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心霊コレクター  作者: 呼霊丸
学校の怪
13/46

M子

人がけっして踏み入れてはいけない場所がある


普段通りに歩いていると、急に目眩がしたかのような


フワフワした感じに襲われる


必死に歩こうとするがなかなかうまく歩けない


目の前に歩いていた人に追いつこうとするが


どんどん離されていく


怖くなり声を上げるがだれも気が付いてくれない


それもそのはずだ


後ろを見ると誰も居ない


前にしか人が居ない


必死に追いつこうとするがどんどん離されていく


人が豆粒になるほどかなりの距離を離される


決して止まったり、戻ったりしてはいけないと本能的に思う


必死で人の通ったあとを追いかける


すると全然知らない場所へとたどり着く


時間的に20分くらい経っていた


しかし、20分でとても歩いて行けないほど遠いところへ出ていた


その場所はとあるお寺の裏でした。

足元から黒い霊力を垂れ流す人物


S男もその一人だ、今日まで人の嫌がることを散々してきた


「呪ってやる」「いつか殺してやる」そんな言葉など聞き飽きていた


いつしかそれが自分の仕事、役目だと感じるようになる


それが徐々に酷くなり下請けの営業にくる女子社員を物色し手を出した


味を占めたS男は女性をもはや何者かが肉体を宿す入れ物としか認識しなくなる


人としての人への感情が無くなっていた、そしてとうとう娘にも同じ感情をもってしまう


しかし、悪事がバレ会社を追われる羽目になり嫁は当然家を出てしまい、家族は崩壊する


自分のお気に入りの長女だけは金に者を言わせて離さなかった


ある日の朝、S男は決行する、家に残っていた長女M子を襲う


当然、激しい抵抗にあい


その強行は未遂に終わり、失敗しイライラが頂点に達する


突然「呪ってやる」「殺してやる」という声が頭を駆け巡る


家を出てフラフラ歩いていると目の合う人からすべて


「呪ってやる」「殺してやる」と言う声が聞こえてくる気がし


無関係の人間を殴り、逃亡する



ミハルをいじめる側の一人Ⅿ子は自分の足元から黒い霊力が漏れている事には当然気付いていない


子供の頃から裕福な生活をしいたM子は非常にわがままで自分中心でないと気が済まない


当然、友達関係も自分がリーダー的な存在として君臨している


ただ今日のM子はいつもと違っていた、朝からものすごく機嫌が悪く、ミハルに当たりちらしていた


お昼休みにミハルはM子達に、体育館の裏へ呼び出された


ミハルは体育館の裏へ行くと


そこにはM子に従っている女子達が6人ほど待っていた、


M子はいきなり罵倒してきた


「あんたの存在が気にくわないのよ、ここで土下座しなさい」


6人ほどに囲まれたミハルは恐怖し土下座した


するとM子に背中を蹴られた、


そしてM子が他の子に命令をする


「あなた達も1発づつ蹴りなさい」


すると6人ともミハルに蹴りを入れていく


「謝りなさいよ」


ミハルは恐怖のあまり「ごめんなさい・・・」と


「土下座して、地面にこうやって頭を付けるのよ」


M子はミハルの頭を掴み地面に押し付け


「あんた達も、遠慮しなくていいのよ、好きに叩いていいから」


他の6人も追従してミハルのことを叩いたり蹴ったり


もはやリンチであった


夕凪は雪音より連絡を受け体育館の裏へ向かっていた


その時体育館に突然雷が落ちた

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