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彩乃って…?
美由と二人でベンチ。
「彩乃に飽きたの?」
僕は大慌てで首を振った。
「違うよ!彩乃が、僕のこと、急に避けるようになったんだ!」
美由は何かを考えている様子。
「ふ〜ん…」
彼女は突然、僕のほほにキスした。
「じゃあ、付き合おうよ」
「…そんな」
「いいじゃない。別に。拒否ったのは彩乃の方なんだし」
僕らはキスをした。
次の日。
彩乃が僕のところにやってきた。
「昨日、美由と仲良くしたでしょ?」
「それはだって君が…」
「やっぱり私のこと、好きじゃないのね!」
彩乃が僕の前から去っていく。
美由が現れた。
「放っておきなさいよ」
美由が僕の手を握った。
「仲良くしよう…」
僕らは陰の方でキスをした。