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第13話 歌の依頼、舞い込む

転生したら人工知能AI幼女になっていた。って話です。 こちらは続編、第2部となっております。

<a href="https://ncode.syosetu.com/n9155ge/">こちらが前作になります</a>

 あたしは、家に帰るため学院のエントランスに向かっていた。エントランスでヒロト先輩に呼び止められた。

「おお、コトコくん良いところに」

「いや、偶然ぽくしてますけど、絶対待ち構えてたでしょ!」

「まあまあ、ニュースがあるんだよ」

「え、なんか嫌な予感しかしないんですけど……」

「グランディア女王陛下が倒れたのは知ってるかい?」

「はい、新聞で読みました」ってか、読んで貰って教えてもらったのだけどね。

「一週間後に第一王女が戴冠式を行う。女王陛下の療養が長引きそうなので、静養中の公務を引き継ぐためらしい。そして、引き継ぐとなると戴冠式を行う必要があるみたいだ。で、お披露目会も模様される。そこで、コトコくんに歌姫として歌って欲しいとの要請だ」

「え? なんでまたあたしなんですか? もっと最適な人がいそうなもんじゃないですか?」

「コトコくんは、いま話題の人なんだよ」

「ほんとかなー、また、ヒロト先輩がなにか動いたんじゃないでしょうね……」

「いやだなあ、ぼくにそんな力があるわけないじゃないか」

「文化祭でのコンサートがかなり好評だったんだよ。そこへきて、夕焼けの空を飾った神秘的な巨大3D映像! あちこちのニュースやテレビで放送され、さらには、SNSでも拡散されたからね。各方面からのお誘いがすごいんだよ」

「うぐぅ」あたしの、こめかみに汗が流れるのを感じた。

「女神様、聖女様っと凄い状況だったんだよ。世間では僕たちがやったってことになってるんだけど。いまだにあの3D映像の出所はわかってないんだよ。あれは、誰がやったのかなあ……」

「アハハ……」続いて、あたしの背筋がじっとりと汗で濡れるのを感じた。

「あたしは、まだ実感ないんですけども」

「現在僕の方で出るべきところを精査してるからね。そんな中舞い込んできたのが戴冠式での歌姫の依頼だ」

「コトコくん、これはチャンスだよ」

 ヒロト先輩は喰い気味に顔を寄せてきた。

「ちょ、ちょっとヒロト先輩近いです!」

 あたしは、ヒロト先輩の両肩を押し返し遠ざけながら言った。

「あたしには、地獄の入り口にみえますよ……」


 家に帰ると、キクノさん、レナードさんがリビングに勢ぞろいしていた。

「あれ? 二人とも今日は早いね」

「グランディア王家から戴冠式への招待状が来てね。これから準備に行こうと思ってたんだよ」

「え、こっちも戴冠式? なぜかあたし、戴冠式で歌をうたうことになってるんです」

「なんだって! それは楽しみだな」

「楽しくないですよーーー! 責任重大ですよーーー!」

 関係国の有力者として、ペンデルトン家はパーティーに招待されていたみたいだ。

「じゃあ、さっそく買い物に行こう。コトコにもドレスを用意しようと思ってたんだよ」

「じゃあ、いってらっしゃいませ」っと、ナンシーさんが送り出してくれた。

「今日はナンシーさん一緒に行かないのですか?」

「あたしは、家のことがありますので」

「えー、それは寂しいなあ」

「コトコさまは、甘えんぼさんですね。いいドレスが見つかったら、着て見せてくださいね」

「わかりました。では、いってきます」

 そう言うとあたしたちは車で家を出た。

 しばらくすると。にぎやかしい繁華街に到着した。あたしたちは、高級感漂う服飾店へ入った。この界隈は、こういったブランドが立ち並んでいるようだ。ただこの世界のブランドが全くわからない。

「今回は時間がないからオーダーメイドは無理ね。既製品の範囲で探しましょう。この界隈なら既製品でもいいものが見つかると思うわ」

「コトコにはこれが似合いそうよ」

「うーーーん、どうなんでしょう」

 キクノさんが色々選んでくれるのだけど、ちゃんとしたドレスなんか、前世でも着たことないからよく分からない。

「これなんかどうかしら?」

「うん、いいね。ちょっと試着してみたらどうかな」

「じゃあちょっと試着してきます」

「はい、いってらっしゃい」

「どうですか似合いますか?」あたしはひらひらと体を揺すって見せた。その動きにつられてスカートも揺れた。

「うん、いいわね大人っぽく見えるわ」

「本当だ、そうしてるともう立派なレディだね」

「あたしは、これにします」

「私とレナードはどうする?」

「ちょっとピタッとくるのがなかったね。他のお店をみてみようか?」

「そうね」

 なぜだか購入の人が結構並んでいた。

「凄い人ね」

「あたしが並んで買っておくのでふたりは他の店を見てきて」

「コトコ大丈夫かい?」

「失礼な! 買い物ぐらいできますよ!」

 あたしを残し、二人は他の店を見に行った。

 あたしが一人レジに並んでいると……。一向に前に進まない。周りの人がガヤガヤしだした。そりゃこれだけ待たせればガヤガヤするよな。一体レジの方はどうなってるんだ? レジの方を確認すると、店員と客で何やらモメているようだ。

「オーダーメイドはさすがに一週間では仕上がりません」

「金や褒美ならいくらでも出すぞ。間に合わすことはできんのか? どうしてもその日に必要なんだ!」

「私共もお客様の注文にはお答えしたいのですが、無理なのです」

 なるほどなんか無理な注文をしているようだ。

 並んでてもらちがあかないのであたしはレジの様子を見に行くことにした。

お楽しみ頂けたら幸いです。まだ続きます。気に入ったら次話もよろしくお願いします。

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