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第20話 マリアのお願い

転生したら人工知能AI幼女になっていた。って話です。 こちらは続編、第2部となっております。

<a href="https://ncode.syosetu.com/n9155ge/">こちらが前作になります</a>

 マリアちゃんから端末に連絡が入った。

 あたしは、友達と約束があると言って部屋をでた。マリアちゃんの専属メイドが、あたしたちを迎えに来ていた。

 あたしたちは、マリアちゃんの専属メイドさんに付いていった。ドンドン通路を歩いていく。

 マリアちゃんの専属メイドさんが、豪華な扉を開いた。部屋に入るとネグリジェ姿のマリアちゃんがいた。ウィッグを外しメイクを落とした、いつも通りのマリアちゃんがそこにはいた。

「ププッ、な、なんでネグリジェ」

「わ、わるいかよ!」

「いやなんかマリアちゃんぽくないなーと思って」

「王宮だとこんな感じなんだよ!」

 クリスティちゃんが駆け寄り抱きついた。

「ごめんクリスティ……」マリアちゃんはぎゅっと抱きしめた。

 あたしとヒナちゃんは、やさしい笑みをたたえしばらくその光景を眺めていた。

 妙な空気が漂い始めた。なんだかちょっとドキドキしてきた。あたしとヒナちゃんは視線を合わせた。あたしとヒナちゃんの眉間に同じしわが寄る。あたしは「ゴホン!」っと咳をした。

「ちょっと二人とも、長すぎだよ」

「ごめん、ごめん」

 二人はしばらく見つめ合い、そっと離れた。

「ゴホン!」っとまた咳払いをした。

「じゃあ早速説明してもらいましょうか」

「了解! どこから話せばいいのかな? 何を話せばいいのかな?」

「まずは、なぜ急に学校を休むことになったかってこと」

「グランディア女王陛下、お母様が倒れたからだけど……」

「じゃあ何ですぐに休まなかったの? しかも変なタイミングで急に休んだじゃない」

「うっ!」

「しかも、マリアちゃんが学院内を調べ回ってたのも知ってるんだからね!」

「ううっ!」

「しかもあたしたちは、マリアちゃんが調べていたダンジョンの中に入りました!」

「なんだって! 入ったの? どこまで入ったの? 奥まで行けたの?」

「マリアちゃんがちゃんと説明してくれないと教えられないな」

「仕方ないなあ。じゃあ説明をするよ。グランディア王家は代々女帝なんだ。王家の女性は大きな魔力を持って生まれてくる。そして、グランディア女王には役目があるんだ。この世界にはりめぐらされた封印を維持すること。封印を維持しなければ世界に大きな災いが巻き起こると伝わっている。このことはグランディア王家のものしか知らない」

 あたしと、クリスティちゃん、ヒナちゃんはごくりと喉を鳴らした。

「いつもどおり、封印に魔力を供給していた母様は、今までになく大きな魔力を一気に持っていかれたみたいなんだ。それが原因で母様が倒れることになったんだ。いま母様は昏睡に近い状態なんだ。そして特殊な部屋に隔離されている」

「お母さんは大丈夫なの?」っと、あたしは聞いた。

「うん大丈夫。魔力切れを起こすとよくなる症状なんだよ。でも今回のは重度の魔力切れだから回復にかなり月日がかかりそうなんだよ。だからお姉様が公務を引き継ぐことに。それで戴冠式をやるんだよ」

「大変な状況なんだね」マリアちゃんは、頷いた。

「グランディア王家の極秘事項にかかわることだったから言えなかったんだよ」

「分かったよ。でも通話くらい出てくれてもよかったんじゃないかな」

 あたしは頬を膨らませた。

「ごっ、ごめん」

「その魔力供給って他の人に手伝って貰えないの?」

「強大な魔力は王家か、貴族の者くらいしか持ってないんだよ」

「まえに言ってた血筋ってそういうことだったのか」

「しかも最近の人は日頃魔力を使わないし、トレーニングもしないから、まあ耐えられないな」

「なるほどね。マリアちゃんは魔力量を保ってるんだね。凄いね」

「あまり好きじゃないけどな。さぼったらお仕置きが怖いし。母様が倒れてからはお姉様が魔力供給を行ってたんだ。だけど支えきれなくなった。それでぼくも魔力供給のため城へ帰ったんだよ。でも日々魔力の消費量が上がっていて危険な状態なんだ」

「それで休学してたって訳だね」マリアちゃんは頷いた。

「今回の戴冠式でお姉様が儀式を終えると、魔力が上がるはずなんだ。そうしたら少し楽になると思うんだけど……」

「なるほどね。わかってきたよ」

「魔力消費量が上がってるのは、封印の方に何か問題が発生しているからだと思う」

 あたしは、ダンジョンから手に入れたアイテムをマリアちゃんに渡した。

「コトコ、これは?」

「封印の奥まで行った結果だよ」

「奥まで行けたんだ」

「うん、まあ、クリスティちゃんのおかげだけどね」

「で、どうだったの?」

「封印内のあちこちがひび割れたりしていて傷だらけでした」

「なんだって! 封印がそんなことに……」

「あと封印の守護者が現れました。そのゴーレムは倒しました。そして、そのアイテムを手に入れました」

「なるほどだから負担が少し軽くなったのか」マリアちゃんは、アイテムを見つめた。

「他の封印も同じ状況なのかな?」マリアちゃんが考え込んでいた。珍しい光景だ。

「うーん、コトコ、クリスティお願いがあるんだけど。アメリア学院内にあと二カ所封印があるんだよ。他の封印も確認お願いできないかな」

 あたしたちは、マリアちゃんの問題解決に乗り出すこととなった。

「色々見せたいものがあるから、戴冠式のあとにメイドに呼びに行かせるよ」

「了解! じゃあまた明日ね。おやすみ」

お楽しみ頂けたら幸いです。まだ続きます。気に入ったら次話もよろしくお願いします。

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