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選択
次の日の放課後。僕と彩乃は手をつないで歩いていた。
「…ホントにこれでいいの?」
彩乃がどうしていいのかわからない表情で言った。
「いいんだ」
ファストフードでジュースを飲む。
「私が好み、…ってわけじゃないんでしょ?」
「別に、ここの店みたいに商品を選んでるわけじゃないんだ。僕は、たとえどんなになっても、彩乃が好きだよ」
まだ、わだかまりのある表情の彩乃。
バイバイして自分の部屋のベッド。
…しかし、一体何が起こってるんだ?本人自身の感情より、僕が誰かと付き合うのが優先されてるみたいだ…。
次の日。校門で美由が待っていた。
「私、好みじゃなかったの?」
「そういうわけじゃないけど、僕には彩乃がいるから」
「そう…。ならいいんだけど…」
美由は無表情で向こうにいった。
「おはよう!」
笑顔の彩乃がいた。
「私でいいのね?」
「ああ」
僕らは手をつないで校舎に入っていった。