第5話
スミマセン、遅くなりました。
次も遅くなるかもしれません。詳しくは活動報告で
ゴキッ
「グギャッ!!」
「ふぅー、さて、どうすっかなこれ...」
椿は、首を折られ事切れたゴブリンから手を離すと、目の前に転がっているボアとゴブリンの死体を見て溜め息をついた。
2人は、街に帰る途中、偶然ボアの群れと遭遇した。依頼された討伐数とほとんど同じだったこともあり、白に虎徹を渡して、人で片付けることにした。
最後の1体を倒した所で、茂みの奥からゴブリンが現れ、襲い掛かってきたので、これも2人で片付けた。
「とりあえず、ボアの牙、肉、皮はギルドで買い取ってくれるらしいから持って帰るか」
2人でボアを簡単に解体し、アイテムボックスに仕舞いこみ、近くの川で手を洗い街に戻る。
門で兵士にギルドカードを見せ、白の分の銀貨を払ってギルドに向かう。
ギルドに着くと猫耳の受付嬢の所に行き、ギルドカードと薬草、ボアの素材の入った袋をカウンターに置く。
「依頼の確認と素材の買い取りを。あと、この娘の登録もお願いします」
「かしこまりました。では、そちらの方はこの用紙を」
と言って白に用紙を差し出し、素材の入った袋を隣りの部屋に持って行った。
「これが依頼の報酬と買い取った素材の金額になります」
と、銀貨13枚 銅貨35枚を差し出してきた。
報酬を受け取り、少しすると白のギルドカードもできたので受け取りギルドを出る。
「まず、おっちゃんの店に行くか」
店の中に入ると、バルトが居た。
「おー、坊主じゃねーか。オメーもドランの親父に用か?」
「ええ、この娘の装備を揃えようと思って」
「初めまして、妻の白です」
「いつ、俺が結婚したっ!!」ベシッ(*`Д´)ノ!!!
「あいたっ!?」
「はっはっは、何か面白い嬢ちゃんだな」
そんなことを話ていると、奥から斧を持ったおっちゃんが出てきた。
「おうバルト、アックス研ぎ直し終わったぞ。ん?今朝の兄ちゃんじゃねーか。何か不具合でもあったのか?」
「いえ、この娘の装備を揃えたくて、予算は前と同じで」
「わかった。で、嬢ちゃんは何使うんだ?」
「剣で。あと、格闘術も使うので籠手とかもお願いします」
「兄ちゃんと一緒だな、わかった。ちょっと待っててくれ」
そう言ってまた奥に引っ込んでいった。
すると、バルトが
「そういや、坊主は討伐隊に参加するのか?」
「討伐隊?」
「なんだ、知らねーのか?近々、ゴブリンの大討伐があるんだよ。何でも近くにゴブリンの巣が見つかったらしいぜ」
2人で話し込んでいると、
「つばき、決まったよ」
と白が声をかけるてきた。いつの間にか、戻ってきたおっちゃんと決めてしまったらしい
「ああ、わかった。おっちゃん、全部でいくら位?」
「ショートソードが2本とワイバーンの籠手とグリーブ、合わせて銀73だな」
代金を渡してバルトと共に店を出る。
バルトに服屋まで案内してもらい店の前で別れた。
「いらっしゃいませ」
「下着と服を探しているんですが?」
「下着はこちらですね。服は、試着が出来ますので試着される場合は、あちらの個室をつかって下さい」
案内してもらった所で下着を3枚程と少し見て周りシャツとズボンを2枚づつ選んだ。白も下着数枚とワンピース、キャミソールを2枚を選んでいた。
会計を済ませると店を出て宿に向かって歩いて帰る。
宿に戻るとミリィでは無く母親のラナさんが受付に居た。
ラナさんに頼み部屋を替えてもらった。
何故かわからないが、ラナさんは部屋の鍵を出す前に白の方を見て少し頷いてから鍵を渡してくれた。
先に夕食を食べてから、部屋に上がった。
部屋の中は、少し大きめのベッドが1つと机、椅子が2つずつしか無かった。
「何でベッドが1つだけ?まあ、1つしか無いなら仕方ないか。俺は床にでも寝るから、白はベッドで寝ろよ」
「えっ?一緒じゃ無いの?前は一緒に寝てたのに?」
「前はって、それはお前がまだ犬だった頃だろ。今は、流石にな....」
ただでさえ、転移してかなりの美人に為ってるのに1つのベッドで一緒に寝るなんて...
「白と、一緒じゃダメ?」
と目を潤ませ、上目遣いで見つめてくる。
やべっ、かなり可愛いぃぃぃ!!!
こんな頼み方されたら断れるわけ無いだろっ!
「わかった。一緒で良いよ」
「やった!ありがとー、つばきぃ~」
と言って抱きついてくる。
今夜、俺寝れるかな?それよりまず理性保てるかな.....