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第10話 マリアを追跡せよ

転生したら人工知能AI幼女になっていた。って話です。 こちらは続編、第2部となっております。

<a href="https://ncode.syosetu.com/n9155ge/">こちらが前作になります</a>

 次の日。

「わっ! クリスティちゃんどうしたのその格好」

「今度はパワードスーツミドルタイプのコンテストへ応募しようと思って試着テストを行ってるのお。精密な動きのテストをしたいんだよお」

「え、そんな格好で授業を受けてもいいの?」

「エレナ先生に許可もらったから大丈夫だよお」

 クリスティちゃんは制服の上から各種メカを装着していた。あたしには何がどんな役目をするのか全くわからなかった。

「それを装着してると、どんなことができるの?」

「人体の力を1000倍にできるんだよお」

「そんなことして体ぶっ壊れないの?」

「ちゃんとパワードスーツと人体の間で力を緩衝するようにしてあるから大丈夫。格闘する時はこのナックルをつける」

 クリスティちゃんはそう言って腰にぶら下げていたナックルを手につけた。

 そしてシャドーボクシングを行った。ジャブだけで凄い衝撃と音が巻き起こった。

「クリスティちゃん危ないよ」

「大丈夫加減してるから」

「クリスティちゃんもやっぱりマリアちゃんの友だちだってことを実感したよ」

 クリスティちゃんはこてっと首をかしげた。

 そんな会話をしていると、始業のチャイムが鳴った。

「あれ? ベルなったのにマリアちゃん来てないね。いつもならもう来てるよね」

「やっぱり休みなのかなあ?」

「休みなの? 珍しいね」

 あたしが来てからマリアちゃんの休みは無かったから、ガランとした席が目立って寂しかった。

「さっきエレナ先生に聞いたんだけどはっきり答えてくれなくて」

「そ、そういえば……」

「んー、コトコちゃんどうしたのお」

 クリスティちゃんはあたしを見つめ碧い瞳をパチクリさせた。

「あ、後で説明するよ」


 授業後……。

「クリスティちゃん、マリアちゃんのことで気になることがあるんだ、ついてきてくれない」

「う、うん」

 帰宅の準備をし教室を出ると、あたしは昨日マリアちゃんを見かけた場所へ向かった。

 二人で階段を下っているとヒナちゃんと出会った。

「クリスティお姉様、どうしたんですかその格好?」

「かっこいいでしょぉお」

 ヒナちゃんは怪訝な表情でこちらを見た。あたしは苦笑いで答えておいた。

「そう言うヒナちゃんこそどうしたの? その格好は?!」

「私は吹奏楽クラブに入ったので、こんな格好なんです。どうでしょうか?」ヒナちゃんはくるりと回って見せた。その衣装は、肩ひもと胸に赤と青のストライプがはいって、スカートのヒダもヒラヒラ具合もいい感じだ。そして手にはポンポンを持っていた。

「いやすごくかわいいよ。かわいいけども……。オヘソでてるのが、お姉様としてはちょっとなあ」

「コトコちゃん、口うるさいのもどうかと思うよぉお」っとクリスティちゃんが言った。

「うぐぅう……。でも吹奏楽クラブなのに、なんでポンポン必要なの?」

「演奏してない時に踊るのです!」

「なるほど」

「で、おふた方は、どこかへ行かれるんですか? マリアちゃんの痕跡を辿ってるんだよ」

 ヒナちゃんは、また小首を傾げる。

「マリアお姉様がどうかなさったんですか?」

「それが、マリアちゃんちょっと行方不明なんだよ」

「えっ!」

「ちょっとコトコちゃん言いかたが悪いよぉお」っとクリスティちゃんがおっとりと言う。

「面白そうですね。私もついて行っていいですか?」

 

「あたし昨日マリアちゃんがこの辺でいなくなるのを見たんだよ。マリアちゃんのことだから監視カメラを探して、ぶっ壊してるのかと思ってたんだけど……」

 ヒナちゃんが、あたしと同じ目をまん丸くして驚いていた。

「ちょっとコトコちゃん! ヒナちゃん勘違いしないでね。マリアちゃんがカメラをぶっ壊すのは、発明クラブの周辺だけだからあ」

「フォローになってないからね。クリスティちゃん」

 ヒナちゃんは相変わらず驚いたままだ。

 壁際をうろちょろしていると、クリスティちゃんが何かに気づいた。

「あれ? この壁何か変だな。最近おじい様が買ってくれた、寄木細工のパズルに似てるかも」

 そう言うとクリスティちゃんは、壁を叩き始めた。

「ここ行けそうだなあ」

 クリスティちゃんが壁のレンガを押す。その空間を始点に自動でレンガが動き始めた。動きが止まるとすっぽりと穴が開き、空間と下りるための階段が現れた。

「なんじゃこりゃ! 秘密の部屋? ダンジョンの入り口? 魔法といいダンジョンといい異世界っぽくなってきたよ!」興奮するあたし。

 ヒナちゃんとクリスティちゃんは、そんな興奮するあたしを引いた目で見ていた。

「コトコちゃん大丈夫?」

「うん、大丈夫。昨日あたし発明クラブ休んだでしょ」

「うん」

「あたしが休んだのは企画研究クラブの方へ行ったからなんだけど。マリアちゃんは発明クラブに来てたの?」

「昨日はマリアちゃん来なかったんだよぉお……」

「もしかして、マリアちゃんはここへ入っていったのかもしれないよ。そのまま帰って来れなくなっているのかも……。だとすれば大変だよ! やっぱり行方不明だよ!」

お楽しみ頂けたら幸いです。まだ続きます。気に入ったら次話もよろしくお願いします。

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