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Cool Sky  作者: 剣一
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【第四話〜不安、約束、決意〜】

こんばんは

第四話の【不安、約束、決意】を投稿します


今回は後書きもぜひ目を通してみて下さい


でわ本編スタートです



それから数日後空は何事もなかったかのように俺の迎えに来た。


「休んでいた間遅刻はしてないか?」


いつもと変わらない朝


「第一声がそれかよ…俺だって心配したんだぞ?」


いつもと変わらない会話


「ほぅ…ありがとな。燈也が心配してくれるとは驚きだな。しかし私も燈也が遅刻をしていなかったか心配だ。」


いつもと変わらない風景


「大丈夫、約束通り遅刻はしてない。まだ死にたくないからな。…で、病気は大丈夫か?」


動き出す歯車


「それはどういう意味か聞き出す必要があるな。とりあえず病気の事だが…検査で何か引っかかって来週から再検査のため入院をする事になった。まぁ大丈夫だろう。」


止まらない時


「にゅ、入院って大丈夫なのか?何かあったらいつでも言ってくれよ。」


響く言葉


「燈也は優しいな。」


気付かぬ現実


「毎日でも見舞いに行ってやるよ。」


約束


「ふっ…嬉しいがちゃんと勉強はしてくれよ。私のせいで成績が落ちたら、責任を感じてしまう。」


笑顔での約束


「成績は下げるかも分からんが、毎日は必ず行く。今決めた。」


固い約束


「ハァ……決めたならもう燈也は私が何を言っても聞かないから好きにしろ。」

そして空は再び入院した。

俺は言った通り毎日病院に行った。そして、面会時間終了ギリギリまでずっと側にいた。

空の病室にいる間、2人の間で話が尽きることはなかった。

「ちゃんと勉強はしてるのか?」

少しやつれた顔の空が聞いてくる。空は日に日に痩せていっていた。

「あぁ…ちゃんとやってる。病人は人の心配してないで、自分の体を心配しとけよ。」

俺はその言葉の通り今まで以上に勉強に取り組んでいた。

「そう言えば入院はいつまでかかるんだ?」

「私もまだ分からないんだ。お母さんに聞いてもまだ分からないらしいし。」

今、俺の目の前にいる空はいつもの何事もクールにこなしていく空ではなく、先の見えない入院生活に怯えているまだまだ少女である空だった。

「大丈夫だって。これからも俺が側にいてやるよ。」

「フム…君は恥かしげもなく、よくそう言う事を言えるな。だが今回はそれに甘えさせてもらおう。」

「今までだって側にいたんだから、もう当たり前の事みたいなもんだよ。」

「そこまで燈也が言うならしょうがない。仕方ない、私もこれから一緒にいてやろう。正直、燈也のご家族から燈也の教育としつけを頼まれてるからな。」

「ありがと…つか俺はガキ扱いかよ!!」

「私の前では燈也はずっとガキだぞ。」

「うるせぇ!」

「ほぅ…燈也は私にそんなに言えるまで成長したのか。」

空が冷え切った目で俺を睨んできた。

俺の背中を寒気が駆け巡った。

「あ、いや…その…そんなつもりじゃ…」

空が俺のうろたえる姿をじっと見つめてきた。

(やばい!やばい!やばいよ!俺!)

「フッ…フフフ…フフ…」

俺の姿を見ていた空は急に吹き出した。呆気に取られた俺は何も言えずにただ呆然としていた

「フフ…やはり燈也はまだまだ私がいないとだめだな…フフフ…」

空は手で口元を隠して笑いを堪えながら、そう呟いた。


俺は時計をチラッと確認して、ゆっくりと立ち上がった。

「さて…そろそろ帰らなきゃいけない時間だ。また明日来るな。」

「毎日来なくてもよい。むしろ来るなと何度言ったら…」

「空、じゃあな。」

空の説教みたいな言葉を遮りながら俺は病室を出た。


帰るためにエレベーターに乗ろうとすると、そこには空のお母さんがいた。

「おばさん、こんにちは〜」

「あら、燈也君じゃない。今日もありがとうね。今日は燈也君が来る前からちょっと主治医の先生とお話ししてたのよ。」

おばさんは微笑んではいたが、その微笑みはかなり無理をして作っているように見えた。


乗ったエレベーター内で俺は独り言のゆっくりと呟いた。

「そ、その…空の病気は…」

俺が尋ねた時少しおばさんの表情が変わった気がした。

「まぁ…大丈夫よ…それより燈也君が無理して病気にならないか私はそっちの方が心配よ。」

「お、俺は全然大丈夫ですよ。」

「フフ…頼もしいわね…」

こうゆう時の笑い方は空ととても似てると思う。

俺はそんな事を考えていたが、エレベーター内では徐々に気まずい雰囲気が充満していった。

1階についた事を機械の声が知らせると同時にエレベーターのドアが開いた。

「あっおばさん、俺、今日は自転車なんで…」

「分かったわ。ありがとね。本当に無理しないでね…」

「ありがとうございます、では失礼しま〜す。」

おばさんと分かれた俺は自転車置き場に向かい、まだ愛用しているMDのスイッチをつけ、自転車にまたがり、病院を後にした。


MDから俺の耳へと流れでる音楽がアップテンポな曲から一転、悲しいバラードに変わった。

俺は歌詞のように会えなくなる"2人"が頭に浮かんだ。

「…んな訳ねぇよな…」

嫌な考えを振り払うように俺は更にスピードを上げて、見慣れた街並みを走り抜けていった。


作者「今回は5回目の後書きという事で特別コーナーです。本編のイメージ崩壊の可能性もあるので、イメージ壊したくない方は読まない方がいいかと思います

 え?いつものつまらない後書きと同じ?すいません、じゃあ自分は引っ込んで後は任したいと思います。じゃあどーぞ!!」


('A`)「「どーも」」川 ゜-゜)

('A`)「えー本編で燈也をやらせてもらってるド、ドクオです」

川 ゜-゜)「今回はここまで読んで頂き誠にありがとうございます。私は空をやらせてもらっているクーです。」


川 ゜-゜)「早くドクオ言え…」(小声)

('A`;)「えっ!?俺!?えと…今回はプロローグも含め、ご、5回目の投稿って事で…えと…ほ、本編にでてるキャラでオ話シシタイト思イマス。」

川 ゜-゜)「後半棒読みになってしまった馬鹿はほうっておいてこれからは定期的にこの座談会をしていきます。

 本編ではまだ私達2人がメインなので、徐々に色々なキャラに私達と一緒にでてもらおうと思っています。」

川 ゜-゜)「今回は残りが少なくなってしまいこの辺りで終了という結果になってしまいました。後書きの文字数を全く頭にいれてなかった作者のせいです。

 もし次の座談会で何か話してほしい話題などがありましたら、お手数ですが作者にメッセージでも送って下さい。まとまらず終わってしまいすいません。

 ぜひ次話もお楽しみ下さい。」

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