俺の名前は~・・・
2話目ですw
俺の名前ね~…嘘ついてもいいけど…まぁ、いいか。
「俺は廉魔 華依って名前だよ」
カロンはほほうと顎に手を当て、
「ふむ…なんともまぁ~…珍しい名前だね。初めて聞いたよ。廉魔って苗字も初めてだね。漫画や小説などの登場人物みたいな名前だね。クックック。それに華依って…ア~ハッハッハッハ。まるで女みたいな名前だね。」
豪快に笑い出すカロン。このしゃれこうべめ…。人が気にしていることを…。
「うっさいな~…いいだろ?別に?!聞かれたから答えたのに、そんな反応かよ?!」
俺は大声で言ったら
「いやはや悪かったって…ックックック…いや悪いね…」
といまだに笑いが止まらないが、さっきよりかは、笑いを我慢している…と思う。
「とまぁ~自己紹介が終わったところで…」
「ん?」
カロンが頭を傾げている。
「俺が生き返ることってできないのか?だって、俺って手違いなんだろ?」
そう俺が気軽に聞くと…
「・・・・・・」
カロンが難しそうな顔?(しゃれこうべだからよくわからないが)をしていた。
「え?ちょ…」
俺が慌てて質問をする。
「間違えたんだから、生き返れるんでしょ?手違いってカロンさんも言ったんだし…なんとかなるんでしょ?」
顔から汗が出ている…手にも汗が出まくっている…暑くもないのにこんなに汗がでるものなんだな…。
「華依…それはちょっと無理なんだ…」
カロンが頭を下げながら答える。
「一度死んで、ここまで来たらもう戻れないんだ…。もうすぐ向こう岸につく…。泳いで戻ろうにも川には化物がうようよといるんだ…。お前さんが船から降りて1分もかからないうちに食い殺されるのが落ちなんだ…。」
カロンの声が沈んでいる。
「謝って済む問題ではないんだが…諦めてくれ…」
目の前が真っ暗になった…。こんなにも意識がはっきりしているのに…なんで…
「こんなことって…なんでこんなことになったんだよ…」
こんな時って、涙も出ないんだな…まるで夢のようだ…。
「簡単に諦めれるものだとは俺も思ってはないんだが…こればっかりはどうしようもないからな…俺はただの船頭なんだ…それ以外の権限をもってない…。これから先は閻魔大王たちの仕事なんだ…。運が良けりゃ早く生まれ変われるかもしれんが…」
「生まれ変わってどうするってんだ?!俺の意識がないんだったら意味ないだろ?!俺はまだ恋人もできていない、キスもしていない、もっともっと生きて…生きていろんなことがしたいんだ!!生まれ変わってすればいい?生まれ変わったら俺じゃなくなるんだろ?そんなの意味がないじゃないか!!」
声を荒らげて叫ぶ。周りにはなにもないから反響もないので、すぐに無音になるが関係なかった。俺が生まれ変わってどうなるというんだ?まだまだしたいことがいっぱいあったのに…と、頭の中でグルグルと同じようなことが頭に浮かぶ…家族の顔、友達の顔、思い出の場所など、いろんなことがまるで走馬灯のように思い浮かんでくる。
「そんなこと…って…あるのかよ…」
いつのまにか涙が出ていた…声も震えている。
「すぐに納得しろって言ってはないんだ。じっくりと考えな。そういうのは、ここではよくあることなんだ。誰でも死んだ後はそういうふうになる…。まぁ、お前さんは特別だからな…俺も辛いんだがな…こんなこと千年に一度あるかないかってところだからな。」
カロンが何か言っているのが聞こえるが俺には何がなんだかわからない。何を言っているのかもわからない…。ただただ涙が頬を流れているのを感じながら、今までのことがずっと頭の中を回っている。
「ん?あれは…」
カロンが急に何かを見つけたようだ。
「華依、後ろを見てみろよ。おまえさんは運がいいのか、悪いんだかわからないな。」
とカロンが言う。悪いに決まってんだろうが、と頭で思いながら後ろを向くとそこには、黒い服を着たやつらがすごい勢いで通り過ぎてった。
「ありゃ~、死神のやつらだな、あんなに急いでどうしたんだ?あんな大勢で…大概2~3人で戻ってくるもんなんだがな…」
カロンが頭を捻っていると、後ろから黒い服を着た奴が…。
「ちょ…どいてくださ~~~~~~~~~~~~い!!!!!」
と叫びながら突っ込んできた。
誤字脱字ありましたらよろしくお願いします




