表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あなたを愛してる  作者: xjw
1/14

彼女は僕の虜

 真夜中。僕は目を覚ました。

 直感的に感じた。

 今なら、何でも自分の思い通りになると。


 何をしようか?

 お金?大学?…?


 そうだ!彼女だ!桂木彩乃だ!彩乃が僕を愛するようにしよう!


 僕は気を失った。


 次の日。

 登校すると、校門に彩乃がいた。

「倉木くん。好き…」

 彩乃はいきなりそうつぶやいた。


 僕らは校舎の陰に手をつないでいった。そこで抱きしめ合い、キスをした。


 放課後。彼女の家に行った。そこでも抱き合い、キスをした。


 落ち着いて、彼女の部屋で、飲み物やお菓子を食べながら話を始めた。

「祐司、私のこと、好き?」


 僕は、ギクリとした。

 そうなのだ。昨日まであれだけ憧れていた桂木彩乃のことを、今はそれほど想っていないのだ。

 なぜなのだろう?

 彼女が、いつもの彼女と違うからだ。

 僕と抱き合ったりキスしてることじゃない。何かが、いつもの彼女と違うのだ。

「好きだよ」

「うそ!」

 彩乃が怒りの表情になった。

「私、わかるんだから…」

「…どうしてそんなに気を回して怒るんだよ」

 彩乃は目を潤ませた。

「わからない!わからない、けど、私はあなたに好かれるようにならなきゃならないの!」

 彩乃が強引に僕に抱きついてキスをした。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ