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第18話 あたしの代わりに

転生したら人工知能AI幼女になっていた。って話です。 こちらは続編、第2部となっております。

<a href="https://ncode.syosetu.com/n9155ge/">こちらが前作になります</a>

 振り返ると誰もついてきていない。

「あれ? あたしだけで行くの?!」

「コトコちゃん一人で行かないとぉお。私たちは追い出される可能性が高いよぉお」

「そうですね、私たちがご学友で通るのであれば、マリアお姉様はプリンセスであることを秘密にしたりしていないと思います。それに第二プリンセスがマリアお姉様であると確定したわけでもないので」

「なるほど。あたしがお馬鹿さんでした。じゃあ行ってきます」

「コトコちゃん、その格好でここから出ると騒ぎになるよぉお」

「あっそっか、ごめんごめん」

「そうですその通りです。お姉様、うまく両方の姿を使い分けてミッションをコンプリートしてください」

「何ですかこれは一体?! ゲームですか?! クエストですか?!」

 あたしは本来の姿に戻った。自由に姿を変えるため、邪魔になる服の管理をヒナちゃんにお願いした。

「ヒナちゃん服お願いね」

「はい、お姉様! お任せください」

「あっ!」

 あたしとクリスティちゃんはビクリっとして、ヒナちゃんを見た。

「ど、どうしたのヒナちゃん?」

「ある意味今ってチャンスなんじゃないですか? プリンセスの居場所はハッキリしています」

「ほんとだ、お披露目会の雛壇だね。よし急いでいこう」

 元の姿に戻ってトイレから出ると、慌てた様子でキョロキョロと歩き回るヒロト先輩が視界に飛び込んできた。そしてあたしと目が合った。

「あっ! ヒロト先輩なんでここに?」コトコくんがこっちへ行くのを見たのでね。出演時間も迫ってきていたのでこの辺りで待ち構えていたんだよ。

「コトコくん、今から歌うんだよ忘れてるんじゃないんだろうね」

「あっ! あたしうたを唄うんだった」

 ど、どうしよう。ヒロト先輩をみた。次にヒナちゃんを見た。そしてヒナちゃんを抱き寄せた。ヒロト先輩に「ちょっと待ってください」っと言った。

 ヒロト先輩は怪訝な顔をしていた。ヒロト先輩は、ヒナちゃんの容姿にまだ気付いてないみたいだ。

 上手くクリスティちゃんがヒロト先輩に話しかけて、注意をそらしている。

 あたしは、ヒナちゃんの耳元で囁いた。

「ヒナちゃん、あたし今日ここで歌うことになってて、これから出番みたいなんだよ。で、あたしの代わりに歌って」

「え、ええっ?」

「しかもあたしってことで……。どう?」

「確かに今はチャンスですもんね。わかりました、やってみます」

「今からあなたはコトコです、いいですね。はい、分かりましたでも急に歌えるかな?」

「ヒナちゃんならいける、あたしには確信がある」

「あ、ありがとうございます。知ってる曲なら何とかなるとは思います」

「今回オリジナル曲はないから。詳細は後で伝えるね」

「了解です」

「ヒロト先輩オッケーです」

「あ、うん?」

 ヒロト先輩は何がOKなのかわかってない様子だった。

「まあ、なんでもいいや、コトコくん行けるんだね?」

「オッケーです。行きましょう。楽屋に友達も入って良いですか?」

「今日は信用のある人々ばかりだから、楽屋に出入りする人も少ないからね。問題ないよ」

 あたしたちは楽屋に向かっていった。ヒナちゃんには、ヒロト先輩に容姿が見えないように、あたしの陰に隠れているように言っておいた。

 楽屋に入ると「着替えますからヒロト先輩は外ですよ」っと追い出した。

 衣装さん、メイクさんがじゃあ始めましょうと言った。

「コトコさんはどなたかしら?」

「この子です」っとヒナちゃんを差し出した。

「あなたたちよく似てるわね? 双子? 兄弟?」

「まあ、そんなもんです。気にしないでください」

 ヒナちゃんの準備中に歌う曲を伝える。

「今回は国家と民族音楽だからオリジナルはないからね」

 ヒナちゃんの耳元で歌う。

「ウフフ、お姉様息があたってくすぐったいです」

 目を瞑って指でリズムを取るヒナちゃん。

「どう? いけそう?」

「しってる曲です大丈夫です。こちらはあたしに任せて、お姉様はミッションスタートしてください」

 あたしは、ヒナちゃんにギュッとハグをした。そして、クリスティちゃんと物陰に隠れ、体を小さくした。小さくなったあたしをクリスティちゃんがポシェットの中に入れた。

 クリスティちゃんはヒナちゃんに「歌頑張ってね」っと言って楽屋を出た。

 部屋を出ると、ヒロト先輩がクリスティちゃんに話しかけてきた。

「コトコくんの準備はどうだった?」

「今日は歌姫にふさわしく綺麗な衣装でしたよお。いい感じでしたよお」

「そうかい、楽しみだな」

「あたしは、ちょっと約束を思い出したので。先に会場に戻ってますねえ。コトコちゃんをよろしくお願いしますう」

「了解」

お楽しみ頂けたら幸いです。まだ続きます。気に入ったら次話もよろしくお願いします。

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