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第6話

昼前、未だに2人はベッドの中で寝ていた。


昨日の夜、椿は白の猛烈なアプローチを受け理性との勝負に負けたのだった。結果、明け方まで合計4回も......


少し先に起きた椿は、昨日の夜のことを考えながら、隣りで幸せそうに眠っている白の髪を撫でていた。


「ぅん、つばきぃ」


「あ、ごめん。起こし...」


「ん、おはよ~」


白は、唇を離すと少し頬を赤らめながら挨拶をした。


「おまっ、いきなり...」


「ダメ...だった?」


「いや...別に...ダメでは...」


「ありがとー、つばきぃ♪」


はぁ、何か既に尻に敷かれている気がするな...


そんなことを考えていると


コンコン


「おはようございます。部屋の前に桶を置いとくから使って下さい。空の方にシーツを入れてといてくれたら洗っとくから」


と、ラナさんが部屋の前から話かけてきた。


「え、あ、はい。ありがとうございます」


扉を開けると部屋のにお湯と手拭いの入った桶と空の桶が置かれていた。

なぜ、まさか昨日のことを...いや、そんなことないよな


「とりあえず、これで体を拭いて下に降りようか」


「うん」


着替え終わるとシーツを桶に入れて下に降りる。

ラナさんに桶を渡して、昼飯を食べてギルドに向かう。

ラナさんは桶を受け取る前、白と俺を交互に見ながらニヤニヤしてた。

やっぱり、知ってるのか!?


ギルドの中に入ると、受け付けの前にかなりの数の冒険者が群がっていた。


「そういえば、昨日ゴブリンの大討伐があるって言ってたな」


一応、受けてみるか。活躍すれば、かなり儲かるって言ってたしな


「白、討伐隊に参加しようと思うけど、どうする?」


「うん、良いと思うよ」


「なら、俺達も並ぶぞ」


15分位して、やっと順番が回ってきた。受け付けをしていたのは、あの猫耳の受付嬢だった。


「討伐隊に参加したいんですけど」


と、告げると少し顔をしかめて


「参加はできますが、大丈夫ですか?昨日、一昨日冒険者になったばかりの人には、おすすめはできませんよ」


「ええ、多分大丈夫だと思いますよ。それに危なくなったら逃げるんで」


ま、本当に逃げる訳ないけどね(笑)


「はぁ、わかりました。この紙に名前を書いて下さい。詳しい説明は明日の朝あるので遅れないようにして下さい」


「はい、わかりました」


名前を書いてから、ギルドから出る

そのまま、街の中を2人で歩き回って買い物をしていく。

買い物が終わる頃には、日が沈み始めたので宿に戻ることにした。


夕食を食べて部屋に戻ると白が抱きついてきて


「ねえ、つばき、今日も...ね...」


と、耳元でささやいてきた。


「わかった...」


白を抱き締め、キスをしてからベッドに入り体を重ねていった。


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