 王国のメイドがあたしたちを迎えに来た。

 「アメリア学院にはあと二つダンジョンがあるんだ」

「うん、それは昨日聞いた」

「あの場所は封印を張るのに適していたのかもしれない。残りの封印も調査してきてほしいんだ、一つ目のダンジョンと同じような状況になっていたら前のダンジョンのように対応してくれないかな」

「簡単に言ってくれますね。ほんと大変だったんだからね」

「そうすればまた魔力供給量を抑えることができるかもしれない。とにかく今は魔力供給量が日に日に増加しているんだ。このままだと僕もお姉様たちも魔力切れを起こしてしまう。そうなったらもう封印を留めておくことができない。災いを受け入れるしかない」

「分かったよ、やりますよ。やるのはいいんだけど一つ質問してもいいかな?」

 マリアちゃんは首をかしげて言った。

「ん? 質問って何?」

「まああたしがただの子供じゃないっていうのはあると思うんだけど、グランディア王国にも軍とか兵とか持ってるんだよね?」

「なるほどそういうことか。前にも言ったけど正直どんな災いが降りかかるのか分かってないんだよ。かなりの昔から魔力奉納は続いてるんだけど、それだけにもうすっかり儀式のようになってるんだよね」

「もう国内でもこのことを知ってるのはかなりの少数なんだよ。王家のもの以外は知らないと言ってもいいくらいなんだ。しかも、今はお母様は倒れているし、相談できる者も動ける者も限られてるんだよ」

「なるほど、だからマリアちゃんは自力でダンジョンを探してたんだね」

「そういうこと。だから、危険なのを承知でみんなに頼んでるんだ」

「ちなみに、お母さんは頼れないとしても、王様、お父様は?」

「えっ? いないよ、グランディア王家は女系だから?」

「えっ! 女系って何かわかってる?」

「女性だけの王家ってことじゃないの?」

「マリアちゃんどうやって生まれたの?」

「何言ってるんだよコトコ、お母様から生まれたに決まってるじゃないか!」

「まあ、それはそうなんだけどね」

 全くもってマリアちゃんと話が噛み合わないので、クリスティちゃん、ヒナちゃんに助けを求める視線を送る。しかし二人ともどうしたものか? って顔をしていた。

 グランディア王家、女系の話はそっとしておこう。

「わかりました。そういうことなら、やりましょう。あたしが一肌脱ぐよ!」

「コトコちゃん、一人で行くつもりじゃないよねえ」

 クリスティちゃんが、マシンに向き合うときの鋭い視線でこちらを見てきた。

「危ないよ、お勧めできないよ」

 クリスティちゃんがそのままの眼光で、にじり寄ってきた。

「うっ、手伝ってくださいお願いします」

 クリスティちゃんは、にっこり微笑んで頷いた。

「お姉様、私もついていきますからね!」

「はい、わかったよ。みんなで行こう」

「王国のメイド隊をサポートにつけるから、用があるときはこのリサに伝えて」

「ご紹介に預かりました、王国メイド隊の隊長リサと申します。マリア様に変わってサポートさせて頂きます」

「リサさんヨロシクお願いします」

「じゃあ連携して攻略にあたって。みんなごめんだけどよろしくお願いします」

 マリアちゃんは、あたしたちに向かって深々とお辞儀をした。


 あたしは、アメリア空港に降り立った。当然レナードさん、キクノさんも一緒だ。

「わーーー? 凄い数のカメラ、そして、人だかり。有名人でも降りてくるんですかね?」

「キャー、コトコ・ペンデルトンよー!」

「コトコーー!」

「コトコさーーーん!」

「えっ!? あたし!?」

「あっ! コトコ戴冠式の歌! そして、プリンスの求婚!」

「この人だかりは、あたし目当てだったのかーーー!」

 ヒロトめー! プリンスめー! 一体どうしてくれるんだよ! あたしののんびり生活が……。

「凄いわねえ」

「コトコ、もうすっかり国民的アイドルじゃないか」

「やっぱり私の目に狂いはなかったわ」

「いえ、あたしは全然国民的アイドルになるつもりなかったんですけども」

「いやあ、あれだけ目立つところに出てたら無理だって」

「でも二人ともそんなことすっかり忘れてたでしょ!」二人は顔を背けた。

 あたしたちは、あまりの人だかりにゲートを通るのを躊躇していた。

「二人とも、こんなんじゃ家帰れませんよ」

「ほんとだわ」

「困ったなあ」

 そこへ敏腕マネージャーのように登場したのはナンシーさんだった。

「さあ皆さんこちらへ。空港にはちゃんと手配しときましたので」


 あたしたちは空港の一室に招かれた。そこでナンシーさんが用意した服装に着替える。

「よしこれで変装は完了です! 空港の地下に車を回しときましたんでそれで帰りましょう」


 業務車両乗り入れ口に泊まっていたのは、デリバリーのトラックだった。

「はいはい荷台に乗ってください」

 いやこの車の荷台懐かしいなあ。

 荷台へ乗り込むと椅子が設置してあった。

「いやさすがナンシーさん、至れり尽くせりですね」

「あはははは照れますね」

お楽しみ頂けたら幸いです。まだ続きます。気に入ったら次話もよろしくお願いします。

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