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うつりかわり
朝、起きた。
「あっ」
僕は慌てて早朝の電車に乗った。
早朝の高校。
校門で、彩乃が待っている。
「行こっ!」
手をつないで、歩き始める。
朝も夕方も、僕らはいつもべったり。
…そんな日が数日続いて…。
突然だった。
彩乃が、つないでいた手を放して言った。
「何か私、不自然な気がしてきた」
えっ?
「今日、帰るわ」
振り返りもせずに、彩乃は見えなくなった。
それから、…
彩乃は、僕の方を振り向こうともしない。
そんなとき、美由が、ニッコリして、こっちを見つめていた。